#160 国連では何語が話されている?

世界193か国が加盟する国際連合。
異なる言語の国家が集まる国連では何語で会話がされているのだろうか。
国連の公用語は中国語、英語、フランス語、ロシア語、スペイン語、アラビア語(73年に公用語に追加)の6カ国語であると定められている。

国連では、6か国語のうちどれか1つの言語で話せば、国連が雇うプロの翻訳者が他の5か国語に瞬時に同時通訳をするシステムができている。しかし、日本語を含め他の言語に訳すとなると、該当する国は独自に通訳を用意する必要がある。国連において6か国語のうちどれかを話すことができるというのは大きなメリットなのである。

では、なぜこの6か国語が公用語となっているのか。
まずは、国連が戦勝国によってつくられた組織であることから、常任理事国である米・英の英語、仏のフランス語、ソ連のロシア語、中国の中国語が公用語となった。さらに、スペインはかつて「太陽の沈まない帝国」と呼ばれたほど世界に植民地を持っていたため、南米など多くの国がスペイン語を公用語としている。そのため、スペイン語が公用語となっている。
アラビア語も、国連における影響力はさることながら、中東から北アフリカにかけて多くの国で公用語となっていることから、後から国連の公用語として追加された。

日本は国連における貢献度は世界トップクラスながら、日本が敗戦国であること、日本以外の国で日本語が公用語となっていないことなどから、国連においても日本語は公用語となっていない。そのため、日本は国連の議論に参加するためには独自に通訳を準備する必要があるのである。

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