【どこよりも詳しく】令和7年度公開問題科目Bの解説(情報セキュリティマネジメント試験, SG, 午後)
このNoteでは「情報セキュリティマネジメント試験(SG)」令和7年度科目Bを”解説し尽く”します。
※新SG科目Bで共通です。既読の方はスキップして下さい。
ご存じの通り、CBT後のSGは、年に1回だけ科目Aで21問。Bで3問しか過去問公開されません。
限られた公開問題を、単に解いて”正解した!””合格点超えた!”で終わっては勿体ないです。正答と不正答選択肢の理解でも、Iパスレベルで浅いです。
もっと、過去問をしゃぶり尽くしましょう。
選択肢をどう絞っていくか、他に学ぶべき点があるか、もし次ここが違って出てきたらどうだったか、などなど、噛めばしっかり味がでます。
このNoteでは、私のIT専門学校での授業内容を踏襲しつつ、授業時間の制限で伝えられなかった部分までガッツリ書きました。
新SGの過去問をちょろっと解いただけで受験して、合格すりゃ良いですが、しなかったらサイアクで。
圧倒的な実力で安全に合格したい方、過去問全部解いたのに不合格になって学びを深める手立てに困っている方にお薦めです。
目次だけでも見て判断頂ければ嬉しいです。
AP/SCレベルで書いてる箇所もあるので、深追いはせず適宜スキップしてください。無理せず周回するイメージで。
それでは始めましょう!
>全Noteへのリンク(SG節)
※新SG科目A/Bも、旧SG午前/午後も網羅!
問13 | 常識/センスを現実に沿わす
正答はク(重要度=2, 1)。
私には、【空欄a2】マイナンバー絡みが、直ちに影響ある/ないの判断が難しかったです。
なお「兄弟問題」がありました。>【SG】平成29年度秋午後問1の解説Note*
正答の解説a1 | 利用者が絡むか/自社だけか
表2空欄a1の左「ヘルプデスク利用者からの電子メール」なので、表1重要度2「自社だけでなく、顧客にも直ちに影響がある」に該当。
空欄a1=2。
正答の解説a2 | 税・保険・災害に即時性が必要か
表2空欄a2の左「人事・労務」は社員向けの業務。「マイナンバー」は社員さんのですね。
「マイナンバー法」にて、「特定個人情報」がマイナンバーが含まれた個人情報として定義されました。利用範囲が「税・社会保障・災害対策」に限定されます。>法律➐:マイナンバー法Note
少なくとも”お客さんは関係なさそう”なので、重要度=1or0。問題は「直ちに影響がある(重要度1)」or「直ちに影響ない(重要度0)」。
正解は「直ちに影響がある(重要度1)」。
私は"税って年末調整ぐらいだから、直ちに影響ないかなぁ=重要度0"と判断して間違えました。私のセンス/常識が現実と乖離してたので、次節で修正します。
自分の常識/センスを現実に合わせる
”現実がそうなってるなら、しゃーない”と思いつつ、今後の”自分のセンス/常識”に落とし込まねばですね。
マイナンバーの利用範囲は「税・社会保障・災害対策」で考えてみました。
私なりの解釈は以下。
”毎月の給与明細に社会保険料って書いてたから、毎月納付してそうだから、直ちに社員向け業務止まるんじゃね?”。
”確率低いけど。災害が起きた途端に直ちに困るんじゃね?”
