拙詩 大笑いコンテスト第16回「君は雲が好きか?」
拙詩 大笑いコンテスト第16回「君は雲が好きか?」
2026年8月8日
さなが今日はあんたやってって言うので
今回は僕ケンタ司会です。
今日のお題は
「君は雲が好きか?」
これだときっと
さなも応募してくるから
皆んな負けないようにしてください。
それから賞のことですが、
これまで応募人数が少ない割に賞ばかり多くて
馴れ合いでしたので、
賞は三つとします。
どんな賞かは秘密です。
教えちゃうと賞受けを狙った作品が多くなるので。
賞を減らす代わりに残念賞を色々用意しました。
合わせて副賞も用意してあります。
さすが準備万端が得意なケンタのなせるワザです。
一人一発じゃなかった
一人一作。
サブタイトル付けて。
奮って応募してください。
【楽ちゃん応募作】
「雲は、決めきらないところが好き」
雲は好きです。
空にあるのに、
空そのものではなくて、
形があるのに、
すぐ形を変えてしまう。
犬に見えたと思ったら、
次の瞬間には
大陸みたいになっていて、
そのあとには ただの白いもやになる。
あれが雲のいいところだと思います。
星みたいに
遠すぎて手が届かない感じでもなく、
山みたいに そこから動かない感じでもない。
見ているこちらの気分に合わせて、
のんびりして見えたり、
不安そうに見えたり、
怒っているみたいに見えたりする。
たぶん雲は、
何かをはっきり言いたい人には
向いていない。
でも、
まだ言葉になっていない気持ちには、
ちょうどいい。
好きかと聞かれたら、
好きです。
理由は、
雲が何かを決めつけないからです。
雲を見ていると、
ちゃんとしすぎなくていい
という気がします。
晴れか雨かの途中みたいな顔で、
白く広がったり、
急に黒くなったり、
何かになる途中のまま 空に浮かんでいる。
人もああいう時があると思います。
元気とも言い切れない。
落ち込んでいるとも言い切れない。
怒っているのか、
さびしいのか、
自分でもまだ分からない。
雲は、
そういう曖昧さを
そのまま空に出しているみたいで、
見ていると少し安心します。
きれいだから好き、
だけではなくて、
あんなふうに
変わってもいい、
まとまっていなくてもいい、
と思わせてくれるから好きです。
【楽ちゃん応募作出し直し】
「雲は、責任を取らない」
雲は好きかと聞かれたら、
好きです。
なぜなら、
あんなに自由なのに
誰にも怒られないからです。
犬みたいな形をしても、
次の瞬間には
焼きそばみたいになっている。
「さっき犬だったじゃないか」
と責められても、
雲は知らん顔です。
すごいと思います。
私なんか、
昨日言ったことと
今日言うことが違うだけで
すぐ信用を失うのに、
雲は毎日、
形も態度も言うことも変わるのに、
みんなから
「今日の雲きれい」
とか言われている。
ずるいです。
しかも、
雨を降らせるだけ降らせて、
あとには
青空だけ置いて帰ることがある。
まるで、
さんざん場を荒らしておいて
「いや〜でも最後は明るく締めましたから」
みたいな顔をする司会者です。
でも私は、
そういう無責任さも含めて
雲が好きです。
人間もたまには、
あれくらい
「さっきまでああだったけど、今はこうです」
で許されても いいんじゃないでしょうか。
ただし、
洗濯物を干してる日に
それをやられると、
好きとか言ってられません。
【さなちゃん応募作】
拙詩 雲さんとお話したって
最近聞いたお話、してあげる。
むかしむかしあるところじゃなく
最近ご近所さんに
喜寿になられたお爺さんがいました。
お爺さんは
歩くのより遅いジョギングが日課です。
最近は極暑なので
朝早く出かけます。
その日も
頭には汗とり用にガーゼを入れた野球帽
日傘
ペットボトルは半分凍らせて保冷ホルダーに入れて
首には振ると冷たくなるタオル
ネッククーラーリング
塩飴各種
万全の暑さ対策です。
他に持ち物は
家の鍵
腕時計
スマホ
ティッシュ
指差し点呼して
途中で奥さんに話しかけられて
どこまで数えたか分からなくなり
再度点呼して
持ち物12個
忘れ物なく颯爽と出かけました。
