【登録セキスペ】令和元年度秋期午後2問2の解説(情報処理安全確保支援士試験)
このNoteでは「セキスペ令和元年度秋期午後2問2」の解説をします。
模範解答に至る道は勿論。粘り方・別解・部分点の範囲・今後の試験に備えた補強など、専門学校で授業しきれなかった部分も全て詰め込んでます。
午後2対策と午後1演習が充分なら、まず不合格にはならないです。どんなに低くても75点でしょう。85点以上を獲る問題でした。

一方で設問1のHTTPヘッダは大きいテーマ。今回はHTTPリクエストだけでしたが、レスポンス/ステータスコード/Cookieまで幅広く多く覚える必要があります。>【NW】SSL/TLSのNote
設問6「サイバーキルチェーン」も令和7年春に出題されるので、ここで仕留めておきたいですね。
私はSCPMIIを97点で独学合格し、IT専門学校で授業しています。このNoteには、授業で教えていること以上の情報を詰め込みました。

一所懸命に作ったので、信頼して下さったら嬉しいです。
それでは始めましょう!
※午後2は午後1の解法スキルを前提としています。必ず午後1の演習を充分やってから、体力作りに午後2に取り組んでください。
>SC午後1の解説Note(最新~平成24年)マガジン
>【SC:92, 86, 97点の学習ノート】ガチ勢の登録セキスペ合格勉強法
設問1(1) | curlコマンドとオプション
模範解答は「User-Agentヘッダフィールドの値がA社で利用しているWebブラウザを示す値であるケース」
コマンド知らないと正解確率は低いと思います。20%ぐらいかな。逆に言えば知らなくても20%は発想できるのは高めとも。でも初っ端に出す問題じゃないかなぁ。強烈。
User-Agentには、アクセス者のブラウザやOSの情報が載ります。慣例もあって身に覚えのない名前も入ってますが。Windows NT 10.0がwindows10と11を指し、Chrome/142がブラウザとバージョンを指してます。確認できるWebサイト(httpbin)
下線①「curl」はLinuxコマンド(プログラム)。user-agentにブラウザではなくcurlが入っているので、プログラムによるWebアクセスという意味。なおuser-angetは、curlコマンドのオプション(-Aで追加設定)で変更(偽装)できるようです。
よって下線①「User-Agent~が"curl"」だったから今回分かったけど、-Aオプションで利用者のブラウザを示す値にされていたら、設問文「マルウェアによる通信であると判定するのが難しいケース」になるということ。
模範解答は理解できました。「User-Agentヘッダフィールドの値がA社で利用しているWebブラウザを示す値であるケース」。
まぁ-Aオプションを知らなくても、"curlってコマンドだよな。ブラウザのバージョンなどに偽装したら普通の利用と区別つかないよね"と発想はできる…かも。やっぱキビシイかな。
今回から学びを派生させます。
セキスペでHTTPヘッダ(リクエスト, レスポンス),HTTPステータスコード, Cookieは必須です。午前問題でもCookieのSecure属性が出てますよね。>【NW】SSL/TLSのNote
新SCではまだ見てませんが、旧SCではLinuxコマンド/権限/ディレクトリ構造などの理解が必要になりました。特に令和から顕著。wget(ダウンロード)やtar(ファイルをまとめる)やcron(スケジュールでプログラム実行)が図に出てくるので理解できると解答し易くなります。
>SCR05春PMI問2解説Note
>SCR04秋PMI問2解説Note
>SCR04春PMI問2解説Note
>セキスペに出たLinux知識Note
設問1(2)a | 脆弱性への開発元の対応といったら
正答はエ(パッチ)
必ず正解してください。
【空欄a】前後の話。【空欄a】は、CAD-Vの脆弱性の対策であり、開発元から公開されているもの。
復習では全選択肢を調べて、覚える優先順位を決めます。。
共通脆弱性識別子:「CVE」。CWEとCVSSと一緒に。
CVE:脆弱性識別子。つまりID
CWE:脆弱性の種類。つまりカテゴリ
CVSS:脆弱性の深刻度
