最終話:“はな”を迎えて、家族になった日
🧪「幸せって、こういうことなんだ」
毒親育ちで「家庭は怖い」と思っていた私が、夫と犬との暮らしの中で、初めて“家族の温度”を知ったお話。
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「最高の装備」で迎えた日
ケージ、クレート、ベッド、トイレ、
シーツ、フード、おもちゃ、湯たんぽ、
見守りカメラ、空気清浄機……。
そして謎の、丸太風クッション?笑
並んだ段ボールを見て、思わずつぶやく。
「これもう、私たちの家っていうより、“はなの住まい”だよね?」
夫とふたり、取説と格闘しながらワクワクして設置していく。

リビングが、じわじわ“はなの森”になっていくのを見て胸が高鳴った。
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“はな”、お迎え!

“はな”の実家は群馬のブリーダーさん。
姉妹の中でも「元気いっぱいでご飯をモリモリ食べる子」と紹介されたのが、”はな”だった。
実は最初、別の子をお迎えしようと思っていた。
でもブリーダーさんがひと言。
「共働きなら、この子の方がきっと安心ですよ。ご飯を食べない子だと、ずっと人がついてないといけないので」

その言葉に背中を押され、決心がついた。
「お名前は決まってますか?」
「はい。“はな”です!」
「“はなちゃん”ですね! あなたは今日から“はなちゃん”よ」
そう声をかけられた子犬は、遊ぶのを一瞬やめて、きょとんとこちらを見上げた。

「犬を飼いたい」と思い立ってから約3年。
はなの妄想が現実になった瞬間だった。
生後2ヶ月、ふわふわで小さな体。
私の手のひらに収まった瞬間、心臓の鼓動がトクトクと伝わってきて、胸の奥がぎゅっと熱くなる。
「”はな”って本当にいたんだ?伝説の生き物かと思ってた」つい変な感想を呟く私。
「本当だよね」と夫。笑
体重はたった500g。
予想よりずっと軽いのに、命の重みはずっしりと感じた。
「大切にするから、これから一緒に生きていこうね」

心の中でそう誓ったとき、長いあいだ私を縛ってきた“冷たい家庭の記憶”が、少しずつ遠ざかっていくように感じた。
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…でも、ここからが本当に大変だった。
伝説の生き物みたいに待ち望んでいた“はな”が、ついに我が家へ。
でも、その直後から始まったのは想像以上の試練の連続でした。
それでも、涙の先に見えたのは――初めて知った“家族の温度”。
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読んでくださるあなたにも、きっと“大切な存在のぬくもり”を思い出してもらえるはずです
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