モノを減らしたら、貯金体質になっていた
「え、これ自分のことだ…」って思う人、きっと多いと思います。
クローゼットを開けるたびに「これ、いつか着るかも」って服。キッチンの引き出しの奥で眠ってる、使ってない調理器具。なんとなく持ち続けてる、意味のない書類の山。
私も50代になるまで、ずっとそうでした。
捨てられない。もったいない。
でも、その”もったいない”が、実はお金の面でもずっと足かせになってたんです。
3年前、湘南の海が近い一軒家に引っ越したことがきっかけで、私は人生で初めて本気で「モノを持たない暮らし」と向き合いました。
そして気づいたんです。
断捨離って、実は資産形成と驚くほど似てるって。
今日はその話を、実体験ベースでお話しします。
引っ越しで強制的に「本当に必要なもの」と向き合った。
きっかけは単純で、引っ越しでした。
それまで住んでいた賃貸マンション、入りきらない荷物は、近くにストレージを借りて収納していました。そのストレージを解約し、その中の物も、全部家の中に収納しないといけなくなりました。
正直「とりあえずストレージにしまっておけばOK」な暮らし方から、新しい家に運ぶ事になったのです。
ストレージには、なんだか良くわからない開かずの箱がいくつもありました。アメリカに住んでいた当時の物を封印していたのです。あまり見たくないのも放置していた理由でした。当時の事が思い出されるだけなので。物と一緒に記憶も封印していたのです。
∙ 引っ越し業者の見積もりは荷物の量で決まる
∙ 運ぶだけで数万円が消えていく
∙ 新居の収納スペースにも限りがある
「これ、本当に運ぶ価値ある?」って、一つひとつのモノに問いかける作業になりました。
これ、資産形成でやることと全く同じなんですよね。手元にあるお金や時間って有限で、「これに使う価値、本当にある?」って問い続けることが結局は資産を増やす一番の近道だったりします。
何にお金をかけて、何にはかけないか。断捨離も家計も、突き詰めれば「優先順位づけ」なんです。
老後の荷物は「今」減らしておいた方が絶対ラク
もう一つ、引っ越しをきっかけに強く意識したのが「老後を見据えたミニマム化」でした。
60代、70代になってから大量のモノを整理するのって、想像以上に体力も気力もいります。実際、私の親の家を片付けた経験があるんですが、あれは本当に大変でした。
数十年分の荷物を、体力が落ちた状態で仕分けるのは、もう修行みたいなものです。だったら、体力も判断力もある「今」のうちに減らしておいた方が絶対にいい。そう思って、引っ越しのタイミングで一気に手放しました。
∙ 何年も着ていない服
∙ 壊れていて直そうと思って置いてあった家電
∙ 「いつか使うかも」で溜まった紙袋や空き箱
これって、資産形成でいう「早く始めるほど有利」って発想と同じなんです。NISAもiDeCoも、後回しにするほど選択肢が狭まる。断捨離も同じで、後回しにするほど「大仕事」になっていきます。今の小さな一歩が、未来の自分をラクにしてくれるんですよね。
モノを減らすと同時にお金の流れも整理できた
これは正直、想定していなかった副産物でした。
モノを手放す過程で、「なんでこれ買ったんだっけ?」と自問する機会がすごく増えたんです。
衝動買いした服、使わなかった調理家電、なんとなく契約していたサブスク。
断捨離って、過去の消費行動を全部棚卸しする作業でもあるんですよね。そしてその棚卸しをすると、自然と「今、本当に必要なものにお金を使えているか」というチェックにもつながっていきます。
私の場合、この流れで見直したのが固定費でした。
∙ 使っていなかったサブスクの解約
∙ なんとなく更新していた保険の見直し
∙ 「安いから」で買っていた消耗品を、本当に必要な分だけ買うスタイルに変更
モノの断捨離から始まったはずが、気づいたらお金の流れまでスッキリしていた。これは本当に嬉しい誤算でした。
「持たない暮らし」は、実は自由を増やす暮らし
海が見える家に引っ越して、モノを減らして、一番変わったのは「身軽さ」です。
南向きのリビングには、必要なものしか置いていません。海まで歩いて5分の暮らしの中で、モノに縛られる時間が減った分、自分の時間や考える時間が増えました。
資産形成も本質的には同じだと思っています。「守るべきモノ・お金」が多すぎると、それだけで心の余裕がなくなる。逆に、本当に必要なものだけに絞り込むと、選択肢も心も自由になっていく。
モノを持たないことは「我慢」じゃなくて、「これから先の人生をラクに生きるための準備」なんだと、今なら心から思えます。
まとめ:小さな一歩から始めてみませんか
断捨離も資産形成も、いきなり完璧を目指す必要はありません。
∙ 引き出しひとつだけ整理してみる
∙ 使わないサブスクをひとつだけ見直してみる
そんな小さな一歩からで十分です。
私自身、最初は「引っ越しでモノを減らさなきゃ」という単純なきっかけでした。でもその小さな一歩が、老後の安心にも、お金の整理にもつながっていきました。
今日、クローゼットを開けたときに「これ、いつか着るかも」って思うものがあったら、それが最初の一歩を踏み出すサインかもしれません。
あなたの「身軽な暮らし」、今日から少しずつ始めてみませんか。
