#391 暑さのピークが8月なのはなぜ?
日本(本州付近)では、暑さのピークはおおよそ8月である(年によっては7月になることもある)。
しかし、よく考えるとこれは不思議なことだ。
1年の中で日照時間が一番長いのは夏至の6月半ば。
単純に考えれば一番昼が長い6月の平均気温が高くなりそうだが、実際は7月から8月にかけての気温の方が6月よりもなっている。
なぜそうなるのだろうか?
1つ目の理由は、太陽光が熱へと変換される仕組みにある。
太陽光は空気中を進む時はほとんど透過してしまうため、空気は太陽光によって温められにくいという性質がある。
それに対して地表(固体)は太陽光によって温められやすい。
つまり、太陽光によって空気が温められているわけではなく、太陽光によって地表が温められ、地表の熱が空気に伝わることで気温が上昇するのである。
そのため、日照時間が長くなってから気温が上昇するまでには時間差が生まれ、気温のピークが7月~8月になるのである。
ちなみに、太陽が一番高くなる(日差しが一番強くなる)正午ではなく、1時から2時頃が一日の気温のピークとなるのも同様の仕組みである。
2つ目の理由が「梅雨」の存在だ。
日本列島は大部分が6月~7月にかけて梅雨になり、雲によって日照時間が減ったり、雨が降ったりすることで気温が下がりやすい。
そのため、梅雨が明ける7月頃から気温が上がり、8月ごろにピークとなる場所が多いのである。
もちろん、梅雨明けの時期には地域差がある。
例えば、6月には梅雨明けしてしまう沖縄では、気温のピークは7月になることが多い。
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【参考】
