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「体は鍛えたが心は病んだ」SNSの怪物達と比べたトレーニーの末路

こんにちは!家トレを8年継続している、とりむねです。

この記事を読んでいるあなたは、もしかしたら僕と同じような悩みを抱えているかもしれません。

「自分の体は確かに変わってきた。でも、SNSで見かける”怪物たち”と比べると、どうしようもなく落ち込んでしまう……」
「ジムに行けばもっと変われるってわかってる。でも、家族や仕事、大切な日常を犠牲にしたくない」

もしそうなら、あなたは決して一人じゃありません。

今日は、僕自身が実際に経験した話をしようと思います。

身体を鍛えることで得たはずの「自信」が、いつの間にか「自己嫌悪」に変わってしまった。そんな苦しくも正直な話です。

そして、その葛藤を乗り越えた先に見つけた答えは何だったのか。

ぜひ、最後までお付き合いください。


筋トレ1年目。人生で一番自信があった頃

筋トレを本格的に始めて、ちょうど1年が経った頃のこと。

鏡に映る自分の身体は、紛れもなく別人でした。
昔の「骨と皮」みたいなガリガリな面影は消え去り、シャツの上からでもわかる肩や腕の盛り上がり、そして胸板の厚み。

人生で初めて、自分の身体に心から自信を持てた瞬間でした。

同僚からは「何かスポーツやってるの?」「腕、すごく太いっすね」なんて、今まで生きてきて一度も言われたことのない言葉をかけてもらえるようになったんです。

それがまた、僕のモチベーションを最高潮に高めてくれました。

「自分はもう、あの頃の頼りないガリガリじゃない」

そう確信して、日々のトレーニングにさらに熱がこもっていきました。

この頃が、僕の筋トレ人生の中で、精神的にも最も満たされていた時期だったのかもしれません。
世の中の見え方が変わって、少し大げさかもしれませんが、人生そのものが上向きになったような感覚さえありました。

でも、その自信が、まるでガラスのように砕け散る瞬間が、すぐそこまで来ていたんです。


SNSという「大海」で知った、自分は「井の中の蛙」だということ

筋トレにのめり込めばのめり込むほど、YouTubeやInstagramを見る時間が増えていきました。

僕と同じ「家トレ」をしている人たちの情報だけじゃなく、彼らとはレベルの違う、まさに「SNSの怪物」と呼ぶべきマッチョな方々の投稿を、寝る間も惜しんで見あさるようになったんです。

彼らの身体の完成度は、まさに芸術でした。

非の打ち所がないその肉体を見るたびに、「すごい…」「カッコ良すぎる!」とただただ惚れ惚れしました。

でも、そこで比較対象となるのは、もちろん自分自身です。

「周りの人には褒めてもらえる。でも、この世界にいる人たちと比べたら、どうだろう?」

そう思って、鏡の中の自分を改めて見てみると、さっきまで自信に満ちていたはずの身体が、急にちっぽけで、頼りなく見えてきたんです。

「井の中の蛙大海を知らず」とは、まさにこの時の僕のためにある言葉でした。

他人と比較することの恐ろしさを、僕はここで初めて知ることになりました。


「ジムに行かなきゃ、俺は終わりだ」メンタルが不安定になった時期

SNSの怪物たちは、途方もない努力をしています。

ジムという最高の環境で、高重量のベンチプレスやスクワットを何セットもこなし、毎日何時間もストイックに身体づくりに時間とエネルギーを投じている。

対して僕はどうでしょうか。

毎朝、電車に揺られて会社に通勤し、帰宅した後、限られた育児の合間に、自室の片隅でトレーニングをする一般の会社員。

「どう頑張っても、この環境では頭打ちだ」

そう感じたとき、僕の心は一気に不安定になりました。

「もっと身体を大きくしたい!しなければ!」
「ジムに行くしかないんじゃないか…!?」

大きな声では言えませんでしたが、この強迫観念のような思いが、僕の心を蝕み始めたんです。

でも、僕にはどうしても譲れないものがありました。

それは、「家族との時間」です。

朝から晩まで仕事をして、やっと家に帰ってこられる。そこからジムに行けば、平日の家族との時間はほぼゼロになってしまいます。

僕は、筋トレにこれほどのめり込んだとはいえ、妻との時間を大切にすることが、自分の人生、自分の生き方だと思っています。

身体を変えるために、大切にしている生き方を犠牲にしてしまっては、本末転倒じゃないでしょうか。

「理想の身体 vs 理想の生き方」というこの大きなジレンマの中で、僕は深く悩み、本当にメンタル的に不安定な時期を過ごしました。

「ジムに行けない自分はダメだ」
「もっと時間を作れない自分はダメだ」
と、鏡を見るたびに自己肯定感が削られていくような感覚でした。

身体は鍛えられていても、心はどんどん病んでいったんです。


月日が教えてくれたこと

それから何年もの時が過ぎ、僕はさまざまな経験を重ね、高重量に挑戦し、さまざまな感情と向き合ってきました。

そして今、「ジムに通わなければ」という思いは消え去っています。

むしろ「自宅でのトレーニングだからこそ、楽しんで長く続けられる」
⸻そう心から思えるようになりました。

具体的な経緯については以前の記事や、今後もnoteで少しずつお話ししていくつもりですが、一つだけ確かなことがあります。

それは、他者との比較が奪っていくものの大きさです。

誰かと自分を比べる行為は、確かにモチベーションを高めたり、自分の殻を破るきっかけになることもあるでしょう。

「あの人みたいになりたい」という憧れが、自分を新しい高みへと押し上げてくれる場合もあります。
けれど同時に、比較は自分自身を惨めにしてしまう危険性も孕んでいます。

SNSで目にする超人級のトレーニーたちは、本当に素晴らしい。ただ、彼らには彼らなりの環境があり、血の滲む努力があり、恵まれた条件があるんです。


自分のリズムで歩き続ける強さ

ジムに行く余裕がないなら、自宅トレーニングでできることを探せばいい。育児の時間が必要なら、限られた時間の中で工夫すればいい。
完璧である必要はない。誰かと同じである必要もない。

本当に大切なのは、自分が置かれた環境の中で、できることをコツコツと積み重ねていくこと。

僕は今、人生史上最高の身体を手に入れています。

それは、SNSの超人たちと張り合ってどうこうという話ではなく、過去の自分、一年前の自分と比べて確実に進化しているという手応えがあるからです。

比べる相手を他人に求めるのではなく、過去の自分にする。
この考え方のシフトが、僕の筋トレ人生を根本から変えてくれました。

この記事を読んでくださっているあなたも、もしかすると似たような悩みを抱えているかもしれません。

でも、あなたが今立っている場所で、今この瞬間にできることを続けていけば、必ず前に進めます。
自宅トレーニングでも、限られた時間の中でも、少しずつの積み重ねでも。

継続さえできれば、身体は必ず応えてくれます。そして、その変化を最も実感できるのは、あなた自身です。

僕もまだまだ道半ば。共に努力していきましょう。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


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