たしかに学生時代に見た、国民年金の猶予も月毎に書かれてたし。
「直ちに影響が出る」に納得できるヒントが人生経験にありました。
法律問愛は事例が出ますね。事例は無限に作れるのでイチイチ暗記してたらキリないです。「法律の原則」と「適用のセンス」を身に着けて、どんな事例があっても”大体正解できる”状態になります。
>法律➊:公益通報者保護法Note(全25回)
>法律センス➊ 定義に忠実にNote(全09回)
※メン限で申し訳ないです🙏 私の学習方法に賛同頂ける方のみのご加入をお願い致します😌
補強 | マイナンバー→個人情報「9」種類
マイナンバーは>【Iパス】法律➐:マイナンバー法Note によって定義/保護され、会社は「税・社会保障・災害対策」だけに使えるのがポイント。例えばマイナンバーを社員IDにするとかダメ。
マイナンバー系の過去問。
>【SG】平成30年度春午後問1の解説Note
>【SG】平成29年度秋午後問1設問3(1)cの解説Note
マイナンバーは「個人情報」のうち「特定個人情報」に該当します。SGでは最大9種類の個人情報が出題されました。後節の問15の補強で特集しますね。
CBT問題の”水増し”と「学習アプローチ」の証明
CBTは”いつでも””何度でも受験できる”ので、膨大な問題が必要です。私は教員なので作問経験がありますが、「水増し」作問をしたことがあります。
今回の問題には「兄弟問題」がいます。可用性の評価値(=重要度)がバッチリ同じ。>【SG】平成29年度秋午後問1の解説Note*

平成29年で”マイナンバー絡みの可用性評価=1”と書かれて、今回の答えと一致しています。

無理ゲーですが。平成29年で”マイナンバー絡みって可用性評価=1なんだ”まで、くっそ深く学習してたら今回は正解できますね。
もう一つ実例を載せます。大きな「親問題」を作って、隠し方を変えた「兄弟問題」を作ってるのが分かりますよ。
2問が”隠し方が違う”「兄弟問題」に見えますね。

>【SG】令和5年度公開問題科目B問14の解説Note
>【SG】サンプル問題科目B(その1)問54の解説Note
大元の親問題もあったんです。
>【SG】平成30年度秋午後問2設問1(6)fの解説Note

私のSGnoteが、”解説し尽くす”本質が将にこれ!
少ない問題を無駄にしたくない
➡問題から”大きな本質(全景)”を垣間見る
➡初見問題(全景の一部)にも正解できる
ってアプローチ。

SG-CBT問題の水増し作問で、見えましたね。
私の全Noteに”補強”や”おまけ”を充実しているのも同じ。
例え”親問題””兄弟問題”がない作問であっても、過去問は「本質的な理解(全景)」からの”問い方””見せ方”。
復習で、”次同じ問題が出たら必ず正解できる/解き筋理解もしている”だけでなく、更に”次に周辺知識/技術の問題が出たら正解できる”まで高めるアプローチ。
資格試験って毎回「初見問題」ですよね。復習は、初見力の育成までせねば、合格する力も育ちませんよね。
さらに学習を深めたい方向けリンク
今回引用したNoteです(登場順)
兄弟問題
>【SG】平成29年度秋午後問1の解説Note*
>法律➐:マイナンバー法Note
>法律➊:公益通報者保護法Note(全25回)
>法律センス➊ 定義に忠実にNote(全09回)
>【SG】平成30年度春午後問1の解説Note
>【SG】平成29年度秋午後問1設問3(1)cの解説Note
親子問題(バックアップ)
>【SG】令和5年度公開問題科目B問14の解説Note
>【SG】サンプル問題科目B(その1)問54の解説Note
>【SG】平成30年度秋午後問2設問1(6)fの解説Note
問14 | 各工程での情報漏えいを考えた
正答はウ(一, 四, 三)。
正解するのは簡単でしたね。
後節では、図1-1~1-6の各段階での、情報漏えいリスクと対策を考察しました。
”簡単だった”で終わらずに、深い復習に昇華させましょう。貴重な公開問題です。無駄にはしません。
【空欄a1】 | ニュアンスが似てる
【空欄a1】前は、メールアドレスの指定を間違えた時の話。
メールアドレスは図1-2、ファイルのアクセス権の付与先の指定。
指定メアドを間違えたら、渡したい人がダウンロードできない。(万が一間違いメアドの人が、偶然専用URLにアクセスしたらダウンロードできる。まぁほぼ絶対ないでしょうが)
この時点で、【空欄a1】=(一)アクセス権~絡みと分かります。
さらに「すぐに【空欄a1】を行うことができる」と、図1-2「アクセス権の付与や取消しはいつでも行える」にて、”すぐに”と”いつでも”が対応してるのも気づき易い要因でしたね。
【空欄a2, a3】 | 当たりを付けて成立させる
【空欄a2】はファイルへの操作で、ログで確認できる操作。
選択肢を見ると、操作絡みはアップロード/ダウンロードぐらい。
図1-5&6より、「ログ」には「ダウンロード」したら記録される。
【空欄a2=ダウンロード】されてないなら、
【空欄a3=URLにまだアクセスしてない】と分かる。
もし分からなくても、選択肢からてきとーに選んで、図1と矛盾ない自然な文章が成立すれば良し、ぐらいの解き方でOKです。多少見当違いでも、いつか正解に辿り着くでしょう。
