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超常怪奇な『情報操作局』へようこそ【 CONTROL 】(PC)

世にも奇妙な存在を取り扱う組織…

「SCP財団」をご存知だろうか。それは自然法則に反した異常な物品・存在・現象・場所(SCPオブジェクト)を対象に「確保・収容・保護」を掲げる架空組織。

それらのオブジェクトの異常性の説明や収容手順を報告書として投稿できる参加型のコミュニティサイトだ。不可解な物体から、人類滅亡待ったなしの厄介現象まで、心ザワつくSFとホラーの境界を縫うような不気味で不可思議な報告書が山ほど投稿されているサイトだ。
面白すぎて読むだけで時間が吹き飛ぶから、このサイト自体もSCPオブジェクトかもしれない。

本作『 CONTROL 』はそんな「SCP財団」に強い影響を受けて生まれた2019年発売のゲーム。開発は『MAX PAIN』や『ALAN WAKE』でおなじみレメディー・エンターテイメント。
今回はEPIC GAMESのフリープレイで頂いたのでプレイ。

今日から君が局長だ!!!

あらすじ
主人公ジェシー・フェイデンは、行方不明の弟ディランの手がかりを求め、アメリカ政府の機関「情報操作局本部」が入るニューヨークの高層ビル「オールデスト・ハウス」へ向かった。

しかし、ビルに入ると人気はなく閑散としており様子がおかしい。
局長室に着くと、局長のトレンチはすでに自殺しており、傍には奇妙な形の銃、パワーオブジェクト『サービスウェポン』が落ちていた、ジェシーは銃を拾ってしまい情報捜査局の局長に指名されてしまった。

次々と現れる怪物『ヒス』を倒しつつ、生存者を助け、弟を見つけるため、ジェシーは生き物のように歪み変化するオールデストハウスを探索していく。

弟を探して行き着いた『オールデスト・ハウス』。しかし様子がおかしい。
見た目は80年代的な無機質な建物だが、脈動する生物の内臓の中にいる気分だ。時代は現代だが、内装や小物は、時代が止まっているかのように全てがレトロなモノで構成されている。
どうやら新しいものを建物内に持ち込んだら壊れるらしい。個人的にはこの雰囲気は最高!


ジェシーはパワーオブジェクト『サービス・ウェポン』を手にした事で突然、情報操作局の局長に任命されてしまう。給料は良いのだろうか…。

探索と戦闘…俺が好きなやつ!

そんな本作は超能力と銃で戦うTPS。
複雑な構造のオールデストハウスを探索し、敵を倒し、経験値を能力とステータスを上げ、ミッションを進めていく流れだ。

つまり本作はTPSながら、『バイオショック』や『PREY (2017) 』、『ATOMIC HEART』等で何度も味わった事ある系譜の探索系アクションだ。俺の好きなヤツじゃん!(これが『Immersive Sim』ってやつなのか?)
やっぱりでかい建造物を探索する系は楽しいなぁ。
Wikipediaではメトロイドヴァニアとも書かれていて、それも納得だね!

オールデストハウスは複雑ながらも探索が楽しい
このジャンルには必ずある、道中に落ちているテキストや音声、映像。この組織の内情が垣間見れる。って黒塗り多いな!
実写映像が多いうえに、違和感が全くない。個人的にはとても嬉しい演出だ。

超常アクションが気持ち良い!

本作ではこの類ではよくある、銃と超能力の二つのアクションが楽しめる。念力で物を投げる能力から、敵を洗脳させるものまでバリエーションは様々。
まぁどの能力も他のゲームでも見覚えがあって、新鮮味はないけれど、超能力アクションがシンプル操作で派手に使えるのは気持ち良いぞ!
難易度は歯応えがあって最後まで緊張感ある戦闘が味わえたぞ。

銃と能力を使い分けながら上手に戦おう。
一般市民のはずのジェシーだが、パワーオブジェクトの力を借りてアメコミヒーローのような超能力アクションが出来る!戦闘によって派手に整ったオフィスが散らかっていくのが気持ちが良い…が、罪悪感があるな…。

パワーオブジェクト!変貌アイテム!

そして本作の目玉といえば、SCPオブジェクトのような『パワーオブジェクト』。見た目はフロッピーディクや金庫など普段見慣れたモノながら、超常的な力を持っており、ジェシーに能力を与えてくれる。

情報操作局がどうやって手に入れたか、調査したかの報告書を読むのも楽しい上に、それを彩る空間が捻じ曲がったり、現実ではあり得ない光景が映されたりする悪夢的でシュールな演出もクールだ。

サイドミッションではさまざまな『変貌アイテム』がもたらす超常的な事態に対応し、毎回「次はどんな面白い光景が見られるんだ…?!」とワクワクしながら遊んでいけた。

ただのフロッピーディスクのようで強力な力を秘めている…!
場所と場所を結ぶ橋となる場所「オーシャンビューモーテル」この空間が実は今まで行けなかった場所へと何故か運んでくれる。運んでくれるんだ。

惜しいローカライズが勿体無い

しかし本作はとても残念な点がひとつある。それはローカライズ。
どこか直訳気味で、わかりにくい専門用語も多いので終始話を上手に飲み込めないまま進んでいってしまう。
しかも字幕表示は、次の文章への移りが早すぎて、理解する前に次の文章に移ってしまう。理解が追いつけなかった。これはキツイ…。

うーん、ローカライズさえもっと良ければ、このゲームの独特の世界観と面白さをさらに伸ばしてくれていただろう。
というかやっぱりこの類のゲームは吹き替えが欲しいよ…!

まとめ

そんなわけで約17時間弱でクリア。
ローカライズのせいで、ストーリーの理解は難しかったが、ビジュアルの面白さと、戦闘の爽快さ、そして探索と戦闘のバランスの良さで、最後まで飽きずに一気にプレイすることが出来た。
シュールで不思議な世界観がお好きなら本作はおすすめだ!


DATA

CONTROL
発売:505Games
   マーベラス(日本発売)
開発:Remedy Entertainment Oyj
対応ハード:EPIC GAMES、PS4、XboxONE、Switch、Steam他
発売日:2019年8月27日
ジャンル:アクションアドベンチャー、TPS


商品ページ


注意:以降の文章はネタバレになります。
クリアした後に読むのをおすすめします。





好きなシーン

本作はオールデスト・ハウスのビジュアルは総じて80年代インテリアと硬質なデザインの構成はマジでイカしてる上に、後半になるにつれ、トリップ描写やシュールな展開が多くなっていくので終始楽しかった。
最後に、そんな本作の中で好きなシーンを書いておこう。

ドーンと登場するタイトル!イカすぜ!
変貌アイテムの影響で溢れかえった時計の山!こうしたビジュアル大好物!
サイドクエストでは日本語で話すヨシミ・トクイ博士が声で登場。声の主はなんと小島秀夫だ!
ラーメンの提灯が変貌アイテムになっていて草
後半の秘密基地感あるステージ大好き
みんな大好き「灰皿の迷宮」そう!これを待っていたんだ!
こういったトリップ感あるステージが一番楽しいよね。
みんな大好き「偽スタッフロール」
まんまと騙されたし、気づいたら文字が歪みまくっていてビビりまくった
ド終盤で突然ぶち込まれる歌い踊り狂うダーリング博士のMV。なんなのこのゲーム…。
隠しイベントではアラン・ウェイクが登場!
なんと本作は同開発のゲーム「ALAN WAKE」と世界観を共にしており、情報操作局もアランの事は注目していたようだ。こうなってくると『ALAN WAKE2』も気になってきたな…。

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