ベルリンから届く、しなやかで鮮烈な響き——齊藤易子 ヴィブラフォン・ツアー in 稲毛CANDY&神保町試聴室
現在ベルリンを拠点に活動するヴィブラフォン奏者・齊藤易子さんを迎え、2本のライブを企画しました。ヨーロッパの最前線で磨かれたサウンドと、日本のジャズ・即興シーンを牽引するミュージシャンたちとの出会い。この機会をぜひ体感していただきたいです。
齊藤さんは札幌出身。クラシックの研鑽を経てベルリンへ渡り、ジャズ/即興音楽のフィールドで独自の表現を築いてきました。マリンバとヴィブラフォンを横断するその音楽は、緻密さと自由さが共存し、空間そのものを変えていくような力があります。ドイツ・ジャズ賞、ベルリン・ジャズ賞の受賞をはじめ、ヨーロッパ各地で高い評価を受けている存在です。
今回は、異なる編成での2公演。それぞれに異なる化学反応が生まれるはずです。

■ 5月10日(日) 稲毛 CANDY (千葉市稲毛区稲毛東3-10-12)
齊藤易子(vibraphone)
瀬尾高志(contrabass)
秋元修(drums)
open 16:00 / start 16:30
予約 ¥3,000 / 当日 ¥3,500(+2drink order)※学割あり
問:jazz_candy-lj@infoseek.jp
千葉・稲毛の老舗ジャズスポットCANDYでのトリオ公演。
齊藤易子さんは同郷札幌出身ということで、札幌出身でキレッキレで大好きなドラマー秋元修くんにドラムをお願いしました。ジャンルを横断しながら鋭い感性でシーンを切り拓いてきた存在で、その音の瞬発力と構築力はこのトリオに大きな推進力を与えてくれるはずです。
ヴィブラフォン×コントラバス×ドラムというシンプルな編成だからこそ、音の密度、間、呼吸がそのまま立ち上がる。濃密でスリリングな時間になると思います。
齊藤易子(さいとう たいこ/ヴィブラフォン)
札幌市出身、ベルリン在住のマリンバ/ヴィブラフォン奏者。桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコース修了後、ベルリン芸術大学(UdK Berlin)ジャズ科修士課程を修了。現在は自身のプロジェクトのほか、Andromeda Mega Express Orchestra、Potsa Lotsa XL、Trickster Orchestraなどベルリンのジャズシーンで幅広く活動している。
2024年ドイツ・ジャズ賞(ドラム/パーカッション部門)、2023年ベルリン・ジャズ賞受賞。ヨーロッパを中心に世界各地のフェスティバルに出演し、マリンバとヴィブラフォンによる独自のサウンドで注目を集めている。
www.taikosaito.net
秋元 修(あきもと しゅう/ドラムス)
札幌市南区出身。2014年洗足学園音楽大学ジャズコース首席卒業。Wacken Open Air 2013 にMysterious priestessとして、Montreux Jazz Festival Japan 2017に菊地成孔プロジェクトとして出演。2020年、単身渡氷。2024年、THE FIRST TAKE 草木/長谷川白紙に参加。 菊地成孔, DC/PRG, ラディカルな意志のスタイルズ, スガダイロー/New little one, Mysterious priestess, Klehe, 36平均律Lofi-Hiphop, 等。

■ 5月14日(木) 神保町 試聴室 (東京都千代田区西神田3-8-5)
齊藤易子(vibraphone)
瀬尾高志(contrabass)
須川崇志(cello, contrabass)
open 19:30 / start 20:00
予約 ¥3,500 / 当日 ¥4,000(学生 ¥2,000/1ドリンク・スナック込)
問: http://shicho.org/ticket_form.html
神保町・試聴室では弦を中心としたトリオ編成。
共演は須川崇志さん。コントラバスとチェロを自在に行き来しながら、ジャズ、即興と構造を高い次元で結びつける稀有な音楽家です。
この日はリズムセクションという枠を超え、より音響的で立体的なアンサンブルへ。弦と打楽器が織りなすテクスチャ、響きのレイヤー、その場でしか生まれない音楽をじっくり味わえる夜になると思います。
須川 崇志 (コントラバス, チェロ)東京在住のジャズベーシスト、チェロ奏者。群馬県伊勢崎市出身。11歳からチェロ、18歳からコントラバスを始める。ソロを始め、様々なフォーマットでの即興演奏を主軸に活動。米ボストンのバークリー音楽大学を卒業後、ニューヨークへ移住。ピアニストの菊地雅章氏に出会い、その音楽哲学から大きな影響を受ける。帰国後、日野皓正クインテット、渡辺貞夫カルテットのメンバーとして活動。現在は、自身が主宰する「Banksia Trio」(林正樹、石若駿)をはじめ、峰厚介カルテット、森山威男クインテット、八木美知依トリオなどのグループに参加している。東京JAZZやモントルー、ロンドン、デトロイト、メルボルン、メールスといった国内外のフェスティバルに多数出演。また、俳優・金子あいの舞台「平家物語」でのソロ演奏や、写真展、ダンス、パブリックアート作品のための音楽制作も手掛ける。2018年にデビューアルバム『Outgrowing』(Leo Genovese, Tom Rainey)を発表。Banksia Trioでは最新作の『LIVE』を含め現在までに4枚のアルバムをリリースしている。出身地である伊勢崎市の教育大使として、次世代への演奏・講演活動にも力を注いでいる。
どちらの公演も、それぞれにしかない魅力があります。
ベルリンで培われた感覚と、日本のミュージシャンとの対話。その交差点に立ち会える貴重な機会です。
ぜひ会場でお会いしましょう。