※4文字なので一番「深い」と覚えてます。
コモンクリテリア:「CC」。セキュリティの評価基準の国際規格ISO15408。wikipedia
ディジタル証明書:電子証明書。ディジタル署名を検証する公開鍵の正答性を証明する。認証局が発行。
>【SC】ルートCAのNote
>【NW】ディジタル署名/電子証明書のNoteファイル復号鍵:暗号化されたファイルを復号するための鍵でしょうね。特に覚えなくてもOK。
設問1(3)b | 調査なのか復旧なのか
正答は、ア(初期化)
迷ったかもですが、正解してください。
図3-9(3)でソフトインストール、(4)でバックアップからファイルを復旧してます。PC-Sを使う気満々ですね。よって(1)は、ア(初期化)。一度まっさらにします。
設問1(4)c | マルウェアの挙動
正答は「サイトU」
必ず正解してください。
図3-1~7までの経緯から、感染やマルウェアの挙動を把握します。
図3-2にサイトUへ繰り返し送信している旨❶。図3-4(1)でメールでURLクリックしてウィルス付CAD-Vファイルをダウンロード❷。
【空欄c】前の「ファイルTを配布していたサイト」は後者❷への対策。残りの前者への対策が【空欄c】、サイトUへの送信に対策❶。
設問2(1)d | 覚えなくて良くて、これしかない
正答はカ(ドキュメント)
正解してください。覚えなくて構いません。
【空欄d】前後から正常なファイルの旨。ドキュメント=文書なので。
なお、表1は「サイバーキルチェーン」。出題実績あり。
>AP令和05春問1設問1の解説Note
参考Web(NEC社)
設問2(1)e | 裏工作といえば
正答はキ(バックドア)
必ず正解してください。
【空欄e】後「長期にわたり侵入を継続できる」ように、「バックドア」(裏口)を設けたり、「rootkit」(プログラム群)を隠しおいたりします。
バックドアは「トロイの木馬」でも良く見ますね。>セキスペに出た攻撃73種のNote
設問2(1)f | 攻撃者のサーバといえば
正答はオ(攻撃者の指示)
必ず正解してください。
「攻撃者のサーバと通信して【空欄e】を受け取り、それに従って動作」。通信して受け取って/従って行動する、指示の類と推測。
設問2(2) | 定義の言葉と照合する
正答は
活動1:1
活動2:7
活動3:3
活動1「情報を得る」より、1(偵察)。まだ武器(マルウェア)など準備してないので、2より前。
活動2「サーバにアクセス」「秘密情報を盗む」より、7(目的の実行)。6(コマンドとコントロール)と迷ったかもですが、「秘密情報を盗む」は目的達成しているので6より後の7。
活動3「マルウェア~USBメモリを、~入口付近に置いて」より、3(配送)。まだ展開されれてないので、4(エクスプロイト:マルウェア実行)より前。
設問3gh | 盗聴は防げない
模範解答は
g:電波を傍受
※「傍受」が「受信」「盗聴」でも正解かと。
h:MACアドレス
【空欄gh】のある課題2。APは、予め登録したMACアドレスが送信元だったら接続を許可する旨。APは無線LANのアクセスポイント(AP)。無線は電波を受信すればだれでも傍受できるし、送信もできる。
よって攻撃者が無線LANを【空欄g=傍受】して、【空欄h=MACアドレス】を抽出し、自分の送信パケットに記載してAPに送り込めば接続が通るかも。
【空欄g】の「傍受」は「盗聴」でも正解かと。「受信」でも良いかな。
【空欄h】の「MACアドレス」は、10文字制限なので別解はなさそう。「接続許可されるMACアドレス」など修飾する余裕はないです。
補強 | 送信元の特定:18過去問
無線LAN-AP(アクセスポイント)では、接続を許す機器のMACアドレスの事前登録が、今も昔も問題に出てますね。
ここから先は

SC午後解説(午後, 午後1&2)情報処理安全確保支援士
支援士午後(~R05秋)、セキスペ午前1+2の解説です。 【必ずリストを見てからご購入下さい】 設定間違いありましたらDM下さい。 解答…
学習方法・問題特集のNoteは全て無料提供を続けます▼ もしご覧になったNoteが有益だったり、私の志に共感されたりしましたら、サポート頂けますと励みになります▼ もちろんコメントでも結構です(・ω・▼)ノシ
