自分の子宮とお別れすることを決めた話 ∣ 私の子宮腺筋症のこと
私は子宮腺筋症と子宮内膜症(チョコレート嚢胞)で、ずっと医師から勧められていた子宮全摘手術を受けることを先日決断したところだ。
気持ちの整理もしたいから、私の子宮腺筋症のことを書いてみようと思う。
(チョコレート嚢胞については以前より改善傾向で、主治医からもずっと何も言われなくなっていたし、さらに文章が長くなるからここでは触れない)
はじめに
子宮腺筋症とは
子宮腺筋症とは、子宮内膜に似た組織が子宮の筋肉の中にできる病気を指します。
症状
子宮腺筋症になってもまれに症状がないこともありますが、多くの場合で月経困難症(強い月経痛)や過多月経(経血量が多い)、不正出血、月経時以外の腹痛・腰痛などが現れます。不妊や流産、早産の原因になることもあります。
私は今まで4年ほど、子宮腺筋症の治療のため黄体ホルモン製剤(ジエノゲスト1mg)を内服して月経を止めている。
(漢方薬、注射での治療期間を含めると、治療を始めて6年位経つ)
私の治療歴
私は月経痛がひどく、経血量も多かった。
お腹をえぐられるような痛みに耐えかねて受診。
始めは漢方薬を処方してくれる医院に通っていた。
でも徐々に悪化し日常生活に支障が出ていたため、別の治療を求め、家から近い病院に変えた。
その病院で治療を始める時に、手術か薬物療法かを決める必要があった。
娘は不登校で気持ちが落ち着かない時期。
息子は高校生で、親も部活関連で忙しいことを考えると手術は難しいと考え、薬物療法を選んだ。
ジエノゲストの内服を始める前に、大量出血を防ぐため、偽閉経療法ということでリュープロレリンの皮下注射を半年間受けた。
閉経した状態にして、これにより子宮はある程度小さくなったようだった。
その後、ジエノゲストの内服開始。
私が感じた副作用は不正出血。
他にはむくみやすくなり徐々に体重が増えたが、転職と同じようなタイミングだったため、活動量が減ったことによるものなのかははっきり分からない。
3ヶ月毎に薬をもらうため受診するたびに、主治医からは「手術はどう?」と聞かれるが、その後も子どもたちのことや、自分の父親の具合が良くなかったから断っていた。
「閉経まで何年もあるし、こんなに子宮が大きくなってるのに手術なしで乗り切るのは無理だから。」
と毎回のように言われて嫌な気持ちになりながらも、内服で乗り切るつもりでいた。
手術を決めた理由
ジエノゲストの副作用はいろいろあるが、代表的なのが不正出血。
ネットで副作用の不正出血について調べると、数ヶ月で落ち着くとあったが、私の場合は月経のように周期的な感じで、4年間落ち着くことなく今に至る。
不正出血があることを理解して内服していたのに、手術を決意した理由…
それは、不正出血がひどくなったから。
軽い日用のナプキンで問題なく過ごせる程度の不正出血だが、以前より少し量が増えた。
そして不正出血が1ヶ月以上、ほぼ毎日続いていた。
このあたりから、私はぼんやりと「もう手術しないと無理なのかも…」と考え始めていた。
不正出血がいつも以上に続いたことで違和感を感じ、薬はまだ残っているが早めに受診した。
元の主治医が定年退職されたから、初めてお会いする先生だった。
その先生からも、今までと同じようにやんわりと手術を勧められた。
やはりどの先生も手術が必要と診断する状態なのだろう。
「前よりは手術を受けられない理由は減ったんですが…。今はまだ手術を決断できません」とその日は答え、3か月後の診察予約をしてきた。
そこから数日…一向におさまらない不正出血が嫌になったし、いろいろ考えた。
子宮全摘経験のある母親や、夫に相談したことで、気持ちはほぼ手術やってやろうじゃないかという方向に固まった。
会社の先輩にも相談して、私の仕事を少し助けてもらえそうな言葉をもらったので、今やると決めた。
今まで手術に踏み切れなかったのは、家庭の事情もそうだが、仕事も大きかった。
私が担当している部門は、各個人の仕事の負担が大きくて、私の仕事の一部をお願いするのはすごく気が引けたのだ。
今年の春から一人増員しているから、毎月の忙しい時期を外して休み、復帰後に頑張れば何とかなりそう。
たぶん今がベストな気がした。
そう思わないと、いつまでたってもその時は来ない気がする。
だから周りへの影響を最小限にするよう努力して、私は自分の体と向き合おうと決めた。
通院していた病院では手術ができないため、総合病院への紹介状を書いてもらう必要があった。
再び病院に行き手術をしたいと伝えると、「いいと思うよ〜。紹介状書くからね〜。」とあっさり転院が決まったのだった。
こんな感じでのイマココ。
タイミングは待つのもいいけど、待ちすぎても逃してしまう気がする。
自分に関することは後回しになりがちだ。
決断する難しさを痛感した数ヶ月だった。
子宮とさよならするその日まで、今までの感謝の気持ちで自分の体に優しくしたいと思う。
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