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中国人留学生に18万円?真相と制度の問題点 海外留学経験のある私が解説

「日本人の税金が中国人に使われてるなんて、納得できない!」
「月に18万円も!?こっちは生活が苦しいのに!」
SNSでこうした声が飛び交っているのを、
最近よく見かけます。
きっかけは「SPRING(スプリング)制度」という、
博士課程の大学院生を支援する
国の奨学金制度。
月18万円が支給されるこの制度の受給者に、
多くの中国人留学生が含まれていることが
明らかになり、
波紋を呼んでいます。

でも、旅するWebライターとして
40カ国以上をめぐり、
海外留学経験のある私から見れば、
「怒りの矛先、ちょっとズレてない?」
感じる部分も正直あります。
本当に怒るべき相手は誰なのか?
中国人留学生ってそんなにズルいの?
18万円支給の真相って?
今回は、SNSの偏った情報ではなく
「数字と現実」で
この話題を紐解いていきたいと思います。

SPRING制度とは?誰がいくらもらえるの?

まず、問題になっている
SPRING(スプリング)制度の
正体から確認しましょう。
これは、日本の博士課程の大学院生を対象
とした支援制度。
目的は、
「生活費を稼ぐためのアルバイトが忙しく、
大学院での研究が進まない」
ということがないように、
生活費と研究費を支給するというものです。

2024年度の支給額は月18万円+研究費最大40万円
生活費にあたる18万円は、
あくまで研究に集中してもらうための
「最低限の支援」です。
ここまでは納得できますよね?
問題は、その支給対象者の内訳です。

  • 受給者総数:10,564人

  • 外国籍受給者:4,125人(約39%)

  • 中国人留学生:2,904人(全体の約27.5%)

  • 日本人受給者:6,439人(約61%)

つまり、SPRING制度を利用している
学生の約4割は外国人、
さらにそのうち7割近くが
中国人留学生という構図です。
確かに、こうした数字だけを見れば
「なぜ日本の税金で外国人を?」
という声が出るのも無理はありません。
でも、もう少しだけ掘り下げてみましょう。


中国人留学生が多い理由とは?

ではなぜ、これほど多くの中国人留学生が
支給を受けているのでしょうか?
不正?ズル?特別枠?
いえ、そうではありません。
一番の理由は単純で、
彼らが「圧倒的に優秀だから」です。
中国は言わずと知れた超学歴社会。
14億人という人口の中で、
日本の大学院にまで進む中国人留学生は、
まさに選ばれしエリート。
しかも、多くの中国人留学生は
中国国内の超過酷な受験競争を
勝ち抜いたにも関わらず、
「あえて」日本に来ています。
というのも、成績優秀でも、
中国の一流大学に入れなかった人たちが、
世界的に見るとランクが落ちる
日本のトップ大学

選んでいるという現実があります。
例として、2025年の世界大学ランキング
を見てみましょう。

  • 清華大学(中国)…12位

  • 北京大学(中国)…13位

  • 東京大学(日本)…28位

  • 京都大学(日本)…55位

中国ではトップ層に入れなかった学生でも、
日本の東大や京大に進学することは可能。
逆に言えば、日本の1流大学は、
彼らにとっては
「実力を少しだけセーブすれば入れる」
存在でもあるわけです。

本物の超エリートはアメリカの大学へ行く

制度の問題点はどこにあるのか?

ここまで読んでいただいた方は、
すでにお気づきかもしれません。
今回の18万円問題、
中国人学生個人がズルをしているわけではないんです。
問題があるとすれば、
それは制度設計の側にあります。
現在のSPRING制度は「優秀さ」によって
支援対象が決まるため、
成績や研究内容で選考されます。
結果として、外国人、それも
中国人留学生が多くなるのは
“当然の結果”
ともいえます。
ですが──、ここに
「日本人の税金を使うことの是非」や、
「経済的に苦しい日本人学生の存在」
があるのもまた事実。
なぜ、日本人学生をもっと支援しないのか?
なぜ、国内の若者に魅力ある研究環境を提供しないのか?
怒るべきは学生ではなく、
国の制度運用のバランスや、支援の優先順位のはずです。


