空手21 昇級審査会
先日、息子と自分の昇級審査会を無事終えた。
息子にとっては、人生で初めての審査会。
事前に「どんなことをするの?」と繰り返し聞かれたが、
私自身もまだ一度しか経験がない。
「前回はこうだったけど、今回はわからないよ」としか答えられなかった。
しかも「成人の部」と「子供初級の部」では内容が違う。
子供の部では、成人の部では省かれるような基礎的な部分も含め、
しっかり審査されるはずだろう。
我が子の晴れ舞台を見守るため、妻もなんとか時間を都合してくれた。
夫婦揃っての観戦だ。
時間の関係で準備運動は省かれ、審査はすぐに始まった。
基本稽古、柔軟テスト、移動稽古、型、ミット打ち、そして体力テスト。
息つく暇もない流れだった。
その基本稽古中、ハプニングが起きた。
先生から突然「騎馬立ちで気をつけることは?」と質問が飛んだのだ。
息子は何も答えられず、ただ困惑して立ち尽くしている。
後で本人に聞いてみると、
「突然聞かれて頭が真っ白になった」とのことだった。
「これで落ちたらどうしよう」と本気で不安がっていたが、
「あれは審査外の質問だから大丈夫だよ」と優しく慰めておいた。
その後は、一番の不安要素だった「型」も無事にクリア。
最終項目の体力テスト(今回は腕立て伏せとスクワット)も、
規定の腕立て15回、スクワット30回をきっちりやり切った。
本人も実力を出し切れたようで、
審査後はとても満足そうな表情を浮かべていた。
結果は早くて来週中。
合格していれば、再来週には新しい帯と賞状が届くそうだ。
数時間後、今度は「成年の部&少年少女上級の部」が始まった。
私自身の審査に関しては、正直特筆すべきところがない。
我ながら無難に終わった。
めちゃくちゃ上手くいったわけでも、
致命的なやらかしをしたわけでもない。
いつも通りの稽古の成果は出せたと思う。
しかし、今回のメインイベントはここからだった。
初段への昇段審査があり、候補者2名による「10人組手」が行われたのだ。
実際の10人組手を見るのは、これが初めてだった。
楽しみに構えていたが、いざ始まると空気が一変する。
1人目の対戦相手から、容赦なく全力気味に攻め込んでいく。
「このペースのまま10人も続くのか……」
黒帯への道がいかに険しく、厳しいものかを肌で思い知らされた。
激闘の末、候補者の2名は見事に10人組手を走り切った。
あとは結果を待つのみだ。
本当に素晴らしかった。
もし万が一、今回で昇段を逃したとしても、
「次回の組手は免除でいいのではないか」と思えるほど、
魂を揺さぶられる内容だった。
数年後、自分もあの過酷な舞台に立っているのだろうか。
いつかその日を迎えられるよう、また日々の稽古に精進しようと思う。
