#49 弾道ミサイルって何?

北朝鮮が弾道ミサイルを発射して日本のEEZに落下したというニュースが当たり前のようになっている現在の日本。これは異常事態なのだが、弾道ミサイルとは一体何なのだろうか。

そもそもミサイルとは、エンジンの動力として自律して目標に対して飛行する兵器である。飛行機のように水平に飛行するミサイルを「巡航ミサイル」、宇宙空間まで上昇して放物線を描いて目標を狙うミサイルを「弾道ミサイル」として区別する。

巡航ミサイルは、飛行機に搭載され敵機を追尾するような小型のミサイルから、1000km以上先の拠点を狙うものまでさまざまである。
弾道ミサイルは宇宙空間を通過するため、巡航ミサイルよりも長距離の飛行が可能とする。ICBMと呼ばれる大陸間弾道ミサイルは、最大射程が1万5千km以上ともされており、仮に北朝鮮が配備していたとするとアメリカ全土を狙いる射程範囲である。さらに、宇宙空間を通り目的地に接近し、最高で秒速8kmの速さで落下して目標に到達することから、撃墜はひじょうに困難とされている。
弾道ミサイルは高度を上昇させる燃料燃焼後は慣性によって飛行するため、精度に課題があるとされているが、核弾頭や生物兵器・化学兵器を搭載してしまえば数百メートルは誤差の範囲となる。弾道ミサイルとは、このようなおそろしい兵器である。

ちなみに、ニュースなどで〇〇県の上空を弾道ミサイルが通過したという表現が使われることがあるが、弾道ミサイルは宇宙空間を飛行するため、着弾地点付近を除いて目視するのは難しい。上空をミサイルが通過していると聞くと飛行機がひこうき雲を出しながら飛んでいく様子を思い浮かべてしまうかもしれないが、もし目視できたらそこから秒速数キロメートルで急降下してきて甚大な被害をもたらす、恐るべき兵器なのである。

また、潜水艦に搭載される弾道ミサイルはSLBMと呼ばれており、日本近海含めて世界の深海にはロシアやアメリカのSLBMが仮想敵国を狙って潜んでいると言われている。

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