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演歌よ、永遠なれ! 〜Sunoで作曲 『雨の六甲道』〜

その昔、ザ・ベストテンという歌番組があって、毎週の人気歌謡の動向を点数化して集計、ランキングで紹介していました。そして、年末にはその年の年間ベストテンのようなものも紹介されていたんですが、毎年、つくづく思い知らされたのが演歌の強さでした。

松田聖子さんや中森明菜さん、ジャニーズの少年アイドルたちがどんなにヒットチャートの上位を占めても、年間を通すと演歌がやっぱり上位に来るという状態でした。
たとえ週間で一位にならなくても、ラジオで流されたり、カラオケで歌われる期間が長いのでしょう。とにかく、コツコツと得点を重ね、年間を通じると上位にあるのが演歌という世界でした。

「年間ベストテンつまんね」

昭和の終わり頃の私の心象風景でした。


しかし、今では演歌は風前の灯のように語られています。
去年の紅白歌合戦では演歌歌手も熱唱していましたが、それは私のような年配の者のノスタルジーに応えるためだったのかもしれません。

若い頃、あまり演歌を支持していなかったんではありますが、今、あの独特のリズムと節回しを聴くと、やはり心くすぐられるものがあります。肌感覚で演歌を覚えているんでしょう。
やはり失われることなく、歌い継がれてほしいと思います。


そんな気持ちから、私も演歌を作ってみました。
とは言っても、繊細な女心を自分などが歌詞にできるはずもなく・・・。

物語は、私自身が学生時代を過ごした街を舞台に、情けない男心を綴ったものになってしまいました。使用した語彙や表現も演歌の魂から外れたものになったかもしれません。クレジットも500ほど使ってしまいました。

それでも、自分自身で作った演歌を通じ、他にも同じような試みをされている方がいることを知り、そのDNAが脈々と日本文化の中に流れているのだなと感じることができました。


【雨の六甲道】

[Verse 1]
傘を忘れた 帰り道
高架の下で 雨宿り
缶コーヒーを もてあまし
期待も持たず 佇んでいた

電話もせえへん 約束もない
それでも心が 引き返す街

雨の六甲道 あの娘が滲む
改札越しに 思い出揺れる
忘れたはずを 呼びもどす夜
涙が誘う 記憶の街


[Verse 2]
いつかの居酒屋 消えた灯り
暖簾くぐった あの日の匂い
手にしていたのは 夢ばかり
笑えばそれで 前向けた

神戸の街は 強いふり
ほんまはみんな 涙を伏せる

雨の六甲道 傘打つ雨音
背中に送る 小さなさよなら
「幸せ?」なんて もう聞かへん
今日もここで 振り返る街


歩きすぎた ホームには
知らん顔した 未来だけ
帰る場所なら あるはずやのに
でも帰りたいのは あの時なのか


雨が上がれば また前を向く
それでも胸に あの日の雨

雨の六甲道 夜に溶けゆく
まぶたの夕日が 遠ざかる
振り向かへんと 決めたのに
涙で見送る 夢のあと

六甲道・・・


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