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#64/ 金縛り恐怖体験と、映画『悪夢探偵』

夏ですね。
皆さんホラーは好きですか?
金縛られていますか?
僕は最近金縛られていないなぁ。
布団入ったら気絶するように眠りに入って一瞬で朝です。若い頃は結構金縛られてたんですけれどね。

なんか胡散臭い話だと思われる方もいると思いますが、でも、金縛りって科学的に解明されているんですよね。
半覚醒状態で起こる「睡眠麻痺」ってやつで、学術的には「反復性孤発性睡眠麻痺」と呼ばれるそうです。ストレスや疲労などで誰にでも起こりうる睡眠障害の一種です。

なぁんだ、わかってしまえば怖くないじゃん。

って? それが全然怖いんす。
まず、金縛りに掛かってしまうと、にっちもさっちも指一本も動かせないわけです。
これがまず怖い。僕はパニック障害もってるんですが、(いま振り返ってみると)それに似たようなパニック感があります。それに加えて、この睡眠麻痺って幻覚を伴うことがあるんですよ。

よく言う、金縛りにあったときに老婆がお腹に乗っていたとか、枕元に亡くなった人が立っていたとか。そういった話の8割くらいはこの幻覚かと思います。別に統計とったわけではないですが、2割くらいは残しておいて霊の仕業にした方が夢があるかなと思いまして。

と、そんなこんなで、恐怖心を和らげる為に「大丈夫、これは科学的根拠もある。怖いことなんて何一つない」と自分に言い聞かせます。
でも、自分の心、人間の想像力ってそんなに簡単に制御出来ないんですよね。

一瞬、本当に一瞬です。
もうかれこれ20年近く前の話です。
「幻覚ってことは、自分が一番怖いと思う物を想像したら、それが現れてしまうのではないか……」
そう思ってしまったあの日の僕。

次の瞬間、自分の視野のフレーム外から、すーっと、それはそれはゆっくりと、地面に平行して入ってくる髪の長い女。宙に浮いているのか、身体は真っ直ぐに横向きで、顔は見えない。おそらく下を向いているのだろう。僕は逃げることも顔を背けることも出来ない。ただ恐怖心だけが膨らんでいく。そして女は水平を保ったまま僕の目の前まできて静止する。そして下を向いていた顔が少しずつこちらへ向き直す。髪のすき間からその顔が見えるか見えないかのその時、ぶはぁ!と止めていた息を一気に吐き出すように意識が覚醒し、勢いよく布団から身体を起こした。そこには何もいない。時計は午前3時を指していた。

と、こんな出来事があったのです。それはもう本当に恐ろしかったです。

それから間もなくして、映画館で一本のホラーを観たんです。
ここで僕は驚愕の出会いをしてしまうんです。
冒頭5分くらいですかね。タイトルもまだ表示されていない序盤です。映画のスクリーンには和室にいるひとりの少年が映っています。彼が何かに怯えていると、和室に入ってくるんですよ。髪の長い霊が。すーっと。地面と平行に、浮いているように。僕が金縛のときに観たのと、おんなじ。 本当に。 おんなじ。
え?なんで?が渦巻いた。俺の脳内監視されてた? その映画、主人公がひとの悪夢に入るって設定だったから、うーん入られてたのかな。と思ったりなんかして。

いや、僕のイメージ力が陳腐故に、普通の人が怖いと思うのってこういうのでしょ? って監督の思惑にズッポリはまっただけなのかもしれないけれどね、不思議なことってあるもんだと思いました。

そちらの映画がこれ。
日本が誇る映画監督、塚本晋也の「悪夢探偵2」。
はい、2なんで続編です。

そもそも塚本晋也監督はホラー監督っていうのではないのですが、カルト的な映画が得意で、代表作の『鉄男』は世界の大物監督などにも多くのファンがいます。影響が見て取れる映画も多数あるほどです。

そんな塚本晋也の取るホラー映画。1作目「悪夢探偵」はホラーというよりはサイコサスペンスで、被害者がはベッドのうえで自傷死するという謎の事件が連続して起こり、警察は他人の夢に入ることができる悪夢探偵に依頼をするが……というお話。刑事役のhitomiさんの演技が難ありですが、悪夢探偵は松田龍平さんなので安心して見られます。社会性も高く、作家性も高いので、少し難解かもしれません。映画通向けの映画です。


そして、「悪夢探偵2」は完全続編ですが、一転してかなりJホラー要素が強くなっています。こちらも賛否割れてはいますが、僕の思い入れをなしにしても、かなりクオリティの高いJホラーでとても面白いのでオススメします。続編ということもあってか、意外と知られていない隠れた名作だと思います。

以上、ホラー映画大好きで耐性付きすぎて、もうほとんどのホラー映画が怖くなくなってしまった僕のオススメするホラー映画を、唐突に紹介してみました。

あ、僕は金縛り以外で生の幽霊は見たことないんですが、不思議な出来事や、音的な霊現象みたいのは幾つかの経験があるので、またそのうち、お伝えできたらと思います。ウヒヒヒ。

でもあんまり幽霊信じてないんですけれどね。科学で解明できる何かはあると思っています。

まぁ、科学で解明されていようが、何も出てこなかろうが、金縛りはやっぱり怖いので、できればもう二度と体験したくないですね。

それでは、暑苦しい夏によい夢を。

※ヘッダ画像はMidjourney(生成AI)で作成したものです。

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