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サフィール踊り子・キンメ電車に乗る

かねて予約困難な列車に乗りたいと思っていたところ、平日に仕事を休んでついに実行に漕ぎ着けた。第一弾はJR東日本の観光列車「サフィール踊り子」。

次の2点を「必」として計画を立てた。

  • サフィール踊り子は、プレミアムグリーンに乗る

  • 昼食は、下田でキンメダイを食べる

豪華な車両といえば新幹線の「グランクラス」が挙げられるが、各列車に付いていつでも乗れる。対するサフィールは編成そのものが2本しか存在しない。さらにプレミアムグリーンは編成中で1両だけの超特別な車両だ。

サフィールは午前中に下田入りできる便がないので、上り東京行に乗ることに。往路も面白い列車がないか探したところ見つかった。

往路はリゾート21「キンメ電車」

東海道新幹線のこだま号で朝早く熱海駅に向かい、8時26分の伊豆急下田行に乗る。この列車は日によって使用する車両が異なり、この日はリゾート21のうち赤い塗装の「キンメ電車」での運行だった。

熱海駅に停車中のリゾート21「キンメ電車」(写真:筆者)
リゾート21の車内。海に向かってシートが並ぶ(写真:筆者)

リゾート21は両端が展望席、それ以外は海側の座席が窓を向いている。いかにも観光列車といった感じで、現在は普通列車として運行。この日は空が厚い雲に覆われていたが、車窓からは美しい海が見えた。

リゾート21車窓からの眺め。正面右の島は利島(写真:筆者)
途中の伊豆高原駅には観光列車「ザ・ロイヤルエクスプレス」が停まっていた(写真:筆者)

伊豆急下田駅には9時57分に到着。駅前からロープウェイで寝姿山に登った。ペリーが黒船で来航した下田港を望み、思いを馳せる。

下田の寝姿山から下田港を望む。写真右下方向に漁船が多く停泊(写真:筆者)
下田ロープウェイ(写真:筆者)

そして昼食。ロープウェイで下山してから15分ほど歩いたところにある「道の駅」に向かった。訪れたのは回転寿司店。キンメダイは煮付と握りを食べた。

サフィール踊り子は期待通りの特別感

サフィールは14時26分発。それまで時間があるので駅の周辺を散策する。水辺まで近いが、晴天だったらもっと良かったのに…。

稲生沢川の河口に船舶がずらりと並ぶ(写真:筆者)
斜めの格子が特徴的な川沿いの建築(写真:筆者)
みなと橋の欄干には黒船のモチーフも(写真:筆者)

駅に戻ると、いよいよお目当ての列車が入ってきた。そして数分後には朝乗ったキンメ電車が再びやってきてサフィールと並んだ。キンメ電車は熱海まで往復してきたようだ。

伊豆急下田駅に到着したサフィール踊り子号。この後に折り返して東京行に(写真:筆者)
サフィール到着の数分後に今朝乗ったばかりのキンメ電車がやってきた(写真:筆者)
サフィール踊り子のロゴがかっこいい(写真:筆者)

さっそくプレミアムグリーン車に乗り込む。まるで航空機のファーストクラスのように、座席が1人ずつ丸い区画として分かれていた。

贅を尽くしていると同時に、無二の特別な空間なのだと感じさせてくれる。空が望める天窓、本革張りのシート、木目のひじ掛けなど、こだわりが感じられる。目に見えるすべてのディテールが丁寧な設計。奥山清行氏によるデザインだ。

外が明るくなってきた。車窓からの景色を眺めながら、ゆったりと過ごす。列車の速度もそれほど速くなく、流れる景色を目で追いかける。

サフィール車内の進行方向(写真:筆者)
サフィール車内の進行逆方向(写真:筆者)
豪華な座席。本革張りだ(写真:筆者)

小田原を過ぎると特急らしくスピードが上がった。その後、あっという間に横浜、品川、東京に着いた感じだ。

一点惜しかったのは、車内が混雑していて少しざわついていたこと。特急券の発売日にえきねっとで「セルフ10時打ち」して、なんとか確保できた席だ。満席となることはわかっていたが…。

実は空いている便もあるらしい。次に乗る際に狙うことにしよう。

(了)


参考資料

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