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「対等感」を損ねた人たち

このnoteでたびたび書いているのですが、あらゆる人間関係は平等であって、他人を安易に見下したり、逆に自分を他人と比べて卑下してはならないと考えております。

人間同士、常に対等であるべきなのです。


もちろん、年齢的な上下関係や、経験値の差によってリーダーと部下という関係も作られます。

年上の人は敬うべきだし、リーダーには敬意を払う必要があります。

また、取引先の相手に対しては、仕事を振ってもらうような立場、御用聞きをしたり下請け仕事をいただく立場になったりもします。

仕事を貰うために、きちんとした対応が求められますし、気を遣う必要はあるでしょう。


しかしながら、人間同士は根本的に対等だということは忘れてはなりません。

年上の話をすべて受け入れる必要はないし、リーダーが絶対なんていうこともありません。

仕事を振る方が偉くて、下請けの立場が常に腰を低くしなくては、なんてこともないのです。


ところが大会社に長く所属していたり、もしくは偉い立場になったりすると、そうした人間同士が対等であることを忘れてしまいがちです。

常に仕事を振る立場にいたり、部下に仕事を命じるような立場を続けていくうちに、なぜか人は自分が上だと感じてしまうようなのです。

僕はこのような人たちを「対等感」を損ねた人たちと内心呼んでいます。

この「対等感」を一度でも損ねてしまうと、言葉使いは丁寧であっても、立ち振る舞いや言葉の端々に偉そうな態度が滲み出てくるから不思議です。

自分が上だと感じた瞬間から、何故かプライドが発生してしまうようで、何の根拠もなく人を見下すようになってしまうのです。


また、逆のケースもあります。

ずっと部下の立場で居続けたり、下請け専門の零細企業に長く勤めていたりして、「上の立場」の人間に対して常にへりくだり、腰がめっぽう低くなってしまう人たちもいます。

必要以上に卑屈になって、ストレスを溜め込む・・・という体に悪い人たちです。

確かに下手に出ることが多くなる立場はあるとは思いますが、そこでも対人同士は対等であるという点を疑ってはなりません。

これまた不思議なもので、人間同士が対等であると考えれば、無理を言ってくる取引先にも一歩も引けを取らずに済むものなのです。


僕は小さな会社からキャリアを積んで、やがてその会社が大会社に吸収される・・・といった職歴を持つ人間です。この間、新卒から大会社にいて偉そうにしている人や、逆に零細企業において卑屈になりすぎている人を大勢見てきました。

そうした極端の傾向を持つ社員を見てきて、自分はなるべくバランスを取ろう、もしくは常に一定であろうと考えるようになりました。

20代の頃に大小の会社員を経験できたことで、バランスの取れた感覚を身につけられたことは、本当に運が良かったと思います。


で、そんな「対等感」を維持している自分からすると、言葉は悪いですが、この感覚を失った人たちがとても醜く見えてきます。

偉そうな口を利いたり、慇懃無礼なメールを送り付けてきたり、人間関係を常に上下関係で捉えてしまったり・・。

質の悪いことに、対等感を損ねた者同士が意気投合したりするシーンもよく見かけます。俺たち凄いでしょ同盟と言った感じの。


実際には対等感を損ねても、社会人生活はそれほど困りません。ただし、僕のような必死にバランスを取ろうとしている人間からは、そういう人たちとは関わりたくないなと疎まれていることは、強く指摘しておきたいと思います。




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