#257 水道水のお値段は?
水道水の値段は、地域や使用料によってばらつきはあるものの、全国平均で1リットルあたり約0.24円。
ペットボトルに入ったミネラルウォーターの値段が1リットル200円(500mLのペットボトル2本分)だとすると、ミネラルウォーターは水道水の約833倍の値段だ。どれだけ日本の水道水が割安かが分かる。
水道料金は公共料金とは言え、基本的には受益者負担の原則で決められている。そのため、自治体ごとに料金に大きな差が生まれる。
例えば、2019年公表のデータをもとに都道府県別に見ると、一番水道料金の安い県は神奈川県で2142円。一番高い県は青森県で4418円である。
さらに細かい自治体ごとに見ると、一番安いのは兵庫県赤穂市の853円で、高いのは北海道夕張市の6841円。約6000円の差である。
各自治体の水道料金は、次のような要因で決まっている。
①地理的要因(水源からの距離、水道施設を集約できるか等)
②歴史的要因(水道施設がつくられた年など→古ければ補修費用が高くなる)
③人口密度や生活様式など(人口密度が高ければ施設が集約できるが、低ければ分散するため費用が上がる)
④外部経済・不経済要因(水の水質の良し悪しなど)
各地域で大きな差があるとはいえ、蛇口をひねれば安全な飲料水が出てくるという国は世界では極めて稀だ。
2023年現在、世界で安全に水道水が飲める国は日本を含めてわずか9か国と言われている。
水道水の安全性という意味では、日本は世界最高峰の技術を誇っている。
私たちが1リットル1円以下という世界的に見ればきわめて安い価格で安全な水を飲むことができるのは、日本に生まれた幸運であろう。
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