#117 2類から5類で何が変わる?【新型コロナ】
2023年4月27日、新型コロナウイルスの感染法上の分類が5月8日から2類から5類に変わることが正式に決定した。3類や4類ではなくなぜいきなり5類に変わるのか。5類になることで私たちの生活は何が変わるのか。
まず、感染法上の1類から5類の分類はざっくり言うと以下のように決まっている。
〇1類
感染力が極めて強く、感染した場合は致死的となる危険度が最も高い感染症。無症状者でも強制隔離や行動制限が可能。エボラ出血熱など。
〇2類
1類ほどではないが、感染力や重症度の高い感染症。SARSやMERS、新型コロナウイルスも2類に含まれる。感染者の就業制限は可能だが、無症状者の行動制限は本来行えない。新型コロナウイルスにおける緊急事態宣言や濃厚接触者の行動制限は別途新型インフルエンザ等対策特別措置法などの法律を適用することで可能となっている。
〇3類
O157や腸チフスなど、集団食中毒の原因となる感染症。
〇4類
動物や虫を介して人に感染する感染症。蚊を媒介するマラリアや日本脳炎なども4類に属している。
〇5類
危険度はさほど高くないものの、感染拡大を防止すべき感染症。おたふく風邪、水ぼうそう、手足口病、インフルエンザなど。
かなり大雑把だが、感染法上はこのような分類になっている。単純な感染力の強さ、危険度としては1類>2類>5類となっており、3類は食中毒、4類は動物を媒介する感染症となっているため、3類や4類に当てはまらない新型コロナウイルスは2類から5類へと変更になる。
では、5類への移行によって何が変わるのか。
・感染者や濃厚接触者の外出制限がなくなる(個人の判断になる)
・屋内で着用を推奨されてきたマスクの着用が自由になる
・感染者の日ごとの全数把握がなくなる
・緊急事態宣言などは基本的に発出されない
・飲食店に対する営業時間短縮などの要請がなくなる
・入国者の行動制限など、水際対策が無くなる
・医療費やワクチン接種が全額公費負担から、一部自己負担に変わる
などなど。要は新型コロナウイルスは今までのインフルエンザと同じ扱いとなるのだが、感染者数の増加が懸念されるなど、完全な2類への移行は議論を呼んでいる。
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【参考】
