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言語で表現するときに、氣をつけるたったひとつのこと

解釈の食い違いをできるかぎり減らすために、言語で表現するときに注意したいことがあります。

「体言止め(たいげんどめ)」

です。

「体言止め」とは、文末を名詞や代名詞(体言)で終える文学的な技法です。
名詞で止めることで、文章にリズム感や余韻、強い印象を与える効果があります。
俳句や詩歌で多用され、現代では強調や簡潔な表現として使われます。

  • 古池や 蛙飛び込む 水の音

  • 私の好きなスポーツは、スキー

解釈の幅が広がりますので、その人なりのイメージがわきやすくなりますが、状況説明が曖昧になり、意図が伝わらないことがあります。

特に、ビジネスの場面では起こりやすくなりますので、注意が必要です。

(例)
「費用対効果を最大化するための『最善な行動』」

※あくまでも「体言止め」の例です。

語尾をプラスすると、いろいろな意味が発生します。

①『最善な行動』(をしたい)
②『最善な行動』(をする)
③『最善な行動』(をさせる)

①:願望的でちょっと弱氣なイメージ
②:主語があいまいなイメージ(私がする・誰かがする)
③:主語があいまいなイメージ(私が実現する・誰かに行わせる)

また、時系列でも「行動をした(過去)」か「行動をしている(現在)」か「行動をしていく(未来)」なのかもわかりづらくなります。

「体言止め」は、印象的な表現・リズム感・テンポを演出することができますが、相手に解釈の手間をとらせ、結果として相手に伝わりにくくなってしまいます。

日本語って、面白いですね。

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