#184 「デパート」って何?

「デパート」と言ってもピンとこない生徒も多い。
休日に家族とデパートに買い物に行って、デパートのレストランでお子様ランチを食べ、屋上の遊園地で遊んで帰ったり、お中元やお歳暮を選ぶためにデパートに行って子どもはおもちゃ売り場でおもちゃを買ってもらったり…といった休日はもはや過去のものなのだろう。

そもそも、デパートとは何なのだろうか。
「デパート」は「デパートメントストア」の略で、もともとはアメリカにあった多種多様な商品を陳列する大型小売店のことを指す。デパートと「百貨店」は同義である。

1904年に三越呉服店が「デパートメント宣言」を発表したことが日本のデパートの発祥と言われている。三越はアメリカのデパートメントストアのようにより多くの種類の商品を取り揃えた百貨店の業態へ変わると発表し、新聞広告や雑誌にも多く掲載された。
1920年代にはデパートは大衆化し、休日にデパートで買い物や食事、娯楽を楽しむということが一般的になっていった。
とくに、ターミナル駅につくられたターミナルデパートは、鉄道会社によって沿線の住宅と共に開発が進められ、沿線の住民が休日に鉄道でデパートに買い物に行くというライフスタイルが確立した。

大正期から昭和にかけて、デパートは人々の休日のステータスとも言える存在になったデパートだったが、バブル崩壊後は大型スーパーや通信販売、家電・衣服などのカテゴリーキラーと呼ばれる量販店が売り上げを伸ばす一方、デパートの売り上げは右肩下がりとなっている。コロナによる追い打ちもあり、デパートの閉店・経営破綻のニュースはもはや見慣れたものとなってしまった。

また、デパートが1つの商業施設でさまざまな商品を売っているのに対し、ショッピングモールは数々の専門店が集まった商業施設である。分かりやすい基準として、百貨店は「百貨店協会」に加盟し、「全国百貨店 共通商品券」が使えるというものもある。
百貨店の具体例は百貨店協会の加盟企業(https://www.depart.or.jp/member/)を見ることで確認できる。

【目次】

【参考】

日本百貨店協会HP https://www.depart.or.jp/

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