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haruhi4565
人生は洗濯の連続 ①
地味で殺風景な部屋だ。女たちの制服のデザインはダサい。ついでに傍らで食事を摂っている母に出されているおかずも美味そうでない。それだけ知覚すると僕はすぐ眠りに落ちた。
「隣の大学病院にタレントの〇〇が入院したみたい」
女たちのカン高い声で目が覚めた。制服は白衣、彼女らは看護師と呼ばれるらしい。母がピクリとするのがわかった。
深夜の授乳の時間になっても母がトイレから戻らない。
「どうしました」
当直看護師が迎えに行った。
「苦しい。急にお腹が痛くなって」
顔色が紫だ。
「お願い、この子にミルクを、」
言い終えるとガクリと意識を失った。
「どうしましょう」
「仕方ないわ、隣の救急外来へ連れて行くしかないわね」
それは僕の人生最初のロンダリング(洗浄)だった。出生した小さな産院から有名大学病院に移りそこから退院した。
あのとき母は自分の母乳を僕に飲ませようとしなかった。まるで一時的にせよ有害な薬物でも服用していたかのように。
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