一体なにがあったのか 【 失踪した友人の部屋に残されていたゲーム 】(Steam)
ゾワっとくる怪文書ゲーム
昔馴染みの友人からきた一つの電話。元気そうだが、昔あった事を執拗に聞きたがる。様子がおかしい。不審に思ったので友人の家に行ってみたが、彼はすでに行方不明になっていた。
そんな友人の部屋のPCを調べると謎のゲームが発見される。一体このゲームはなんなのか、友人はどこへ消えたのか、本作「失踪した友人の部屋に残されていたゲーム」はそんな部屋に残されたゲームを遊び、真実に迫るホラーアドベンチャーゲームだ。
そして開始直後のタイトル画面からすでにヤバい気配が凄まじい。マジでヤバい代物なんじゃないかと錯覚してしまう。
リアルでこんなゲーム見つけちゃったら怖くて眠れないよ。

粗雑なゲームが不気味!
肝心なゲームの中身は敵を撃ちながらゴールを目指すシンプルなFPSや、アイテムを拾いながら女から逃げて脱出するゲームなど、シーンによって遊び方が異なるゲームを主観視点で操作してプレイしていく。ところどころ意味不明なテキストも飛び出すおかげで、冒頭は怪文書を読んでいるような気分だし、グラフィックは荒く、ゲーム性も粗雑で薄味だが、その画質の悪さと無機質さが独特の不気味さを掻き立てる。


知れば知るほど引き込まれる
そしてステージをクリアしていく事で解放される、古いブログや掲示板などの切り抜き画像を読む事によって、このゲームの正体がだんだん見えてくる。


細かい部分でも薄気味悪さが漂う。
シュタインズゲートといい、親しみあるメディアで異様な情報を覗くのはゾクゾクする。
その情報は知れば知るほど、「うわぁ…知らなきゃよかった…」と思うようなものばかりで、読んでる時には得体の知れないモノに対する恐怖でだんだん背筋が凍る。
この踏み入れてはいけない世界を覗くのは、最高にスリリングで面白い半面、恐怖でゾワゾワする。
あとこのゲーム、SEやBGMも少なく、かなり静かな。半面処理が重いのかPCのファンが音を立てて回りまくっているのもあって、恐ろしいゲームをけたたましくファンが唸る中遊ぶ異様な恐怖空間と化していた。
またストーリーの展開やテキストは説明不足のため、理解が出来ない箇所が多いのだが、その意味のわからなさもまた、通常では理解できないものと向き合ってしまっている状況が最高に怖い。
そういう類のモノって進んで頭の中で一番良くないものと結びついちゃうんだよな…。

本作は3時間ほどでクリア。取り憑かれたようにだんだんのめり込んで一気に遊んでしまいました。
不気味な静けさ、得体の知れない恐怖、どうしようもない後味の悪さ、そんな背筋が凍る上質なJホラー体験が出来る素晴らしい怪ゲームでした。
暑い夏の納涼にオススメの一本です。
DATA
失踪した友人の部屋に残されていたゲーム
発売 / 開発:Rentaka
対応ハード:Steam
発売日:2024年11月1日
ジャンル:ホラーアドベンチャー
商品ページ
関連記事
SIMPLE2000シリーズ Vol.92 THE 呪いのゲーム (PS2)
シンプルシリーズの呪いのゲーム。残念ながら怖くない。
注意:以下の文章にはネタバレが含まれます
もう戻れない
ゲームの後半ではゲーム性は薄くなり、だんだん儀式めいた展開が恐怖を加速させてくれる。後半の気味悪さは半端じゃない!
さらに得られた情報から、謎を解いていくことになり、危ない好奇心が刺激されてゲームにどんどんのめり込むようになっていく。
作りの荒さを逆手に取ったギミックや、PCゲームらしいゲームフォルダを覗いたりする仕掛けなどもあり謎解きゲームとしても非常に面白かった。

そして終盤、このゲームが呪いを伝播するヤバいブツだったと気づく時には全てが遅く、ゲームを発見した人物も最終的に呪いに取り込まれてしまったという後味の悪すぎるラストも最高でした。おかげで自分自身もこのゲームにまんまと巻き込まれている気分だ。
本作はまさしくリング級のヤバい呪いのゲームだ。
ちなみに僕は恐怖を少しでも薄めるため、隣でVtuberのユルい実況を聞きながら遊んでいました。そうじゃないと耐えられないくらい本作はマジで怖かった…。
いいなと思ったら応援しよう!
映画鑑賞と積みゲーの資金となります…たぶん