見出し画像

#430 最近話題の「キャッシュレス貧乏」って何?

コンビニでスマホをかざす。

ネット通販はワンクリックで購入。

電車に乗るのも、食事代を払うのも、現金を使わない。

今やキャッシュレス決済は私たちの生活に欠かせない存在になりました。

財布を持ち歩かなくても買い物ができる便利な時代です。

しかし、その一方で最近増えていると言われているのが、

「キャッシュレス貧乏」

と呼ばれる人たちです。

便利なはずのキャッシュレスが、なぜ貧乏につながるのでしょうか?

キャッシュレス貧乏とは?

キャッシュレス貧乏とは、

「気付かないうちにお金を使いすぎてしまい、家計が苦しくなる状態」

を指します。

キャッシュレス決済そのものが悪いわけではありません。

問題は、

お金を使っている感覚が薄くなること

にあります。

現金で支払う場合は、

財布からお札や小銭を取り出します。

残高が目に見えるため、

「あといくら使えるか」

を意識しやすくなります。

一方でキャッシュレス決済は、

スマホをかざすだけ。

ボタンを押すだけ。

お金が減る瞬間を実感しにくいのです。

人は「見えない支出」に弱い

例えば、1万円札を手渡して買い物をすると、

「1万円を使った」

という感覚が残ります。

しかし、クレジットカードやQRコード決済では、

「今は支払っていない」

ような感覚になることがあります。

特にクレジットカードは、

商品を受け取るタイミングと、お金が引き落とされるタイミングが異なります。

この時間差が、支出の感覚をさらに鈍らせます。

心理学では、人は痛みを感じにくい支払い方法ほど、お金を使いやすくなることが知られています。

キャッシュレス決済は、まさにその特徴を持っているのです。

「ポイント還元」が支出を増やすことも

さらに、キャッシュレス決済には、

・ポイント還元
・期間限定キャンペーン
・クーポン配布

など、多くの特典があります。

お得に感じるため、

「どうせ買うなら今買おう」

と思うこともあるでしょう。

しかし、

必要だから買う

のではなく、

ポイントが付くから買う

となってくると注意が必要です。

例えば、

「5%還元だから得した」

と思っていても、予定外の出費が増えれば結果的には赤字です。

節約のつもりが、支出を増やしてしまうことも少なくありません。

サブスクもキャッシュレス貧乏の原因

キャッシュレス貧乏を考えるうえで見逃せないのが、

サブスクリプションサービスです。

・動画配信サービス
・音楽配信サービス
・クラウドストレージ
・ゲームの月額課金

1つ1つは数百円から数千円程度でも、

複数契約すると大きな金額になります。

しかも自動引き落としのため、

契約していることを忘れてしまうこともあります。

気付いたら、

「毎月数万円が自動的に支払われていた」

というケースも珍しくありません。

キャッシュレスは悪者ではない

ここまで読むと、

「キャッシュレスは危険だ」

と感じるかもしれません。

しかし、キャッシュレス決済そのものが悪いわけではありません。

家計簿アプリと連携すれば支出を自動で記録できます。

現金を持ち歩く必要もありません。

支払い履歴が残るため、不正利用にも気付きやすくなります。

問題なのは、

「使った金額を把握しないまま利用すること」

です。

便利な仕組みだからこそ、使い方が重要なのです。

キャッシュレス貧乏を防ぐには?

キャッシュレス貧乏を防ぐためには、

・毎月の利用額を確認する
・クレジットカードの明細を見る習慣をつける
・サブスクを定期的に見直す
・ポイント目的で買い物をしない
・月ごとの予算を決める

ことが大切です。

特に重要なのは、

「いくら使ったか」

ではなく、

「あといくら使えるか」

を意識することです。

便利さと管理能力はセット

キャッシュレス決済は、私たちの生活を大きく変えました。

財布を持たなくても買い物ができる時代は、とても便利です。

しかし便利になった分だけ、

お金を管理する力がこれまで以上に求められるようになりました。

現金の時代は、財布の中身がブレーキになっていました。

キャッシュレスの時代は、そのブレーキを自分で作らなければなりません。

「キャッシュレス貧乏」とは、

キャッシュレス決済の問題というより、

便利さに対して管理が追いつかなくなった状態なのかもしれません。

便利な仕組みを上手に使いこなせるかどうか。

それが、これからの時代のお金との付き合い方を左右するのです。

【関連記事】

【目次】

【参考】

いいなと思ったら応援しよう!