はじめてのアートワーク
音楽サロンを始めるには、資金や場所、楽器など、事前に準備しなければならないことがたくさんあります。
音楽のバックグラウンドがない私にとって、それは少し高いハードルにも感じていました。だからこそ、思いました。
まずは、今できることから始めてみよう。
そうして今回、区民館を借りて、小さなアートワークを開催してみることにしました。
まずは利用登録から。
区民館を予約できるようにするには、本登録のために現地へ行き、いくつかの説明を受けたり、質問に答えたりする必要がありました。
なんとなく「すぐ借りられるもの」と思っていた私は少し戸惑いましたが、無事に登録完了。こうして、一歩前に進めた気がしました。
次は材料集め。
母と友人と一緒に画材屋さんへ行き、筆やスケッチブックなどを購入しました。
その帰りには、公園で「青空ワーク」。3人で外の空気を感じながら絵を描く時間は、それだけでなんだか豊かな気分でした。
区民館は4月の最終週に一部屋予約。
興味を持ってくれた友人たちにも声をかけてみたのですが、4月は皆さん予定が合わず、今回は家族3人でのお試し開催となりました。
それもまた、いいスタートだった気がします。
週末の区民館は人気で、予約できたのは夜の時間帯。
軽食を持ち寄って集まりましたが、制作より先に腹ごしらえが始まる家族です。
しっかり食べて、笑って、それからようやく制作開始。
母はいつものように静かにデッサンから。
妹は、アートバーやアートワインのイベントによく参加していることもあり、最初から大胆で自由な作品づくり。
私はというと、少しゆっくりスタートしました。
今回はチューリップを描いてみたくて、母に描き方を聞きながら、まずは鉛筆で形を整え、そこから色鉛筆で少しずつ色を重ねていきました。
描いているうちに、ふと思いました。
葉っぱは緑。花は赤やピンク。
そんなふうに、知らないうちに「こうあるもの」と決めていたのかもしれません。
そこで以前アートワークをしたときのことや先日見てきたエリック・カール展のことを思い出し、葉っぱに赤やオレンジ、黄色も混ぜてみました。
すると、何だか楽しくなりました。

正しさから少し離れてみるだけで、世界が広がった気がしました。
発想は自由でいいんだと思えました。
3人で話しながら、それぞれ少しずつ作品を完成させていきました。
妹と私は2作品ずつ。母は、私が疑問に思ったことをその場で実践しながら教えてくれました。
気づけば、あっという間の時間でした。
家族でワイワイ過ごしながら、何かを一緒につくる。そんな時間も、とてもいいものだなと思いました。
今回は水彩絵の具を使って絵を描きましたが、これからつくりたいのは、ただ絵を描く場所ではありません。
上手に描くことにとらわれず、その人が表現したいものを、自由に表現できる時間と空間。
そんな場に育てていけたらと思っています。
次回は5月に開催予定です。
もう少し形になってきたら、身近な人だけでなく、たくさんの方にも気軽に参加していただける場所にしていきたいと思っています。
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