【登録セキスペ】令和4年度秋期午後2問1の解説(情報処理安全確保支援士試験)
このNoteでは「セキスペ令和4年度春期午後2問1」の解説をします。
模範解答に至る道は勿論。粘り方・別解・部分点の範囲・今後の試験に備えた補強など、専門学校で授業しきれなかった部分も全て詰め込んでます。
この問題良かった、というか、過去問に出た手口なので簡単でした設問3(2)(3)。若干失点する問題もありますが、午前や他資格に昔から出てたので理不尽さも感じません。

逆に言えば「学び」は少ないかと。もし点数が悪ければ、テキストと午後1演習を今一度念入りにして下さいね。または問2にも挑戦してみてください。>令和4年度秋期午後2問2の解説Note(準備中*)
私はSCPMIIを97点で独学合格し、IT専門学校で授業しています。このNoteには、授業で教えていること以上の情報を詰め込みました。

一所懸命に作ったので、信頼して下さったら嬉しいです。
それでは始めましょう!
※午後2は午後1の解法スキルを前提としています。必ず午後1の演習を充分やってから、体力作りに午後2に取り組んでください。
※新SCは午後1本化された令和5年秋以降を指します。
>【SC:92, 86, 97点の学習ノート】ガチ勢の登録セキスペ合格勉強法
設問1(1) | 消去法でも充分
正答は、エ(ファイルレスマルウェア)。
>AP令和6年春午後問1の解説Note で、今後出る可能性が高いと紹介しましたが、種別を超えて出てきました。SC午後2で出てから、お下がりで出たようです。

暗号資産採掘マルウェアと「クリプトジャッキング」
「暗号資産採掘マルウェア」は、名前の通り暗号通貨のマイニングをします。
午前問題で出てきた「クリプトジャッキング」を実行するマルウェアなので「クリプトマイナー」とも呼ばれます。Iパスでも既にお馴染み。>【Iパス9問】攻撃手法Note
多数のマルウェアが Iパスからずっとお馴染み
他のマルウェアもIパス/FEでお馴染みなので大丈夫ですね。
アドウェア:「広告」が多数/詐欺や、スパイウェアである場合。
トロイの木馬:正常なソフトと見せかけて裏工作する。
ランサムウェア:「ファイルを勝手に暗号化」して使えなくし、解除するための金銭を「脅迫」する。


