電子カルテから医療情報を盗む輩が跋扈しているが彼らの目的な何か?
医院を経営する知り合いからの話である。いくつかのクリニックの電子カルテをネットで繋ぎ、ITを駆使して効率化を計り理想の医療を構築しようと理想に燃えていた。
ITにも詳しい方である。
あるとき、電子カルテの様子がおかしいことに気がついた。
業者にも頼みいろいろ調べるとどうもウイルスがいるらしい。
ウイルスがカルテ情報をどこかに発信していることまでは分かった。
どこに発信しているかを調べるには数百万かかるという。
それは諦めた。
大事なのはウイルスを除去することである。
正月休みを返上して除染作業を行なったとのこと。
本当に時間のかかる大変な仕事である。
この話を聞いて私は閃いたことがある。このようなウイルスを仕込む連中が何を目的にしているか、である。
今まで分かっていたこと。
ハッキングが時々ニュースを今までも賑わすことがあった。
ハッキングされウイルスに感染して電子カルテがダメになる。
同時に犯行グループから「電子カルテを復旧したければ、金を払え」など。金を払っても電子カルテが元に戻るとは限らない。
診療が2週間から1ヶ月できなくなった、など。この期間、臨時で紙カルテを使って凌いだ、など。
この犯行グループ。こそ泥みたいなチンケなものではない。
技術も高く、人材も資金も潤沢な巨大なグループである。時として国家ぐるみである。
医師個人がちょっとITに強い、とか、電子カルテの業者が対抗できるレベルではない。
私は金のためであると思っていた。
名前、電話番号、クレジットカードの番号の三点セットで一件二千円ほどで売買されているという。
これに電子カルテの情報、つまり、保険証の番号、マイナンバーカードの番号、そして医療情報、これらが揃っていたら、一件2−3万を超えることになろう。しかし、思った。果たして金のためだけなのだろうか、と。
考えてみると、この情報を買う人がいるのである。
どのようなことを狙っているのであろうか。
それが分かったのである。閃いたのである。
狙いは、我々の「支配」である。
彼らは今、そのことに狂奔している。
例えば、東京都の千代田区の一角。ここにある、病院、クリニックなどの医療機関にウイルスを仕込み、その内容を丸ごと把握できたとしたらどうなるか。これができたら、東京都千代田区のその一角の住民情報を握ることになる。これは如何なることか、というと、その地域を支配したことになるのである。
その「支配」を目指して、世界のハッキンググループが跳梁跋扈しているように思う。日本はおろか世界中に自分の碁石を置くことに躍起になっている。黒い石、白い石、青い石、赤い石、さまざまな石を置いて支配域の拡大に躍起になっている。これができれば、地域の支配、ひいては国の支配に通じるのである。
我々が安易にネットに繋がれた電子カルテを使用することが自らの支配に手を貸しているのだ、ということを重々認識する必要があるだろう。
