本は「消費」するからこそ価値がある:紙、デジタル、音声で、読書を巡らせる私なりの方法
大阪生まれの私が唯一「ケチらない」と決めているもの、それは「本」です。読みたい本のためにお金を惜しみたくない。本屋さんでぶらぶら物色するのも大好きです。技術書は例外として、「学ぶぞ!」という意気込みではなく、100%「読みたい!」という興味で読んでいます。
「読書が好きだけど、なかなか時間が取れない…」「読みたい本が増えるばかりで、積読が溜まっていく…」
今回は、そんなあなたの悩みを解決するヒントになるかもしれない、私の読書スタイルをお届けします。この方法に落ち着いてから、常に2冊以上を同時に読み(聴き)、読書ペースが格段に上がりました。実際、今年は月平均6.3冊のペースで読み進めています。「速く、沢山読む」ことだけが「良い」わけではありませんが、もしあなたが「読書がなかなか進まない」「読みたい本がありすぎる」と感じているなら、きっと参考になるはずです。特に、海外在住の方や、引っ越しが多い方、モノを減らしたい方には、私の「本を溜め込まない」読書法が役立つかもしれません。
私の読書を支える3つの媒体

私は読書をするために「特別な時間」を割くことはほとんどありません。通勤中、家事中、移動中など、日々の「スキマ時間」を最大限に活用しています。それを可能にしているのが、以下の3つの媒体です。
1. 紙の本
日本に帰省した際にまとめて購入し、少しずつ読み進めます。帰省が近づくと、事前にAmazonで中古も含め吟味して実家へ送るほどの用意周到ぶりです(笑)。サクッと読めるショートストーリーやエッセイ(特に小さくて持ち運びやすい文庫!)、帰省中の書店で偶然「出会った」本、そしてデジタル版が出ていない本は、紙で楽しむのが一番です。
読むタイミング: 電車での移動中、リラックスできるお風呂、寝る前のベッドサイドで少しずつ。
2. デジタルの本 (Kindle Paperwhite)
デジタルの本は、基本的にはKindle Paperwhiteで読んでいます。Kindle端末はボタンが多かった時代から愛用!日本の本を読むメイン媒体です。カラーの技術書など、視覚情報が重要な場合のみ、iPad 11インチを使います。
読むタイミング: 紙の本と同じく、スキマ時間に活用。Kindle Paperwhiteは防水なので、お風呂でも安心して読めます。
3. オーディオブック(Audible)
以前は英語の本も紙で買っていましたが、日本語の本に比べて英語は5倍(ひょっとしたら10倍…?)読むのが遅いことに気づき、今はほぼ完全にオーディオブックに切り替えました。著者本人が朗読しているものもあり、聴いていると著者との距離が近くなる感覚があります。また、朗読速度を自由に調整できるため、基本は1.25倍〜1.5倍速で聴くことで、読書ペースがぐっと上がりました。(オーティオブックは、朗読がゆっくりめなことが多いです。)
聴くタイミング: 散歩中や通勤の徒歩中、料理や掃除などの家事をしながら。耳からインプットすることで、手を動かしながらも読書を進められるのが最大の魅力です。
「本は消費」という私の考え
読書が好きだと言いながらも、私は基本的に紙の本を手元に溜め込みません。読み終えたら処分するか、興味がありそうな人に譲るか、あるいは技術書のように高く売れそうなものだけ売って手放します。
本当は、紙の本の手触り感も含め、本自体はモノとして好きです。それでもこのスタイルに行き着いたのには、あるきっかけがありました。
度重なる海外引っ越し
初めて日本を出て海外へ移住する準備をした時、モノを極限まで減らす必要に迫られました。膨大な本を前に「どうしよう…」と頭を抱えた時、ある悟りを開いたんです。
「本は内容が大事だから、この紙の物体自体は手放してもいい。本は『消費』していこう」
これは私の置かれた状況の中で決めたことで、誰にでもおすすめする考え方ではありません。ですが、私自身はこの考え方に納得できました。このスタイルになってから、これまで計5回の海外引っ越しをしてきましたが、本に関してはとても身軽です。おかげで、引っ越しの度に本を捨てる罪悪感に苛まれることもなくなりました。また、中古本や、お風呂の湿気でふやけた本でも気にせず読み続けられます。(ふやけたやつは人に譲れませんがw)
「消費」するスタイルで「内容」を振り返るには?
本を「消費」していくスタイルだと、「内容」を振り返りたくなった時に困らないかと心配になりますよね。そこで実践しているのが、以下の方法です。
読書記録と気になったところのメモ
読んでいる時は常に、気になった箇所にポストイットでしおりをつけます(電車の中など、線を引くよりも手軽です)。デジタル本もオーディオブックも、しおり機能やマーキング機能を同じように活用します。

読書後、これらのしおりやマーキングを参照しながら、「この情報は残しておきたい!」と思ったものを自分でデジタルで文字起こしして文字データとして残します(Kindleにはマーキングをエクスポートできる機能がありますが、著者の意向により文字数制限がある場合もあります)。写真や図を残しておきたい場合はスマホで撮影します。
これらを自分だけが見られるクラウド上にアップロード。こうすることで、「自分が」引っかかったエッセンスとともに読書記録が溜まっていき、後から効率的に振り返ることができます。

しかし、正直なところ…
こうやって読書メモをしていても、実際に振り返ってメモを見直すのは半分以下です。でも、それで良いんです。なぜなら、本当にインパクトの大きかった本は「脳」に残っているからです。ある意味、それはすでに「身についている」ということ。
「この本、また読むかも?」と思って取っておいても、結局読み返さないことが多いと身をもって体感しました。振り返りたい時は自分の読書メモだけで大体満足できますし、どーーしても本全体を読み返したくなったらまた買えばいい、というスタンスにしています(そして、実際に買い直したことはほぼありません)。
最後に
いかがでしたでしょうか?これは私が長年かけて、自分に最適な方法を求めて自然と辿り着いた読書法です。本を読み終えたらポンと手放す感覚に、抵抗感がある方もいるかもしれません。紙の本自体を大切にしたいという意見も十分理解できますし、尊重したいです。ただ、私は前述の通り、「本の内容が一番大事」だと思っていること、そして物理的に本を増やせない環境で今のスタイルに落ち着きました。
また読書をテーマに記事をお届けできればと思います。もしあなたの読書スタイルや、本にまつわるエピソードがあれば、ぜひコメントで教えてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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