私の体験から感じたこと

私はこれまで、
複数回海外留学を経験してきました。
その中で多くの中国人留学生とも
出会ってきましたが、
どの人も共通して「賢く」「お金に困っておらず」
「穏やかで優しい」タイプでした。
会話を交わして数分で「勝てないな」と
感じさせられるほどの知性。
さらには「今日は俺が出すよ」と
何度も食事をご馳走になったこともあります。
競争を勝ち抜いてきた人間ならではの余裕と、
人間性の深さに何度も感心させられました。
お金持ちで性格も良く頭が良い、
それがエリート留学生
なのです。
もちろん、彼らにも弱点はあります。
中国人は中国人だけの
閉じたコミュニティを作りがちで、
異文化に対して保守的。
ですが、一度仲間と認定されると、
まるで家族のように世話を焼いてくれる
気の良い人たちなのです。
※あくまでエリート中国人留学生の場合です。彼らから言わせると中国本土に暮らす人たちは、また違ったキャラクターなのだそうです。

完全無欠の留学生

制度を見直すべき本当の理由

今回の「月18万円支給」が
話題になったことを受け、
政府の一部からは
「支援対象を日本人に限定すべきでは」
という意見も出ています。
確かに、納税者の感情としては
「自分たちの税金が海外の学生に使われるのは納得できない」
と感じるのも当然です。
ですが、ここで冷静になって考えたいのは、
制度の目的と公平性です。
SPRING制度の本来の目的は、
日本の学術研究のレベルを上げること。
であれば、
「誰が税金を払っているか」ではなく、
「誰が最も研究に貢献できるか」
が基準
になるのは、
ある意味自然な流れとも言えます。
ですが、だからといって
今のまま放置して良いかというと、
それも違う。
私はこう考えます

  • 日本人学生にもっと学ぶ環境と経済的支援を整えるべき

  • 制度の透明性や「なぜ支援するのか」を国民に丁寧に説明すべき

  • 感情的なSNS炎上に引っ張られず、数字と実態に基づいて議論すべき


日本人が「怒る」より「学ぶ」べきこと

「どうして日本人には支援が少ないのに、
中国人には?」
この声の裏にあるのは、
日本の若者が
制度を活かす力や競争力を失ってきている
という現実かもしれません。
世界では、努力してスキルを磨いた人間が
報われるのが当然。
「平等」ではなく「公平」、
すなわち“結果に差がつく”社会が当たり前
なのです。
たとえば私が住んでいる東南アジアの大学では、
成績下位の学生は翌年の奨学金を
打ち切られるのが普通です。
逆に、成績上位者には海外インターンや
研究予算など、チャンスがどんどん回ってくる。
厳しいけれど、「がんばる人が報われる仕組み」
が明確です。
競争することこそ、世界のあるべき姿でしょう。
日本の運動会で
「順位をつけずに全員で手を繋いで一斉にゴール」
で育った若者は、
社会に出た途端に競争社会に放り込まれる訳ですが、
生きていけるのでしょうか?
ゆとり教育は国際競争力の観点で見れば、
失敗ではないでしょうか?
現に今日本の学校教育が見直されていますよね。

そもそも私は大学院へ進学しようとも
考えていませんでした


私たちはこれからどうすべきか?

この騒動の本質は、
「外国人留学生がズルい」でも
「日本人が可哀想」でもなく、
“日本の若者がもっと実力をつける必要がある”
というメッセージ
ではないでしょうか。
SNSで文句を言う前に、
自分の学び方を見直してみる。
制度に不満を持つなら、
自分がその制度を使える立場に回る努力をする。
私自身もまだまだ発展途上です。
今も実は空き時間にこっそり
新しいスキルを習得するために、
コーチを雇って訓練中です。
近いうち私の新しいスキルで
皆様に面白い記事を届けられるかもしれません。

社会人になってからは、
仕事が忙しく、勉強をしてこなかった私ですが、
海外移住してからと言うもの、
大学生の時以上に自己学習をしています。

世界のライバルに勝つためには、
大人になっても勉強するしかありません。
今日も東南アジアのホテルの一室で
一生懸命この記事を書いています。

最後に

このnoteは、「感情」ではなく
「事実」に基づいて冷静に
現実を見たい人に向けて書いています。
怒りをぶつけるのは簡単ですが、
その先に何も変化はありません。
日本をよくするために、
制度を変えるべきだと思うなら、
まずは自分自身が成長すること
この記事が少しでも「見方が変わった」
と思った方は、
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追記:この記事のコメントに専門家の方の貴重なご意見をいただきました。とても学びになるので、ぜひコメント欄もご覧ください

この記事は世界40ヵ国以上を旅する
学生時代バイトと飲み会しかしてこなかった
ライターのショーン・タイラーがお送りしました。
Shawn Tyler

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ショーン・タイラー | 40カ国節約海外移住 あなたの応援が私の活動の力になります。 いただいたチップを活動費として記事を増やしていきます。 応援よろしくお願いします!