4月から担任を持つ先生へ!ー38年の教師生活でたどり着いた「教室の相棒」神7|学級経営#10
※本記事にはAmazonアソシエイトリンクを含みます。
そろそろ、4月からの新生活に向けて準備を始めている先生も多いはずです。でも、4月、最初にそろえるべきものは「教材」だけではありません。
初めて担任を持つ先生はもちろん、異動が決まった先生、久しぶりに現場へ戻る先生も、「何を準備すればいいのだろう」と不安でいっぱいではないでしょうか。
実際、私も38年間の教員生活の中で、何度も4月を迎えましたが・・・何年たっても、この時期は期待と不安が入り混じるものでした。
そこで、今回の記事では、私の教員生活の中で、
「これは学級経営や授業で本当に役に立った」
と感じたアイテム7つを紹介しようと思います。
ハデな最新教材もいいと思います。
でも結局、毎日の教室を支えてくれたのは、地味でタフなこれらの道具たちでした。
どれもこれも、数百円〜数千円で買えるものばかり。
教科担任として、学級担任として、副担任として・・・
あなたが準備する道具の一つに加えてみてはいかがでしょうか。
<三四郎の「教室の相棒」神7>
チョークホルダー(手汚れ・服汚れ防を防ぐ一番の投資)
ピンポンブザー&呼び鈴ベル(「静かに!」を減らす魔法の音)
キャラスタンプ(「見たよ!」を瞬時に可視化)
ごほうびシール(中学生のやる気も引き出す)
指示棒〈伸縮タイプ〉(電子黒板時代の必須アイテム)
ナースポーチ(忘れ物をゼロにする機動力の源)
手作り指名箱(公平性がクラスの空気を変える)
1.チョークホルダー
〜手汚れ・服汚れ防を防ぐ一番の投資〜
黒板仕事が多い教師の悩みといえば、これ。
指についたチョークの粉で服が汚れる
冬場は乾燥と粉で手荒れがひどい
毎日のお手拭き持参はもったいない
そこで使っていたのが、チョークホルダーです。
金属製などいろいろな種類を試しましたが、最後に使っていたのは、このタイプでした。
ばねが強く、チョークが引っ込みにくい
短くなったチョークも最後まで使い切れる
磁石付きで黒板に貼っておける
私は2セット購入し、1つは持ち歩き用、もう1つは教室常備用にしました。汚れや手荒れがなくなるだけで、毎日の授業のストレスが激減します。
▶ 私が愛用したチョークホルダーはこちら
100均のものも試しましたが、耐久性とバネの強さで結局これに戻って
きました。私の指と服を守り続けてくれた相棒です。
2.ピンポンブザー&呼び鈴ベル
〜「静かに!」を減らす魔法の音〜
私は喉があまり強くありません。午後になると声が枯れることもシバシバありました。生徒が元気いっぱいな教室で「静かに!」を繰り返すのは、先生も子どもも疲れてしまいますよね。
そこで導入したのが、クイズ番組のようなブザーと呼び鈴ベルです。
ピンポンブザーは、電池式。
〇を向けてボタンを押せば「ピンポン♪」
✖を向けてボタンを押せば「ブー!」
呼び鈴ベルは、手動式。
上からたたけば、「チーン🎵」
どちらも、音ひとつで、教室の空気がガラッと切り替えます。言葉で注意するより角が立たず、子どもたちも「おっ?」とハッとしてこちらを見るようになるのです。
もちろん、これらの道具の良さは「楽しさ」にもあります。
授業の復習クイズや、短学活でのレクリエーション。
グループワークやスピーチの時間終了合図。
これがあるだけで、教室がパッと明るく盛り上がります。
ただし、一つだけコツがあります。
それは「使いすぎないこと」。頻繁に鳴らすと子どもたちも慣れて飽きてしまいます。だからこそ、私は「ここぞ!」という場面でだけ使うようにしていました。
先生の喉を守り、教室に笑顔を運んでくれる、頼もしい相棒です。
▶ 教室の空気を変えるピンポンブザーと呼び鈴ベル
「静かに!」と叫ぶ代わりに、この音を鳴らしてみてください。先生の喉
の負担が減り、子どもたちの表情が柔らかくなるはずです。私はダイソー
で買ったものを使っていました。ピンポンブザーは300~500円、呼び鈴
ベルは200円程度とお手頃ですよ。

3.キャラスタンプ
〜「見たよ!」を瞬時に可視化〜
ノート、ワーク、テスト計画表・・・
学校では毎日のように様々な提出物が集められます。
そうなると、課題チェックはスピードが命。
以前、生徒にこう言われたことがありました。
「先生、ノートにABCはつけないでよ。ずっと残るし、家で怒られるから」
それ以来、素早くかつ子どもたちが楽しめる評価方法として、
スタンプを活用し始めました。
「先生が見てくれた!」という安心感が、次のやる気につながります。
もちろん、シャチハタのものの方が、より簡単なのですが、
私は、赤インクのかすれた感じが出るスタンプ台を使うタイプ
を愛用していました。あの独特の風合いが、手作業の温かみを感じさせてくれるからです。
※ 三四郎流スタンプ活用術
①ノートなどに評価をつける時
S:「すばらしい」
A:「とってもよく できたニャン」
B:「すごーい がんばったね」 など
②テスト前の学習記録表などの担任欄に確認印を押す時
「見たでござる」 など

