不安障害の薬は一生?25年飲んだ私の答え
「不安障害の薬って、一生飲むの?」
薬を手に取るたびに、
そんなことを考えてしまう。
検索窓に何度も同じ言葉を打ち込んで、
誰かの体験談を読んでは少し安心して、
また不安になる。
もし今のあなたがそんな状態なら、
少しだけ私の話を聞いてください。
私は不安障害の薬を25年間飲んできました。
その間、ずっと抱えていた問いがあります。
「いつか薬をやめられる日は来るのだろうか」
今でも、完全な答えは持っていません。
ただ、25年かけてたどり着いた
自分なりの答えならあります。
今日はその話を書こうと思います。
薬に頼る自分が嫌だった
同じ薬を毎日飲んでいると、
ふと考え込むことがあります。
「これって、依存じゃないの?」
「薬がないと、何もできないの?」
それでも薬を飲み続けました。
・薬を飲んだから大丈夫。
・頓服を持っているから大丈夫。
薬は私にとって安心そのものだったからです。
学生時代、
私は頓服薬を透明な小分け袋に入れて、
いつも持ち歩いていました。
実際に飲まなくてもいいんです。
バッグの中に薬がある。
それだけで安心できました。
ただ、本当は薬に頼りすぎるのは嫌だった。
できることなら飲まずに過ごしたかった。
しかし、当時の私は、
「もう二度と、あの発作を経験したくない」
その気持ちが何よりも強かったのです。
治ったかもしれない。と思う時期もあった
パニック障害の症状は、
大学受験が終わる頃には
かなり落ち着いていました。
緊張したときは
飴やグミを口に含んだり、
調子がイマイチな日は、
各駅停車で通学したり。
自分なりの対処法も増えていました。
そんなある日、主治医からこんな提案が。
「最近落ち着いてるね。
少し様子を見てみようか」
とても嬉しかった。
正直に言うと、
「もう治るかもしれない」
そう思っていました。
でも、人生は
そんなに単純ではありませんでした。
大学3年生になり、
就職活動が盛んになる頃。
用事を済ませて改札を出た瞬間でした。
突然、強い不安と孤独感が
押し寄せてきました。
理由なんてわかりません。
ただ怖かった。
とにかく助けてほしかった。
気づけば、駅務室のベッドで横になっていました。
その時、最初に浮かんだ言葉は、
「またか」
でした。
そして、
「やっぱり治ってないんだ」
そう思いました。
私が本当に怖かったのは薬ではなかった
あの頃の私は、
「薬を一生飲み続けること」
が怖いと思っていました。
でも今振り返ると、少し違った気がします。
本当に怖かったのは
薬ではありませんでした。
発作です。
また不安や恐怖に襲われたらどうしよう。
外出先で動けなくなったらどうしよう。
電車から降りられなくなったらどうしよう。
実際には、
「薬を飲むこと」
よりも、
「発作が起きること」
の方がずっと怖かったのです。
だから薬をやめることへの
不安も大きかった。
薬がなくなることではなく、
安心材料がなくなることが
怖かったのだと思います。
一生で考えるのをやめた

再発後、
診察室で先生に言われたことがあります。
「ゆっくり、付き合っていきましょう」
当時は、正直納得できませんでした。
私は早く治したかったし、
早く苦しみから解放されたかった。
でも、何年も通院を続けるあいだに、
この言葉の意味がわかるようになりました。
不安障害は、
人によっては長く付き合う病気です。
薬をやめられる人もいます。
でも、波を繰り返しながら
付き合っていく人もたくさんいます。
その事実を受け入れられたとき、
少し楽になりました。
「一生飲むのかな」
ではなく、
「今日は必要だから飲もう」
そう考えるようになったからです。
いつか私も、
薬を手放すときが来るかもしれない。
その時までは、
薬に支えてもらおうと思ってます。
今、同じ問いを抱えているあなたへ
「一生、薬を飲み続けるのかな…」
その不安は、
とても自然なものだと思います。
私も25年間、何度も考えました。
でも、答えを急がなくても大丈夫です。
今はただ、
・今日を過ごせた。
・薬を飲めた。
・病院に行けた
それだけでも十分です。
あなたが今悩んでいる問いにも、
きっと着地点があると思います。
そしてもし今、
薬そのものよりも、
「また発作が起きたらどうしよう」
という不安に苦しんでいるなら。
私が実際にやっていた対処法や考え方を
まとめた記事があります。
・電車に乗るのが怖い
・外出先で逃げ場を探す
・頓服薬を握りしめて過ごす
私にも、そういった時期がありました。
いや、今だって
完全に克服したわけじゃありません。
興味がある方は読んでみてください。
「また発作が起きたらどうしよう」
その不安を抱えながら外出していた私が、
少しずつ行動範囲を広げていく中で
見つけた方法を書いています。
今まさに同じ悩みを抱えている方には、
何か一つでも参考になることが
あるかもしれません。
ここまで記事をお読みいただき、
ありがとうございました。
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