>73種攻撃Note(マルウェア節)
>【Iパス3問】基本マルウェア3種Note
>【Iパス7問】ランサムウェアNote
>【Iパス5問】スパイウェアNote
>【Iパス9問】ボット/マクロウィルスNote
>【Iパス9問】攻撃手法Note
設問1(2) | 別解も考える
模範解答は「C&CサーバのIPアドレス」。
模範解答の主旨。検体αは、表4「C&Cサーバに接続し、プログラムコードをダウンロード」「プログラムコードはディスクには展開されずメモリ内だけ」なので、シャットダウンするとプログラムコードが消失します。
再現するには、次回もC&Cサーバに接続して同じプログラムコードをダウンロードしてもらわねばなりません。
以上より模範解答。C&CサーバのIPアドレスが変更され、検体αに登録されたIPアドレスで接続できなくなったら、コードがダウンロードできず再現できない。
C&CサーバのIPアドレスを変える理由は、攻撃元を特定/追及するのを避けたいから。詐欺の電話番号や住所を転々とするようなものですね。
ただ過去問で、検体がC&CサーバのFQDNを複数記録している場合もあるので、土日挟んだぐらいならダウンロードできる気もします。>SC平成27春午後1問2設問2(2)の解説Note にて「マルウェア内にC&Cサーバの~五つの異なるFQDNが確認できた」。
問題文から発想しにくいかなと思うので別解も考えてみます。
私はIPアドレスに発想できず、メモリやプログラムコードに注目しました。
メモリ。過去問でも、ウィルスに感染したら電源を切らず、ネットワークから切り離し、上長か担当部署に報告するのが鉄則。
電源を切るとメモリ状態がリセットされちゃいますから。今回の「プログラムコードはディスクには展開されずメモリ内だけ」なファイルレスマルウェアなら尚更。
プログラムコード。C&Cサーバからダウンロードするので、攻撃者がプログラムを改造or別物にしたら、今までの被害とは違うのかなと。
私の解答は後者のコードで。「ダウンロードされるプログラムコード」17文字なので、「ダウンロードされるプログラム」14文字。改造なのか別物なのか、曖昧な解答ですが。
メモリでも書いてみたいですが、設問の「攻撃者によって何が変更されるか」と噛み合わないのでナシ。
なお、マシンをシャットダウンし翌週起動するので、メモリ状態が異なるので、調査は最初からやるのが良いでしょうね。
設問1(3) | 「実機」という言葉
模範解答は「仮想マシンではない実機環境を使う」
頑張って作文して正解しましょう。「実機」という言葉が書けると良いですね。ゲーム配信してると分かるかも。
一応丁寧に情報を集める経緯を。
下線③前「検体γは現在の解析環境ではこれ以上解析できない」ので、検体γの特徴を表4「自身が仮想マシン上で動作していることを検知すると~解析を回避するため」。
よって、現在の「解析環境(図1)」の表1「仮想マシンで構成されている」では無理だと。なお「Dシステム(図1)」も表1「仮想マシン(以下、OF機器)」なので、無理ですね。
やるなら、L社にPC実機を設けて無線LANルータから通信させるですかね。データセンタのFWに接続しても良いですが、L社DーPCから遠隔操作する設定など大変かも。
設問2abcd | 他サイトで語れてない理由
正答は
a:ア(OF機器→検疫PC)
b:ウ(OF機器をシャットダウン)
c:エ(OFルータを内部モード)
d:イ(検疫PC→ファイルサーバ)
メチャクチャ難しいですよ。正直分からなくて、他サイト様を何件か見たんですが、もっと深いです。少なくとも表3ルールに言及せんと正解できません。
まずざっくり。ア(OF機器→検疫PC)、イ(検疫PC→ファイルシェアサーバ)なので、アが先・イが後です。
問題はウ(OF機器シャットダウン)とエ(OFルータを内部モードへ)をどこに挟むか。
肝になる文章は6頁末の2つ。
❶「検疫PCは、表3~については、OF機器として扱う」
❷「検体PC以外のOF機器と、ファイルシェアサーバとは直接通信させない」
表3の内部/外部モードを見比べます。
表3-項番4:内部モードにした時、OF機器からファイルシェアサーバが許可に切り替わります。❷に反します。
❶より、検疫PCはOF機器と同じなので、OF機器→OF機器は表3ルールに縛られません。つまりOF機器→検疫PCのために内部モードにしなくてOK。
検疫PC(=OF機器)→ファイルシェアサーバのために内部モードに切り替える。ただし、❷に反するので、OF機器をシャットダウンして、通信できないようにする
よって、ウ(OF機器をシャットダウン)して、エ(内部モードに切り替え)して、イ:検疫PC(=OF機器)→ファイルサーバの転送をします。
以上より、
a:ア(OF機器→検疫PC):公開モードで通信可。
b:ウ(OF機器をシャットダウン):次の内部モードで通信させないために。
c:エ(OFルータを内部モード):次の通信のために。
d:イ(検疫PC→ファイルサーバ)
私は間違えました。図4-2で内部モード切替が先、図4-5でシャットダウンでしたから、深く考えずそのままの順番にしました。
図4を解釈するのも過去問演習です。
図4-2:内部モードへ切替:次の通信のために。
図4-4:OF機器→ファイルシェアサーバ
図4-5:OF機器シャットダウン
※公開モードに切替ても良いはず。ひょっとしたら表4のスナップショット機能で復元するためのシャットダウン?
点数に関係なくても、問題を読む込むスキル/深い理解に繋がりますから。
設問3(1)e
正答は、1(プローブ機能)。
空欄e前「ネットワーク内の機器の情報を得たい」時、表5-1「プローブ機能」でARP要求(このIPアドレスの方、MACアドレス答えて!)で情報収集するしか。
表5-2の偽ARP応答、表5-3のパケット中継は、ネットワーク構造や標的が分かってからの攻撃手段。
表5-2の偽ARP応答で、標的PCのARPテーブルに偽情報を載せさせる(ポイズニング)。表5-3で、DNSやPCになりすまし(スプーフィング)て、通信を中継しつつ内容を窃取や改ざん。
設問3(2)fghi | 過去問に出てた手口
ここから先は

SC午後解説(午後, 午後1&2)情報処理安全確保支援士
支援士午後(~R05秋)、セキスペ午前1+2の解説です。 【必ずリストを見てからご購入下さい】 設定間違いありましたらDM下さい。 解答…
学習方法・問題特集のNoteは全て無料提供を続けます▼ もしご覧になったNoteが有益だったり、私の志に共感されたりしましたら、サポート頂けますと励みになります▼ もちろんコメントでも結構です(・ω・▼)ノシ