▶ 私のお気に入りスタンプシリーズはこちら
事務作業を楽しく、効率的にしたい先生へ。インクの濃淡が出るスタンプ
は、どこかホッとする表情になります。今の時代なら、世代を問わず喜ば
れるポケモンなどがおすすめです。
4.ごほうびシール
〜中学生のやる気も引き出す〜
「中学生にシール?」
最初は私も半信半疑でしたが、結果は……めちゃくちゃ欲しがります。
きっと小学生なら、なおさらでしょう。
毎時間の小テストで満点を取った時
学習計画表の累計勉強時間が目標を超えた時
果物、動物、キャラクターなど種類を揃えると、集める楽しみも生まれます。「努力が見える」ことは、どの年代の子どもにとっても嬉しいものです。(他のメーカーで有名なキャラのシールもあるのですが、枚数が少なく割高なので、私はオキナさんの「たべもの」「のりもの」「アニマル」「恐竜」などを使っていました。このメーカーは種類が豊富です。)

▶ 種類豊富でコスパ抜群の、ごほうびシールはこちら
数百円で子どもたちがこれほどやる気を出してくれるなら、最高の投資で
した。私はいつも数種類をまとめ買いしてストックしています。
5.指示棒(伸縮タイプ)
〜電子黒板時代の必須アイテム〜
「ここを見て」と手で指すのと、指示棒で示すのでは、教室の空気がガラリと変わります。
特に最近は、どの教室にも電子黒板やスクリーンが導入されています。便利な反面、先生が近くに寄って手で指し示そうとすると、先生の体で画面が隠れてしまい、端の席の子から「見えない!」と言われることも……。
もちろん、レーザーポインターを試したこともありました。でも、生徒からは「先生、赤いライトが小さくてどこを指してるか見えにくいよ」と言われてしまったんです。何より、万が一にも生徒の目に当たってしまったら……という健康上の不安もあり、結局このアナログな指示棒に戻ってきました。
指示棒を使うメリットは、実はたくさんあります。
先生の背筋が自然と伸び、立ち姿が整う
「ここだよ」という視点が、物理的に一点に集まる
電子黒板の端まで、体を動かさずにスッと届く
授業中、常に手に持っている必要はありません。コンパクトに縮めてポケットに入れられるタイプがおすすめです。
▶ 持ち運びに便利な伸縮式指示棒はこんな感じ
私は、伸ばすと88cmのものを使っていました。軽量設計で、机に置く
手間なくスマートに携帯できます。先端の「指パーツ」は、子どもたちが
触りたがって紛失しやすいので、そこだけは注意してくださいね!
6.ナースポーチ
〜忘れ物をゼロにする機動力の源〜
教師は、教室、職員室、特別教室と飛び回る仕事です。
ペン、印鑑、メモ帳、チョークホルダー、シール、指示棒、ブザー&ベル、絆創膏……。
「あ、職員室に忘れた!」と戻る時間はもったいない。
ナースポーチを腰に巻いてからは、机に戻る時間が激減しました。
機動力=心の余裕です。
「先生、絆創膏ありますか?」と言われた時でも、その場でサッと出せる。このスピード感が、子どもとの信頼関係にもつながります。
▶私が使ったナースポーチはこちら
仕切りが豊富で、細々とした文房具や小道具を整理整頓するのに便利で
す。同僚の先生がこれを身につけて授業に行く姿を見て、カッコイイと思
ったことが購入のきっかけでした。
7.手作り指名箱
〜公平性が教室の空気を変える〜
これは、Amazonやダイソーの商品ではなく、クラスの係生徒に作ってもらったアイテムです。もちろん、既製品の抽選機もありますが、あえて係生徒に作成してもらうことで、クラスの自治が始まるのです。
「はい、じゃあ今日は〇〇日だから…出席番号〇〇番の人答えて。」
「では、次の問題は日直さん答えてくれる?」
「えー、またですか?もう今日あてられるの何回目だよ(笑)」
なんて経験は、自分の学生時代や教師経験の中でありませんか。
このように、授業中、どうしても特定の子ばかり指名してしまったり、逆に誰を指名したか分からなくなったりすることは、教師のあるあるです。
そんな時、出席番号を書いたカードを入れた「手作り指名箱」が最強の解決策になるのです。
「先生のひいき」という不満が出ない
「いつ当たるか分からない」という適度な緊張感
「もう一回さっきの人」や「先生が答えてください」といった面白カードを混ぜる遊び心
ちなみに、私はこれをクラスの庶務係(係活動)の子に管理させていました。
厳格に管理する生徒が係の時は、中のカードの枚数を毎週チェック。そして、当たりたくないからと自分のカードを抜いたり、ひとのカードを増やしたりしたら、罰としてその人のカードを5枚入れると決めていました(笑)
▶私が使った手作り指名箱はこんな感じ
箱は、学校によくある印刷機のインクが入っていたものを再利用。係の生
徒の中には、きれいに箱を装飾する子もいました。中に入れる指名カード
は工作用紙を5㎝四方に切り、出席番号を書いたものです。簡単に作れる
し、楽しいですよ。

「誰が選ばれるかな?」と箱を振る瞬間のワクワク感。
アナログですが、教室の空気を公平で前向きなものに変えてくれます。
最後に
道具は魔法ではありません。
これらを持ったからといって、すぐに学級経営が完璧になるわけではありません。
でも、手や服の汚れ、喉の荒れ、探し物の時間……。
そんな小さなストレスを一つひとつ削り取っていくことはできます。
その削り取って生まれた「余裕」こそが、子どもの話をじっくり聞く力になり、トラブルを未然に防ぐ観察眼にもなるのです。
日々の学校生活の中で、これらの道具はいつも私の味方でした。
この記事が、4月に教室に立つ先生方の不安を、少しでも軽くできたら嬉しいです。応援しています。
皆さんの4月が、素敵なスタートになりますように!
※なお、4月の学級づくりについては、現在、
【担任必携】4月の学級経営15実践|これだけで回る「学級開き完全セット」Word資料付き
として、まとめています。こちらは3月25日(水)に公開予定です。

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