気になった点❶ | ファイル/通信の暗号化
問題文を読んでいて怪しいと感じたら▶印。>長文問題を読む6つのテクニックNote(3-3)
図1-1「Cサービス上では暗号化されて保存」。
”上では”が気になります。
アップロードする”前”は、ファイルは暗号化されてなさそう(とはいえ、アップロード前にファイルを暗号化すると、二回復号が必要なので面倒ですが)。
というか、通信の暗号化が気になります。
のちに図1注記「HTTPS」で、暗号化通信だとできたのでOK。暗号化プロトコルまで知っておきましょう。
>【FE】NW1:プロトコル7+3個のNote
気になった点❷ | もしミスったら
図1-2「メールアドレスを指定して~アクセス権を付与」。
”アドレスの入力間違いがあるかなぁ”と思いました。アドレス帳みたいな取引先リストから選ぶ形式だったらマシですが。
のちの10頁末「誤ったメールアドレスを指定して~」と、検討されるのでOK。
アクセス権って大事なので気にします。銀行振込でも、口座番号をミスってないか心配になりますよね。お金は大事ですから。
気になった点❸ | メールの暗号化/盗聴
図1-3「ダウンロード用URL~メールで通知される」の、”メールは平文なのかなぁ”と(通常は平文=暗号されてないですね)。
でも盗聴でURLを知られても、登頂者にアクセス権は付与されてないのでダウンロードできないですね。
気にはしたけど、問題にはなりそうにないなぁと。
図1注記「HTTPS」は、CサービスがのWebメールサービスを提供するなら、メール閲覧通信が暗号化されます。でも、記述はないので、普通にA社にメール通信(SMTP)してるでしょうね。
メールの暗号化はちょっと難しいです。
お互いのメールサーバで一緒に対応せねばならないし、サーバからPCまでの通信は別途対応が必要だったりもしたり。
「S/MIME」ぐらいは知ってましょう。Iパスレベルなので。
>【Iパス】メール❶:メールプロトコルNote(S/MIME)
>【FE】NW1:プロトコル7+3個のNote
「SMTPS」「IMAPS」「POP3S」など、”知ってるプロトコルの前後にSやsecが付いたら暗号化かな?”と思うと良き。※暗号化が絡まないのは「DNSsec」ぐらい。
「PGP」や「S/MIME」の具体的な仕組み、はAP/SCレベル。余裕があったら
>【SC】メール送信Note
>【SC】メール受信Note
気になった点❹ | ファイル暗号化の目的
図1-4「ファイルがダウンロードされる」、暗号化通信なのか気になります。
折角アクセス権を設定したのに、ダウンロード通信を盗聴されてファイルが窃取されたら無意味なので。
図1-1「アップロードされたファイルは、Cサービス上で暗号化されて保存」されますが、図1-4「復号されたファイルがダウンロードされる」ので、ダウンロードの通信が窃取されたら漏えいします。
ファイル暗号化はCサービスでの攻撃/内部不正の対策でした。
でも、図1-1と同じく、図1注記「HTTPS」で、暗号化通信だと確認できたのでOK。
気になった点❺ | 利用者IDの必要性
図1-5「利用者ID」が、いきなり出てきて少し驚きました。
図1-2で「メールアドレスを指定~アクセス権を付与」してたので、メールアドレス=利用者IDになってると思い込んでました。
多分ですが、アップロードには利用者登録が必要(=利用者ID)だけど、ダウンロードは登録不要(=ID不要)で、メアドでアクセス権が確認できれば実施されるってことかな。
さらに学習を深めたい方向けリンク
今回引用したNoteです(登場順)
>長文問題を読む6つのテクニックNote(3-3)
>【Iパス】メール❶:メールプロトコルNote(S/MIME)
>【FE】NW1:プロトコル7+3個のNote
>【SC】メール送信Note
>【SC】メール受信Note
問15 | 特定/逆算できないように
正答はキ(一, 加工なし, 三と四)。
体重の加工は迷いました。(三)単独か、三と四なのか。
私は、(四)が欲しくて、選択肢的に正解できましたが。もし選択肢に体重=四単独があったら不正解になったかもです。
電子メールアドレス | 名前と所属が分かるかも
電子メールは個人を特定できるので、”加工なし”はNG。選択肢を見て(一=項目削除)ですね。
会社が学校で使うメールアドレスは、@前が大抵名前ですし、@後(ドメイン)で会社/学校が分かります。
例えば「yamada@a-sha.co.jp」なら、A社のヤマダさんだろうって特定できます。
>【Iパス】法律⓯A:個人情報保護法(定義/取扱)Note
>【Iパス】法律⓯B:個人情報保護法(事業者)Note
勤務先の業種 | 特定できないでしょう
業種は表1を見ると、”金融業””小売業”ぐらいなので、個人は特定されませんね。
表1前の「マーケティング」の分析に有効ですし、このままで良いでしょう。
選択肢を見ると、”加工なし”or”(一=項目削除)”しかないので、(一=項目削除)する必要が全くないので、”加工なし”。
体重 | 他情報と組み合わせたら?
