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ほんわか台風 ②

「私が子どもだったころから台風はホンワカしていた」
女王の御言は幾通りかに解釈できました。
「台詞は風刺だけれど風刺よりも馬刺し」
「台無しだ風邪のせいで」
「台所で風水」
などなど。
要するに当時の民は誰も台風の何たるかを知らなかったのです。ではホンワカはどうでしょう? その意味は皆薄々気づいていたのです、「ホントウはワカくない」でしょう?と。ですがここで私は異論を唱えたい。ホンワカとは実はホンシュウからワカれた島のことです。そこは当時台風の通り道でした。ある年女王が風邪をひいて寝込んだときに運悪く台風が島を直撃したのです。臣下たちはキッチンで捌いた馬差しを台風に供えて暴風を鎮めようとしました。この国の名はこうした出来事からいくつかの文字を取ってそれらを組み合わせて作られているのです。やがて風はおさまり、風邪の収まった女王は冒頭の台詞を述べたのですが、結局国は治りませんでした。だってホンワカなんてしてませんからね台風。


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