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2025年千葉県高校入試(社会)分析と予想問題の方針


1.2025年千葉県高校入試・社会 得点分布

「千葉県ホームページより作成」

平均点は51.7点だが、30点台後半と40点台後半に山がある点に注目。進学塾などに通って、ある程度ハイレベルな演習を重ねた受験生は60点台〜80点台をとったと考えられる。一方で、一問一答形式中心に知識のみを固めた受験生は得点ができなかったと見られる。

2.大問ごとの分析

大問1「総合問題」
「千葉県の現状と課題」を題材とした、3分野の融合問題。
(1)過去問等ではあまり見ない問われ方。抽象的な問われ方から難易度が高め
(3)読み取り問題では、資料の読み取りに日頃から慣れておき、冷静に解答する必要があった。
(4)生成AIに関する出題。時事的なものについても広く関心を持つようにしたい。

大問2「地理(日本地理)」
(1)選択肢の1つとして「南海トラフ」ということばがあった。近年、災害が多いため、ニュース等にも目を通し、教科書で太字で書かれている用語を習得したい。
(4)地形図の問題。普通の地形図とハザードマップの2つを読み取る必要があった。地図記号や地図上の距離を問う単純な出題しかなれていない受験生は難しく感じたのではないか。今後、現在と過去の地形図を読み取るような問題にも慣れておきたい。

大問3「地理(世界地理)」
(2)知識だけでは判断することが難しく、文章から求められていることを正確に読み取らなければならない問題も多く出題された。
(5)フィヨルドに関する記述問題。指定語をきちんと使って、どうやってできたのかを問う問題だったので、用語の暗記だけではなく、日頃からどうして?なぜ?と立ち止まって考えておく必要があった。誤答として「海水が氷河を削った」というものが多く見られた。

4:大問4「歴史(前近代史)」
比較的平易な例年通りの出題。
(3)楽市楽座に関する記述問題。
 『〜。これは商品の製造や販売を独占する(    )に自由な経済活動を行わせることが目的であった。』という形式で出題されている。
千葉県の記述問題は、文中の空欄を埋めさせる形式がほとんど。よって、前後のつながりが悪いと減点もしくは0点になってしまう。今回は「に自由な〜」につながるように記述しなければならないため、答えの最後が「商人」にならなければならないのがポイント。「百姓」などにしている誤答も多く見られた。

大問5「歴史(近・現代史)」【難易度高い】
出題形式が大きく変化し、読解力が必要な問題であった。特に(1)~(3)の問題は、手紙の内容を正確に読み取れていないと全て不正解となる可能性があった。今後の千葉県の出題方針を示すかのような特徴的な問題であったと言える。

大問6「公民(経済)」
「ワーク・ライフ・バランス」「企業の社会的責任」「日本銀行の役割」など、生活に身近な知識であり、ニュースなどでも話題になるので、広く社会について興味を持つようにしたい。
(3)資料の読み取り問題。レポートの内容からアメリカを特定し、国民負担率からアメリカが大きな政府か小さな政府か判断する問題。「レポートの読み取り」と「資料の読み取り」の二段階の作業が必要なので難易度が高い問題であった。

大問7「公民(政治)」
(3)直接請求権に関する記述問題。必要な署名数だけでなく、提出先まで求められている。1つでも間違えると0点になる問題であった。「3分の1」という分数を間違えている受験生が多かった。教科書の細部まで目を通しておきたい。

大問8「公民(国際)」
マイクロクレジット」を題材とする問題が出題され、SDGsに絡めた問題だった。今後もしばらくの間は、SDGsに関連した出題が多くなるのではないか。

3.2026年入試の対策

⚫︎複数選択肢の解答・完答問題の増加。→教科書に基づいた正確な知識の習得
⚫︎資料読み取りや文章読解問題の増加。→複数の資料や文章を論理的に読み解く訓練
⚫︎見慣れない形式の問題の出題。→全国の過去問を使って、初見の資料や出題形式問題を練習する。
⚫︎条件記述問題。→文脈を正しく読み取り、適切な形に文章を整えていく練習。教科書の読み込みをする。

4.予想問題の出題方針

⚫︎千葉県の出題形式に合わせる。
⚫︎思考力を要する資料問題・読解問題の出題。
⚫︎教科書に載っている新しい用語の出題。
⚫︎近現代の歴史の難易度を上げる。
*高校の「歴史総合」の影響があると考えられるため。

以上を踏まえて予想問題を作成しています。また、他県についても傾向を踏まえて作成をしていきます。
以前にもお伝えしましたが、予想問題についてはメンバーシップの方限定、もしくは有料記事となりますのでご了承ください。

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