記者たちについて、そのSHOCK AND AWE
gooブログにて、20/07/09投稿。
2001年9月11日、アメリカニューヨーク同時多発テロ勃発。
同年10月7日、アメリカはタリバン・アルカイダ討伐のため派兵。アフガニスタン侵攻「不朽の自由作戦」。
そして、2002年1月29日。
ブッシュ大統領は一般教書演説において「悪の枢軸」発言。
イラク、イラン、北朝鮮を名指しで非難。
イラクは大量破壊兵器を所持しテロを支援していると断言した。
ニューヨークタイムズ、ワシントンポスト等大手新聞社はその発言に追随し、イラク批判を強める。
国内の戦意が高まる中。
ニュース配信会社『ナイトリッダー』の記者たちは疑念を募らせていた。
「イラクは本当に大量破壊兵器を所持しているのか?」と──
2017年公開の映画『記者たち』。
イラク戦争の発端となった大量破壊兵器保持。その捏造疑惑を追う衝撃作。
いや~、素晴らしい映画。
やっぱアメリカはやることが違うわ。
全部本当の話なんだもんねw
劇中の記者も実在の人やし、ブッシュやラムズフェルドも当時の映像で登場する。
ラムズフェルドって、すっげー無茶苦茶なこと言ってたんだな。改めて知ってびっくりしたわw
「報告を聞いた時、実にユニークだと思った。知って通り、我々には知られていると知られていることがあり、知っていると知っていることと知らないと知っていること。知らないと知らないことがあるんだ」
え!? なんて!?
かまいたちの漫才の原型だなこりゃw
「逆の立場で考えてみ? もしお前が知られてることを俺が知られていると知っていて、俺が知っていることをお前が知っていると認めてこられてきたとしても、お前が知らないと俺が知らないことを絶対に謝ってきてたと思うか?」
自分で書いてて具合悪くなってきたw
ようこんなラップみたいな言葉思い付くな。翻訳してくれた人にも感謝やわ。
known knowns,
known unknowns,
unknown unknowns.
そもそも用法的に正しいんかな? 頭悪いから分からん……。
これを真面目に聞いてた人達はどう思っていたのか。何が知っての通りなのかw
事はUFJとUSJの言い違いレベルの話ではなく、戦争が起きるか起きないかの瀬戸際やからな。
ジャーナリズムなんてどこの国も一緒。こんなん大本営発表じゃん。
日本はマスゴミマスゴミなんて言うけど、アメリカはまた違った意味合いよな。
売れる記事を書くって点は一緒なんだろうけど。
結局新聞社は国民を煽動する機関つーことだね。アメリカはそこんとこ徹底してる。
でも、そん中にもこういう良心や勇気を持つ人たちがいたことは称賛すべきだと思う。
今作の監督、『スタンドバイミー』など代表作を持つロブライナー氏が俳優としても出演し獅子奮迅の仕事ぶり。お見事でした。
惜しむらくは、この映画はもっと世の中に知られるべきだしヒットしなきゃいけなかったということだな。
まぁ、物語としては結末が分かりきってるから仕方ないかもせんが。
イラク戦争は止められず、ナイトリッダーは買収され後に解体される。
誰も真実なんて最初から求めてない。肝心なのは戦争に勝つかどうか。
アメリカは強い国だ。それが許されるし、端からジャーナリズムなど必要としていなかった……。
考えてみれば真実ほど、世界中の政治家や政府にとって不必要で邪魔なものは他にないわけだから。
何ともまぁ、空しく情けない限り。
この映画が作られたこと自体が最大の皮肉なんかもせん。
では、また。
最後にはジュディスミラー。
この人も裁判にかけられるし、何だか記者って割には合わん仕事よの。
