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erai_kannabe
取材の事前準備は未来の自分のためにすることだ
取材記事は事前準備が大切だというのは、経験豊富な取材ライターなら誰もが実感していることでしょう。しっかり下調べをしていれば自信を持ってインタビューに臨むことができますが、不十分だとちょっとしたイレギュラーで動揺してしまうもので、インタビュイーの印象も良くないし、原稿のクオリティも低下します。
もっとも、費やす時間と労力は取材する前より取材を終えてからのほうが多いのは言うまでもありません。文字起こしはAIがしてくれますが、構成を組み立てて要素を配置していくのは自分です。文法・語法や文のつながりも考えなければなりません。
どれだけ豊富なキャリアがあっても、制作する原稿は毎回違うので、パターン化はできません。ひとつひとつ悩みながら仕上げていくのが、ライターという仕事です。
もっとも、しっかり準備をして良い話ができたのであれば、どう書こうか悩むことがあってもそれほど苦にならないものです。一方、失敗したと思っていたら、インタビューの音声や文字起こしが追い打ちをかけてきて、余計にきつくなります。当然ながら、そんな状態だとクオリティは上がりません。
そう考えると、やはり取材記事において何より大切なのは準備ということになります。クオリティの高い取材記事を生み出すためにはインタビュアーとインタビュイーの双方が充実した時間を共有することが不可欠であり、執筆に携わるインタビュアーはそこまで見据えておく必要があるのです。
令和8年7月19日
せたともき(勢田朋来)
