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一緒にしちゃいけない。ダジャレとオシャレな韻の踏み方


「韻を踏む」と聞くと、
ダジャレを思い浮かべる人がいる気がする。

いや、たしかに近い。

音が似ている言葉を使う、という意味では近い。

でも、私の中ではちょっと違う。

ダジャレと一緒にしちゃいけない。

韻は、オシャレに踏みたい。

今日はそんな話をします。かえるこです。





そもそも、ダジャレと韻って何が違う?

ダジャレと韻は、どちらも似た音を使う。

だから、同じようなものに見えるのも分かる。

たとえば、

「布団が吹っ飛んだ」。

FUTON
FUTTONDA

似た音の言葉を重ねて、意味の違いや意外性を楽しむ。

これはダジャレ。

一方、韻は、言葉の音や母音などをそろえることで、
リズムや響きの気持ちよさを作る。

言葉そのものが同じでなくても、音の一部が重なっていればいい。

ただ、ダジャレと韻には「ここからここまで」と、
きれいに線を引けるわけでもない。

ダジャレでありながら、韻でもある。

そんなものもある。




私は、韻を踏むのが好きだ

歌詞を書くとき、私は韻を踏むのが好きだ。

音が気持ちいい。

言葉がハマると面白い。

リズムも生まれる。

でも、似た音なら何でもいいわけではない。

私が大事にしているのは、

意味と音。

韻を考えるときは、どちらかというと音が先。

でも、ほぼ同時に意味も考えている。

音だけが合っていても、歌詞として意味が通らなければ使いにくい。

逆に、意味はぴったりなのに音が惜しいと、

「もうちょっと何かないかな」

と探したくなる。

そして、意味も音もピタッとハマる言葉が見つかったとき。

「来た!」

となる。

この瞬間が気持ちいい。




私の韻、自己ベスト

今まで書いた中で、
個人的に「これはうまくいった」と
思っている韻がある。

タカーズ事務所の社歌として、遊びで作った「SHAKA SHAKA SHAKE」という歌。


これは「かえるこ」の「声」が
決まっていない頃に作った歌。
タカーズ事務所に入社するときに作った歌です。

たぶんサビのワンフレーズは
1回聞いたら覚えられます。
それくらいキャッチ―です。

その歌詞の一部がこちら。

これが社歌?ふざけんな!お釈迦様!
逆さまに見えた上り坂
走っても走っても中々…
あの日追いかけた君の背中
秘め事は何があっても墓場まで持っていくのが性

自分で言うのもなんだけど、
私はこれがかなり気に入っている。

まず、

社歌(SHAKA)
お釈迦様(OSHAKASAMA)

ここは、私の中ではダジャレ兼韻

「社歌」と「釈迦」。

同じ「しゃか」という音なのに、会社の歌である「社歌」と、お釈迦様の「釈迦」では意味がまったく違う。

だから、ダジャレになっている。

でも音で見ると、

SHAKA
O SHAKA SAMA

と、「お釈迦様」の中に SHAKA
そのまま入っている。

音が重なっているので、
韻としても機能している。

つまり、ダジャレでもあり、韻でもある。

そして、その次。

お釈迦様(OSHAKASAMA)
逆さま(SAKASAMA)

これは特に好き。

ローマ字にすると、

OSHAKASAMA
SAKASAMA

かなりの音が重なっている。

意味はまったく違うのに、音はかなり近い。

こういうのが出てくると、

「来た!」

となる。

「逆さま」は、韻のためだけじゃない

ただ、この「逆さま」は、韻を踏みたいから無理やり入れた言葉ではない。

自分の中では、ちゃんと景色がある。

走っている。

でも、しんどい。

しんどすぎて、坂道の手前で寝転がってしまう。

そこから坂を見る。

寝転がっているから、景色は逆さま。

だから、

「逆さまに見えた上り坂」。

そして、この上り坂は、私の中ではただの坂道ではない。

天へ登っていく道でもある。

その前には、お釈迦様がいる。

お釈迦様が出てきて、

逆さまになって、

その先には天へ続く上り坂。

こうやって説明すると、
一応ちゃんとつながっている。

一応。

でも、そもそもこれは社歌である。

会社の歌だったはずなのに、なぜか走るのがしんどすぎて道端に寝転がり、その先には天へ登る道がある。

何の話なんだ。



しかも、まだ韻は続く

そこから、

上り坂(NOBORIZAKA)
中々(NAKANAKA)
背中(SENAKA)
性(SAGA)

