#177 日本にある島が倍になった?

国土地理院は、2023年2月、日本の島の数を35年ぶりに数え直した結果、6852から1万4125に倍増したと発表した。

そもそも島とは、国際連合の海洋法条約で、「自然に作られたもので、水に囲まれていて、満潮時でも水面の上にある陸地」と定められている。(おそらく、この定義で数えると島の数はさらに倍増する)

しかし、「島の数え方」については国際的な取り決めはない。
昭和62年(1987年)、海上保安庁は以下のルールに基づいて全国の島の数を数えた。

1.島の 周囲が0.1km以上のもの
2. 何らかの形で本土とつながっている島について、それが橋、防波堤のような細い構造物でつながっている場合は島として扱い、それより幅が広くつながっていて本土と一体化しているようなものは除外
3. 埋立地は除外

1. 周囲が0.1km以上のもの
2. 何らかの形で本土とつながっている島について、それが橋、防波堤のような細い構造物でつながっている場合は島として扱い、それより幅が広くつながっていて本土と一体化しているようなものは除外
3. 埋立地は除外

https://www.nijinet.or.jp/info/faq/tabid/65/Default.aspx

2023年の調査では、上記の条件に加え、以下の条件が加えられた。

1.法令等(離島振興法、有人国境離島法等)に基づく島を重複なく計数する。
2.1.のほか、国土地理院の電子国土基本図を用いて、周囲長0.1km以上の海岸線で囲われた陸地を対象に計数する。
3.2.においては、自然に形成されたと判断できる陸地を計数の対象とする。なお、湖沼等内水面にある陸地は、計数の対象外とする。

https://www.nijinet.or.jp/info/faq/tabid/65/Default.aspx

その結果、数えられた島の数は倍増し、1万4125となった。
例えば、沖ノ鳥島は外周が100m未満だが、日本の法律で島と認めているため、島とカウントされた。
海上にある長崎空港は一見埋立地のようだが、かつてあった島を基盤として埋め立てられたため、自然に形成されたと判断されて島としてカウントされた。
さらに、測量技術やデジタル技術の発展により、小さな島を精細に描写することが可能になったことから、0.1km以上の島をより正確に数えることができるようになり、島の数が増えたそうだ。

単純に島の数と言っても、海面つきでた岩や陸地の数というわけではなく、どの時々の政治的意図や技術に左右されている。

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