見出し画像

送り仮名が不安定なときは、いっそ、「文法」を教えてしまおう。

そもそも、文法は中学1年生で念入りに学びます。

でも、送り仮名に不安が見えたとき、お子さんのタイプにもよりますが、

「理屈から教えてしまおう!」


と考えて、文法を教えることがあります。
小4~小6のお子さんの場合が多いです。

文法を教えたほうが早いな、と思った小3のお子さんに、一人だけ教えたことがあります。


つまり。

思もいました。
歩るく。
明かるい。


といった感じで、送り仮名のルールがよくわからなくなっているときです。

日本の学校に通っているお子さんに教えることもありますが、基本的には、外国にルーツがあるお子さんに教えることが多いですね。

まず、体言、用言を教えます。
ごく簡単に。こんな感じです。

馬が   歩く。
(体言) (用言)

つぎに、体言である名詞と、用言になる動詞、形容詞、形容動詞があると教えます。それぞれどういうものか? その違いは? というところまで、しっかり覚えなくていいのです。

つぎに教えるのが、活用です。

実は、体言と用言を教えたのは、文法で理解しにくい「連体形」と「連用形」を教えたかったからです。


「体言というのは名詞。連体形っていうのは、体言に続くという意味だよ。『動く』という動詞が、『とき』という名詞に続くとき、なんて読むかな? そうそう! 動くとき、だよね!」

次は連用形。用言に続きます。ここでは、「ます」につづくときは? と考えます。

「動く、ます、じゃないよね。そう! 動きます、だよね!」


動詞の活用には、未然形とか、いろいろありますが、そういう面倒くさいのは省いて、最後に命令形を教えます。

「動く、の命令形は? 命令するときなんて言うかな。そうそう、動け!だよね!」


連体形、連用形、命令形で、動詞なら三種類に活用します。それぞれどう活用するか覚えなくても、

動く、の場合、「うご」はいつも変わらず、うごく、うごき、うごけ、と、どこが活用するかがわかります。変わるところが、送り仮名になるということですね。

「とき」「ます」につづくときと、命令形。この3つを覚えるだけで、その漢字の送り仮名になるところ(活用するところ)がどこか、わかります。


ついでに、高学年の場合は、用言になる「動詞」「形容詞」「形容動詞」の違いも簡単に覚えます。ホントに、ついでなんですが、日本の教科書で学んでいる子は、中学で学ぶときに、文法にとっつきやすくなるので。

文法って、苦手意識を持つと、後々、古典の活用なども覚えたくなくなって、点数を落とすもとになっちゃいますからね~。
実はわたしもきらいでした。

これは、

動・形・形動、
う・い・だなです


と覚えます。これはもう、ノリで暗記です。
動、形、形動! う、い、だなです!

中学生の文法の勉強で教えることもあります。

「辞書で調べる形にすると、動詞は最後の言葉を伸ばすと、うー。う、になるのが動詞だよ。」


動くー、食べるー、走るー。動詞はみんな、「う」になります。

「形容詞は、最後を伸ばすと、いーになるよ。美しいー、楽しいー、悲しいー。」


形容動詞は、だ、な、です、につづきます。


「形容動詞は、最後にだ、な、ですのどれかがつかないと、文章にならない。元気だ、元気な、元気です。不思議だ、不思議な、不思議ですという感じ。」


元気がある、と使うときは、「元気」は名詞になりますね。

きれい、はひっかけ問題に使われやすいですね。最後がい、だけど、これは形容動詞。きれいだ、きれいな、きれいです、と使います。

本当に簡単に、さくっと。
覚えておくと、中学以降の日本語の勉強に役立ちます。

中途半端に時間が余ったときなどに、教えることもあります。
文章を書いていて、

「あ! 形容詞だー!」


と見つけて、楽しくなることも。

というわけで、文法を教えて、送り仮名を学ぶ! でした。


いいなと思ったら応援しよう!

せたがや作文教室公式note よろしければ応援お願いします! いただいたチップはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!