と続く。

全部が完全に同じ音ではない。

でも「A」の母音が多く、
語尾にも似た響きが残る。

上り坂。

中々。

背中。

性。

意味はどんどん変わっているのに、
音はつながっていく。

そして最後には、

「秘め事は何があっても墓場まで持っていくのが性」

にたどり着く。

突然、秘密を墓場まで持っていく人になった。

社歌なのに。




ストーリー性と、意味わからなさ

私がこの歌詞を自己ベストだと思っているのは、韻がたくさん踏めたからだけじゃない。

一応、ストーリーがある。

走っている。

坂がある。

しんどくなって寝転がる。

逆さまに坂を見る。

その坂は天へ続いている。

誰かの背中を追いかける。

そして最後には、秘密を墓場まで持っていく。

こうして並べると、何となく物語になっている。

でも同時に、

「なんで?」

もいっぱいある。

私は、この

ストーリー性と意味わからなさの両立

ができたところも気に入っている。

音を優先しすぎれば、ただ意味不明な言葉の羅列になってしまう。

意味だけを優先すれば、今度は音のおもしろさがなくなる。

意味はある。

話も一応つながっている。

でも、ちょっと意味がわからない。

そのくらいが、私は好きなのかもしれない。




ダジャレと一緒にしちゃいけない。でも、ダジャレも好き

最初に、

「ダジャレと一緒にしちゃいけない」

と書いた。

でも、
別にダジャレを敵視しているわけではない。

むしろ好きだ。

「社歌」と「お釈迦様」なんて、
思いっきりダジャレから始まっている。

ただ、歌詞で韻を踏むときに私が欲しいのは、

音が似ている。

それだけではなく、

意味と音が一緒にハマること。

似た言葉を見つけたから置くのではなく、

「この意味で、この音が来るのが気持ちいい」

というところまで行きたい。





ところで、バトンが2本あります

そもそも今回、この記事を書くことになったのは、バトンが回ってきたからだった。

kenさんから回ってきた
「#エッセイしりとり」。

「屁が、なぜか愛しい。」の「い」を受け取って、

「い」から始まるタイトルを考えることになった。


そして、記事を考えている間にもう一本。



あかぱるさんから
「ペイ・フォワードプロジェクト」
のバトンも回ってきた。




せっかくなので、2本まとめてつなぎます。

次にお願いしたいのは、まず

clutch0105  さん

音楽つながりで、普段から勝手に親近感を持っている方。

今回の記事も音楽と言葉の話なので、真っ先に思い浮かびました。
最近知り合いになって、これからもっと仲良くれたらと思っています。
MVとかYouTubeのことを教えて欲しいです。
よろしくお願いしますを込めて!

そして、

Takacchi_P  さん

毎日投稿されている「パンツエッセイ」が印象的。

毎日書き続けながら、ちゃんと自分の色がある。

そこがすごいなと思っています。

しかもタカーズ事務所社長。
タカーズ事務所がなければきっと私は
音楽を初めていなかったでしょう。
感謝してます。

もう一人は、

すきま さん

こちらも毎日投稿。

経済や歴史をテーマにしながら
エッセイとして読ませてくれる方です。

私がメンバーシップを作ってから
1番長く入ってくれていて
すきまさんがもしnoteからいなくなったら
数日寝込む自信があります。笑
いつもありがとうございます。


ジャンルはバラバラ。

音楽。

パンツ。

経済と歴史。



こうして並べるとなかなかすごい。

でも、それぞれ違う形で
「書くこと」を続けている3人。

だから、この3人につないでみたいと
思いました。

いつもありがとうございます。

2本まとめて投げてしまいますが、
片方だけでも、両方でも。

もちろん華麗にスルーでも大丈夫です。

エッセイしりとりのほうは、

「踏み方(かた)」の最後の音、

「た」

からお願いします。

考えてみたら、

韻は、音をつなぐ。

しりとりは、言葉をつなぐ。

ペイ・フォワードは、ありがとうをつなぐ。

今回は、ずいぶん「つなぐ」ものが集まった。

普段、私は歌詞以外ではそこまで韻を踏まない。

文章を書くときも、基本的には気にしていない。

でも今回は「韻を踏む」という話を書いている。

だったら、文章でも踏んでみたかった。

意味を崩さず。

音を重ねて。

露骨すぎず。

でも、気づいたらちょっと気持ちいいくらいに。

そして。

ここまで読んでくださった方は、
気づいただろうか。

この記事は、

タイトルからもう韻を踏んでいる。

ダジャレ。

DAJARE

オシャレ。

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後ろの ARE がそろっている。

「ダジャレと一緒にしちゃいけない」
と言いながら、

ダジャレとオシャレで韻を踏む。

意味も通っている。

音もそろっている。

これはもう、

「来た!」



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