#203 エンゲル係数が上昇中?
エンゲル係数とは、消費支出に占める食料費の割合のことで、「食料費÷消費支出×100」で求められる値である。エンゲル係数の名称はドイツの統計学者エンゲルに由来している。
エンゲル係数は、古くから生活の豊かさを示す指標となっており、エンゲル係数が低くなればなるほど、娯楽や教養など食費以外にお金を使えているということで、経済的にゆとりがある、すなわち生活が豊かだとされる。
もちろん食費を極限まで節約すればエンゲル係数は小さくなるし、どれだけ給料が高くてもそれだけ外食や食べるものの質を高くしたいという場合はエンゲル係数は高くなる。例外は多々あるが、社会全体の平均を取ることで、その社会の豊かさを知る指標になると言われている。
現代のエンゲル係数は、二人以上世帯で約26.6%(2022年)。近年は増加傾向にある。物価高やコロナ禍で消費支出自体が減っていたことなどが影響していると言われている。
また、エンゲル係数の上昇は先進国に共通して見られている特徴であり、その原因は、「高齢化、共働き世帯増、食料価格高騰」だと言われている。
ちなみに第二次世界大戦直後の日本のエンゲル係数は60%台で、人々がどれだけ食料を調達するのが大変だったのかがわかる。
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