梶原杢太郎 VS 大江千里 2 「最近、どうしてる?」
梶原:ドイツは保守勢力が強くなっててもう止められないんじゃ? って雰囲気だけど政府や憲法擁護庁が法的な監視や対応を強化している感じになってるよ。フランスも特定の極右勢力の活動や言動に問題があれば、法的措置や監視が行われるってかんじ。そっち(NY) はどうだい?

大江:アメリカは特にニューヨーク市では、依然として民主党が圧倒的な勢力を誇ってるけど(ものすごくヒステリックだよ)、最近は、保守化兆候が一部で進んでる向きもあるよ。表面にはあまり出てないけどね。これは「保守化」と一語で括るより、有権者の間に経済問題や治安に対する不満が高まってるんだね。つまり、共和党が支持を拡大する日々の暮らしは対立を生んでどんどん危険になってる。最近、街中で白人や黒人にわざと対面されて「Excuse You!」って言われる回数が増えたよ。僕は"負けるが勝ち"でこの手の類は相手にしないけどね。
いやあ、なんだかんだ言っても一番過ごしやすい季節になったね。NYの秋って本当に快適、なんだか避暑地にいる気分になれる。
実はね、ここ数年夏のAC(エアコンのこと。NYは常備ではなく夏の間だけ窓に取り付ける。)をやめてるのね。ぴがいなくなってから暑さを我慢するのは僕だけだからつけなくてもいいかなって。電気代も節約になるしエリック(Handymanのリーダー)にも頼まなくていいし、何より体にもいいしね。

梶原:バードランドはどうだった? Social Media(日本でいうSNS)では成功のように見受けられるのだけれど。
大江:毎回肝を冷やす。なんたってアメリカのエンタメの中心の歴史のある厳しい店だからねー。ほんと厳しいよね、結果だけが全ての世界。でもなんとかやれたんだと思う。Kayさんや周りのメンバーのおかげで。今はまだその成功の余韻が続いている感じなんだよね。手の調子も悪くないしね。

梶原:昔、君とコラボをして歌詞を書いた身だけに、現場の状況、裏話、いっぱい君の言葉でここで素直に聞きたい気分だけど、言えることある?
大江:笑。ないね。言葉はもう言葉でしかない。それ以上のものを戦った気がする。なんちゃって。
梶原:また、そういう言い方する。笑。
大江:で、正直、それ以上のものを得たしね。言える? って軽く聞かれるとそんな言葉じゃ言えない大変な2日間だったので、でも具体的に聞いて。
梶原:オーナーはどう?
大江:彼は僕を紹介するときにいまだにうまく発音できないみたい。今回も4回とも「お店が自信を持ってお送りする大江線路トリオ! 」みたいな感じだったような。笑。でも思い出した。それを受けてのお客さんの拍手や歓声が温かでそのサウンドがまだ耳の裏に残ってる。こっちは緊張しながら出ていくでしょ、ただその温かさに守られているなと感じたもの。
梶原:ああ、そばで実感したかったな、それ。
ここから先は
¥ 150
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?
