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蘇生試験 ②

 何度も見てしまう悪夢がある。なぜか漢字の書き取り試験を受けている。どうしても思い出せない文字に取り憑かれて思考が迷走している。その挙句全く別の答えを記入してしまうのだ。「ソセイ」と言えばあれだ。ソ我蝦夷あるいは毛人のソだよね? 入鹿のほうが有名で歴史参考書ではゴシック体になっていたはず。ソ州は確か江ソ省の省都だ。水の都と呼ばれ運河に沿って一見古風だけれどエンジンのついた船で反り返った橋をくぐると隣に陣取っていた奥様旅行者たちがベネチアのゴンドラならカンツォーネを歌うところよねえなどとベタな思い出話をしている。臥薪嘗胆でお馴染み呉王夫差を彷彿させる虎丘風致地区にも足を運んだ。魚を丸ごと揚げて目にプチトマトをあしらった料理も食べた。ソ我氏はやはり大陸から来たのだろうか? ソは確か乳製品を濃縮したものだ。ヨーグルトでもチーズでもないそうだ。紫ソのソ。あー、記憶は蘇らない。
ん? そうだ蘇生だったか、えっ、らんぞう?

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蘭三は初恋のひとの名前だ。


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