体重が個人を特定できるかは、微妙ですね。私63kgですけど、本名分かります? 今は太って65kgかもですが💦 体重は変化もしますから、特定は無理じゃないかなぁ。
でも”名前と体重””、所属組織と性別と体重”のように他情報と組み合わせると…むむむ。ってことで、”体重は個人情報”と判断されてる現実なようです。
私は”加工なし”でも良いかなぁ、と思っちゃいました。
体重はデリケートな値ではありますが、「要配慮個人情報」と言われたら微妙かなぁ。差別に繋がりはしますが…。
体重は1~3kg変化するし、他と組み合わせるって発想もなかった。
でも選択肢のお陰で正解はできました。
また、測量経験やデータ分析経験から”1~3kg変化するから0.1kgや1kgに意味はないよなぁ”と。"5kgごとぐらいに丸めた方が分析し易いかな"と。
正答の解説 | 知らなくても正解する場合あり
私が解いた時は、{メアド=(一)項目削除、業種=加工なし}と決まってたので、カorキに絞れてました。
カ(三)orキ(三, 四)を見て、(四)は欲しいと思いました。
(三)だけで「~以下」「~以上」と細かい体重ってのは微妙かなぁと。30kg以下、40.1kg, 40.6kg,・・・ 80kg以上って使いにくいですよね。
(四)で40.1kg→40kgとした方が使いやすいです。私だったら0.25kg刻みとか0.5kg刻みかなぁ。それぐらいは変動するので、荒くまとめても良いかなと。
補強 | 個人情報
「個人情報」とは、個人を特定できる情報。複数の情報の組合せでも、公開/非公開でも、個人を特定できれば個人情報です。
メールアドレス、顔が判別できる写真/映像も個人情報。
しかも名刺/Webで公開されてても、保護されます。保護=秘密、ではなく、保護=勝手に/雑に扱えない、と考えると良いかも。
>【Iパス】法律⓯A:個人情報保護法(定義/取扱)Note
>【Iパス】法律⓯B:個人情報保護法(事業者)Note
SGでは、色んな個人情報が出題されました。

「個人情報」「要配慮個人情報」「匿名加工情報」を基本に、「特定個人情報(マイナンバー絡み)」「機微情報」までは必要です。★定義>【SG】平成30年度春午後問1の解説Note
法改正>【SG】平成30年度春午後問3設問1(1)の解説Note
”改正”はあまり覚えなくても良いかなと。約3年毎に改正されるので覚えるの大変ですよ。
今回は「匿名加工情報」にする処理手順の判断でした。なお「匿名加工情報」を逆算して、個人を特定する行為は法律で禁止されてます。
さらに学習を深めたい方向けリンク
今回引用したNoteです(登場順)
>【Iパス】法律⓯A:個人情報保護法(定義/取扱)Note
>【Iパス】法律⓯B:個人情報保護法(事業者)Note
★定義>【SG】平成30年度春午後問1の解説Note
法改正>【SG】平成30年度春午後問3設問1(1)の解説Note
まとめ
お疲れでした!
※新SG科目Bで共通です。既読の方はスキップして下さい。
SG科目Bの公開問題は、年1回・3問だけです。
しかも、問題の作り方が、重厚な長文問題の一部を切り取るようなケースが多かったですね。肉料理のケバブのような。
よって、扱われたシステム/比較表には、実はまだまだ奥行/広がりがあります。そんなとこまで思いを馳せてみました。
少ない問題を無駄に消費しないよう、しっかり準備してから解きたいですね。解いた後も、”良かった/悪かった”程度では済まない、深い復習に掘り下げたいです。
こういう学習って初見受験じゃ難しいんですよね。
私みたく過去問を全部解いて、教えた経験が活きる場面かなぁと思っています。
今後もSG科目Bの解説を作っていきますので、気が向いたら覗きに来て頂ければ嬉しいです。でわでわ。
いいなと思ったら応援しよう!
学習方法・問題特集のNoteは全て無料提供を続けます▼
もしご覧になったNoteが有益だったり、私の志に共感されたりしましたら、サポート頂けますと励みになります▼
もちろんコメントでも結構です(・ω・▼)ノシ