家を買う前に見た「3つの数字」だけで、住宅ローンの上限が見えた話
それは、物件情報を見ることじゃありませんでした。家計を見直して「今の家賃に、あといくら上乗せできるか」を計算すること。地味だけど、これが全部の土台になりました。
■物件を見る前に、電卓を叩いた
家を買いたい、と思うと、つい先にポータルサイトを開いて素敵な物件を眺めたくなりますよね。私もその気持ち、すごくわかります。
でも、それをやると危険だと思ったんです。理想の物件を先に見てしまうと、予算感がその物件基準になってしまう。だから私は真逆から始めました。「今、私は住居関連にいくら使っているか」を先に洗い出したんです。
当時の私の住居コストは、こうでした。
・家賃:勤め先の家賃補助が出ていたので、実質負担は約3万5千円
・ストレージ代:荷物を預けていたので、約1万円
合計で、月4万5千円ほど。この数字を見たとき、正直「思ったより少ない」と感じました。会社員でいる間は家賃補助という後ろ盾があったから、住居費の負担感が薄かったんですよね。
■「プラスいくら払えるか」から逆算する
ここからが本題です。家を買うと、当然この家賃補助はなくなります。ストレージも解約できる。つまり住宅ローンとして払える金額の土台は「今の4万5千円」ではなく、「補助がなくなった後、無理なく出せる金額」で考える必要がありました。
そしてもうひとつ、絶対に崩したくない条件がありました。それが積立NISAです。
当時すでに、積立NISAは毎月満額の33,300円で運用をスタートしていました。これは家を買うとしても続けるつもりでいました。資産形成を止めてまで住宅ローンを組むのは、私の中では本末転倒だったからです。
つまり私が本当に計算したかったのは、「家賃補助分の3万5千円+ストレージ代1万円+これから上乗せできる金額」から、「積立NISAの33,300円は絶対に確保する」という2つの条件を同時に満たす、住宅ローンの上限額でした。
単純な年収倍率の話ではなく、自分の生活の実感値から逆算する。この順番が、後々ものすごく大事だったと今振り返って思います。
■自己流の家計管理には、限界があった
とはいえ、ここで正直に告白すると、ここから先は完全に手詰まりでした。
家賃補助がなくなった後の生活費、団信や固定資産税といった見えにくいコスト、NISAと住宅ローンのバランス。エクセルで自分なりに試算はしてみたものの、「これで本当に合っているのか」という不安がずっと拭えなかったんです。
一人だと、自分の家計を客観視するのは本当に難しい。数字は出せても、その数字が「妥当かどうか」を判断する物差しを持っていなかったんですよね。
そこで思い切って、FPさんに相談することにしました。
■相談するだけで、謝礼までもらえた話
FP相談って、なんとなく「保険を売り込まれそう」という警戒心、ありませんか。私も最初はそうでした。
でも調べてみると、ハピタスというポイントサイト経由で無料の保険相談・家計相談を申し込むと、相談するだけで1万円前後のポイントがもらえる案件があったんです。
しかも保険に入る必要は一切なし。家計やNISAの相談だけでもOK。
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FPさんによって得意分野も相性も全然違って、住宅ローンに強い人、資産運用寄りの人、保険の見直しが得意な人と、話す内容も雰囲気もそれぞれです。
何人か話を聞く中で、今も継続してお願いしている担当のFPさんに出会えました。
保険の勧誘をしつこくされたら嫌だな、と身構えていたのですが、実際はこちらの意向をきちんと聞いた上で、無理に商品を勧めてくることはありませんでした。
相談したこと自体にポイントがつく仕組みなので、FPさん側も「まず信頼してもらう」ことを優先している印象を受けました。相談で得た知見はもちろん、ポイントもきちんともらえて、結果的にプラスしかなかったというのが正直な感想です。
家を買うかどうか迷っている段階でも、家計の棚卸しだけで十分価値があると思います。むしろ物件を決める前だからこそ、第三者に数字を見てもらう意味があったなと、今振り返っても感じています。
ひとりで家計と向き合っていると、どうしても「これで合っているのか」という不安から抜け出せません。客観的な目線が入るだけで、思考の解像度が全然違ってきます。
■数字と向き合うことは、未来と向き合うこと
今振り返ると、家を買うプロセスの中で一番地味だったこの「家計の棚卸し」が、実は一番大事な工程でした。物件のスペックや立地は後からいくらでも比較検討できますが、自分がいくらまで無理なく払えるのかという軸がぶれていると、どんな物件を見ても不安がつきまといます。
3万5千円の家賃補助、1万円のストレージ代、33,300円のNISA。ひとつひとつは小さな数字ですが、それを丁寧に積み上げたことが、後の住宅ローン選びでも、購入後の暮らしでも、ずっと自分を支えてくれています。
■まとめ
家を買うと決めた日にやったのは、物件探しではなく家計の棚卸しでした。
・家賃補助込みの実質負担を把握する
・積立NISAなど、崩したくない資産形成の軸を先に決める
・自己流の限界を感じたら、無料相談を使い倒す
この3つが、私の家探しの本当のスタートラインでした。
もし今、漠然と「家が欲しいな」と思っているなら、物件サイトを開く前に、まず自分の家計を洗い出すことから始めてみてください。
※本記事は個人の体験に基づく内容であり、投資や住宅購入を推奨するものではありません。最終的な判断はご自身の状況に応じて専門家にご相談の上、行ってください。
