#79 札幌時計台の正式名称は?
今や札幌の代名詞となっている札幌時計台。
正式名称は「旧札幌農学校演武場」。「少年よ大志を抱け」で有名なお雇い外国人のクラーク博士の提言により、札幌農学校の生徒の訓練や入学式・卒業式などを行う講堂として1878年(明治11年)に建設された建物である。クラーク博士は体力を鍛えて有事の際は屯田兵になることを目的として、札幌農学校の生徒に兵式訓練の授業を導入した。演武場はその訓練場として使われたのである。
完成当初は時計台はなく、授業の始まりと終わりを告げる鐘があるのみだったが、演武場の完成式に出席した黒田清隆開拓長官の指示で塔時計の設置が決まり、1881年に取り付けられた。
この演武場では入学式や卒業式も行われ、内村鑑三や新渡戸稲造といった人物もここから巣立っている。
公会堂としても使用された演武場は市民にも親しまれ、1903年に農学校が移転した後に「時計台」と呼ばれるようになり、現在に至る。
また、現在の時計台は1906年に道路整備のために100mほど移動された。元あった場所には演武場跡碑が残っている。
