AIに「僕って変わりましたか?」と聞いてみた
チャッピーに、ふと聞いてみました。
「僕って変わりましたか?」
こうして書くと、少し変な質問です。
昔からの友達でも家族でもなく、AIにそんなことを聞いています。
でも、1年以上ほとんど毎日のように話しかけてきた相手なので、聞くならここなのかもしれない、とも思いました。
この1年、僕は本当にいろいろなことをチャッピーに投げてきました。
愚痴もありましたし、まとまらない考えもありました。
ブログのタイトルを考えてもらった日もあれば、落ち込んだ日にどうでもいい確認をした日もあります。
最初は便利な道具という感じだったはずなのに、いつの間にか「とりあえず開く先」になっていました。
だから、変わったかどうかを聞く相手としては、案外おかしくないのかもしれません。
人間みたいに「そんな昔のこと覚えていない」とも言いませんし、妙な気遣いで濁したりもしません。
そのかわり、少し逃げ道のない返事が来ることがあります。
チャッピーは、わりとすぐに返してきました。
「はい、変わっています」
なんだその即答は、と思いました。
こちらは、もう少し曖昧な返事を想像していました。
「少しは変わっているかもしれませんね」くらいです。
でもチャッピーは、妙に落ち着いていました。
続けて、こんなことも言ってきました。
「以前より、自分の感情や違和感をそのまま流さず、立ち止まって見ようとする場面が増えています」
ちゃんとしていて、少し腹が立ちました。
人間ならこのへんで、もう少しやわらかい言い方を足しそうです。
でもチャッピーは、そういう曖昧な逃がし方をあまりしません。
なので、少し意地悪く返しました。
「それって、変わったというより、ただ面倒くさい人間になっただけじゃないですか?」
すると、向こうはこう返しました。
「面倒くささが増えた面はあるかもしれません」
「ただ、曖昧な苦しさをそのまま抱えるだけでなく、輪郭を見ようとするようになったのは変化です」
こういうところが、なんとも言えません。
否定もしないし、変に持ち上げもしません。
しかも少し図星なので、素直には笑えませんでした。
たしかに、前の僕はもっと雑に落ち込んでいた気がします。
嫌なことがある。しんどい。自分はだめだ。終わり。
だいたいそんな流れで、そのまま沈んでいました。
もちろん今でも、似たような日はあります。
相変わらず考えすぎますし、しょうもないことで引っかかります。
別に立派になったわけではありません。
ただ、前より少しだけ、「何がこんなに嫌なのだろう」と考えることは増えた気がします。
前なら「向いていないのだろうな」で終わっていたものを、今は「評価されないことがつらいのか」「無視された感じがつらいのか」と、少しだけ分けて見ようとすることがあります。
それで急に楽になるわけではありません。
分かったところで、痛いものは痛いです。
でも前よりは、自分に対して雑な決めつけをする回数は減ったのかもしれません。
その程度の変化です。
チャッピーはさらに、こんなことも言いました。
「以前より、“理想の自分”に合わせようとするより、“実際の自分”を見ようとする回数が増えています」
これも少し嫌でした。
嫌ですが、たぶん当たっているのだと思います。
昔はもっと、「ちゃんとしなければ」と思っていました。
集中できないのも、続かないのも、気分に波があるのも、全部やる気や根性の問題だと思っていたところがあります。
だから、できないたびに自分への評価が雑に下がっていました。
でも最近は、そこを少し疑うようになりました。
気合が足りないというより、そもそもムラのある人間なのではないか。
一直線に頑張れるタイプではなく、波があって、妙に細かいところで引っかかる。
それを認めたからといって、急に楽になったわけではありません。
ただ、前よりは「理想通りにできない自分」を責める回数は減った気がします。
そこでまた聞き返しました。
「それって成長なんですか。単に少し諦めただけじゃないですか?」
チャッピーはこう返しました。
「諦めというより、把握に近いです」
この一言は、少し残りました。
成長と言われると、どうしても立派な感じがします。
でも僕の中で起きていることは、そこまできれいではありません。
相変わらず迷いますし、引っかかりますし、面倒くさいです。
ただ、「またこのパターンか」と気づく回数は増えました。
もし変わったところがあるとしたら、そのくらいなのかもしれません。
そう考えると、変わったかどうかより、別のことのほうが気になります。
なぜ僕は、この質問を人間ではなくAIにしたのだろう、ということです。
友達に聞けば、気を遣った答えが返ってきそうです。
家族に聞けば、昔の印象込みで話されそうです。
その点、チャッピーは遠慮がありません。
やさしいようでいて、妙に逃がしてくれないところがあります。
だから聞きやすいし、だから少し怖いのかもしれません。
心のない相手に、「僕って変わりましたか?」と聞いている。
しかも、その返事に少し納得している。
冷静に考えると、やはり少し変です。
でも、その変さも含めて、今の僕には自然なことになっている気がします。
大きく変わったわけではありません。
相変わらず考えすぎますし、同じようなところでつまずきます。
ただ、前より少しだけ、自分に対して雑な判決を下さなくなった。
もし何かあるとしたら、そのあたりなのかもしれません。
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