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読書記録「工場」

小山田浩子著。純文学よりの小説。

工場

町一つ分の大きさのありそうな工場が舞台。工場には食堂も数えきれないほどあるし、よくわからない部署がたくさんある。
屋上緑化推進チームの苔研究家の古笛。契約社員としてシュレッダーに書類を入れ続ける佳子。リストラにあい転職してきた佳子の兄、よくわからない文章を校正する牛山。3人とも与えられた仕事をしつつ、この仕事になんの意味があるのだろうと疑問を抱きながら働く。


あなたはいま路地裏を歩いています。
夜、曇り。風はなくジメジメした空気です。
街灯は付いていなく、不穏な空気をずっと感じています。だが出口がありません。みたいな感じの話。ずっと不穏で何を読んでるんだろうと思わされる話だった。

ただ途中で時系列の違和感に気がついた時は声にならない声が出た。

生き物にフォーカスしてる

ディスカス忌

友人の友人である浦部の訃報を受け取った主人公。浦部は金持ちの息子で親の資産で熱帯魚屋を営んでいた。潰したが。

話は過去形で進む。浦部が子供を産んだらしい。共通の友人と二人でお祝いに行った。その際に家にあるたくさんの水槽とディスカスを見ながら実在した奥さんなど話をした。

という話。文章力がないのか読解力がないのかわからないがこんな感じだった。

いこぼれのむし

仕事ができない自覚がある上にやりたくないことをしている主人公(?)目線が客観的なので主人格の方が近いかも。

仕事ができない人間の周りからの悪意、更生させようとする歪んだ正義、無関心をごちゃまぜにしたような作品。

職場で人気な上司も登場し、主人公との差が浮き彫りになった。


全体的に得体がしれない生き物がでてくる。話に軽く絡んでくる。本屋の帯で見た本で面白そうと思い、読んでみた。改行が少なく、視点がしれっと変わるのでかなり癖のある文章だなと思ってしまった。

ある種の狂気を作品から感じた。いつかこの本を「考えさせられる本だ」と言えるようになりたい。今後も本読もう。

20250112


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