森昌子似の優しい介護士。
怖い思いをしても、落ち込んでも、婚活は待ってくれない。
気持ちを立て直して、また月50件の申し込みノルマを自分に課した。
◆再開したお見合いと、続く不成立
4人目のお見合いは、100kgを超える優しい巨漢の女性。
2回ほどデートを重ねたけれど、どこか煮え切らない態度に違和感があり、こちらからお断りした。
5人目は障がいを持つ女性。
会ってみて、真剣に話し合ったけれど、自分の中で「違う」と感じ、お見合い後にお断り。
心が折れそうになる。
でもやめたら終わる。
そう思って、ひたすら申し込みボタンを押し続けた。
◆6人目の彼女
6人目にお見合いが成立した相手は、小柄な35歳の介護士。
プロフィール写真は、どこかふんわりした森昌子の若い頃のような雰囲気。
実際に会ってみると、想像以上に可愛くて、
なにより会話をしていてすぐに感じた。
「この人、優しい。」
◆初めて“希望”を感じた
デートの待ち合わせ。
緊張したけれど、彼女の笑顔と話し方に自然とほぐれていく。
車での移動中も、会話はずっと楽しかった。
今までにない感覚。
「もしかしたら…」と、心が前向きになっていった。
◆勝負に出た、一日デート
何回か食事デートを重ねた後
思いきって一日デートプランを自分で組んだ。
昼間はカフェや雑貨屋、夜はイルミネーション。
計画して、段取りして、緊張しながらも楽しんでもらおうと全力で動いた。
最後、人混みのなかで思い切ってキスをした。
我ながら大胆だったと思う。
でもそれだけ、本気だった。
