#147 警視庁と警察庁はどう違う?
警視庁と警察庁、名前は似ているがどのように違うのだろうか。
警察庁は、国家公安委員会の下に置かれている全国の警察を指揮・監督する機関である。国家公安委員会は内閣府に属する機関であり、国務大臣である委員長と5人の委員からなる委員会で、第二次世界大戦中に国家権力が暴走した反省から、警察組織を民主的に運営していくためにつくられた機関だ。
つまり、警察庁は内閣が管轄する機関である。
一方、警視庁は各都道府県に置かれている警察組織の東京都版である。各都道府県にはそれぞれ公安委員会が置かれており、域内の警察を所管する警察本部が置かれている。東京都以外の道府県では、「神奈川県警」や「愛知県警」という形で○○県警(府警・道警)と呼ぶが、東京都では警察本部のことを「警視庁」と呼んでいる。
東京都は首都であり、国会議事堂や各省庁の警備など、首都警護という特殊な任務があることから、全国の警察の中でも特別な業務があるという理由で名前も東京都警ではなく「警視庁」となっている。
警視庁のトップは「警視総監」という役職になっているが、全国の都道府県
の警察の中で唯一任命に内閣総理大臣の承認が必要な役職になっている。
中学生にもおなじみの「名探偵コナン」の登場人物だと、安室徹こと降谷零は警察庁、目暮警部や高木刑事は警視庁の警察官だ。降谷零が所属しているのは警察庁警備局で、通称公安警察と呼ばれている。
公安警察とは、極右団体や過激な思想を持つ宗教団体のテロや、敵対国や敵対団体のスパイ行為を取り締まるための組織で、警察庁警備局と、都道府県警察の警備部で構成されている。
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【参考】
