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下僕並べ ❷下世話編

「全国各地で不審な他県ナンバー車が目撃されているそうだ。近隣の住民はさぞかし不安だろうな。おっと今度は熊出没と被害発生のニュースか」
我が友人は悠然とパイプをくゆらせている。
「チッ、恐らく下っぱが下見の際に下手をしたのだろうよ」
一瞬わが耳を疑った。まるで他人事だ。かの三毛猫ホルムズの下僕とも思えない。
「どういう意味だね。まさか君が事件の首謀者だなんて言わないでくれたまえよ」友人の探偵は肩をすくめた。
「僕なんぞはごく末端さ。わが組織には閣下や猊下と呼ばれる方々も噛んでいる」おやおや。「ここだけの話だがね、下僕連盟の最終的な目標は、ポラリスを含む小熊座という名称を星座にも干支に入れなかった我々の推しである猫様座に改称させることなんだ。どう見たって柄杓は熊と呼ぶには尻尾が長すぎるだろう?」

飼い主地下組織が手下袖の下その他を駆使して下剋上を企てるも却下され三日天下に終わる下僕連座事件の幕開けだった。

フィクションです💦。

410字


こちらに参加しています。下世話とは『下』の出てくる世間の話で、前回の残り物を使ってふた皿目です。

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