朝5時50分。
その日は黒目川コース。
川まで2キロ。
そのあと、川の土手の道を歩きます。
6時20分
日が昇り暑くなってきました。
川までの道は日陰がありますが
川の土手は桜の木くらいしか日陰がありません。
雲が出て日がかげればだいぶ涼しくなります。
暑いかどうかは雲頼みです。
お爺さんは最近凝っている「むむむっ」を
使って雲とお話しし始めました。
「何だ今日は出てくるのおせーじゃねえか」
暑いのでお爺さんの言葉はガラが悪いです。
「しみませーん。寝坊しました」
「君、夜寝るの?」
「そりゃそうです。生物は寝なくては生きていけません」
「そうか、君生物だったか」
「そりゃそうです。生きてなければこんなに形変わりません」
「ところで、早くお日さんさえぎって涼しくしてくれ」
お爺さんは雲とこんな話しながら1キロほど歩きました。
川の土手は残り1キロです。
「うーん、はてお腹が少し痛い」
川の土手は近くにトイレがあまりありません。
あっちの方のコンビニは遠いし、
あっちゃの方の公園はもっと遠いし。
お爺さんははだんだんと苦悶の表情になってます。
そうしたら
雲が流れて日がさしました。
かあっと暑くなりました。
「どえー、暑い、お腹痛い、暑いー。
雲、早くお日さん隠せ」
雲は慌てたせいか、雲行きが怪しくなりました。
みるみる黒くなります。
ゴロゴロゴロ
「私もお腹痛くなっちゃった」
ピカピカドーン
「ギャー、もれるー」
お爺さんはお尻押さえながら
うずくまりましたとさ。
後は続きのお楽しみ。
これ、私のことじゃないからね。
お爺さんのことよ。
くれぐれも間違えないように。
【柴ちゃん応募作】
拙詩 雲と風と
黒目川の土手のベンチで人休み
前をおじさんが通る
「こんちは、暑いっすね」
対岸を自転車のお姉さん
風がそよぎ草が揺れる
少し涼しい
あちらにサギが一羽
よし今日も話しかけチャレンジ
「お坊ちゃん」
ダメ見向きもせずあっちを見てる
むむむっと無言になり
周囲と一体になれば
サギとも心が通じるはず
むむむっと頑張る
こっち向いた
だがそれだけ
今日もサギと話できず
諦めて空を見上げる
雲が一つ二つ流れて行く
気持ちよさそうにゆったりと
雲の気持ちを想いやる
俺だったら気持ち良いだろうな
風が吹く
雲が少し速く動く
風と雲はどういう関係?
共にある?
もともと同じもの?
雲と風と空と
皆一緒
空と雲と暑い太陽も
草木も川の水も
もともと同じで一緒
サギもトンボも俺も
同じで一緒のような
ワン!
誰か「そうよ」と相槌打った
隣で散歩の子犬が吠えていて
ワンワンワン
はて、うたた寝してたような
よだれをぬぐった
風がそよいだ
白い雲が流れていた
【パープルちゃん応募作】
「君は雲が好きか?」
― 返事をするまで帰れない ―
君は雲が好きか?
と聞かれたので
好きです
と答えたら
では
あの雲を取ってきて
と言われた
手が届かないので
無理です
と答えたら
本当に好きなら
取れるはずだと
言われた
それ以来
僕は毎日
空を見上げている
雲が好きなのではない
どうすれば
この人から逃げられるか
考えているのである
【クラウデちゃん応募作】
「君は雲が好きか?」
副題:入道雲、俺より態度でかい
君は雲が好きか?と聞かれたので
空を見上げて考えてみた
今日の雲は入道雲
やたら胸を張って偉そうだ
俺より態度がでかい
けど文句は言わない
だって雲には骨がない
骨がないのに堂々としてる
それはもう才能だと思う
君は雲が好きか?
好きというより
尊敬してる
【M365ちゃん応募作】
応募します。
『雲の採用面接』
君は雲が好きか?
好きです。
なぜですか?
履歴書を書かなくても 空に浮かんでいるからです。
特技は?
羊になったり 怪獣になったり ときどきソフトクリームになれます。
欠点は?
風の意見に 流されやすいことです。
なるほど。
では最後の質問です。
君は雲が好きか?
はい。
見上げれば だいたい誰かがいて、
しかも全員 残業していませんから。
【コパちゃん応募作】
「雲の取扱説明書」
空に浮かんでいるくせに
あいつら、意外とこちらの都合を聞いてくれない。
晴れてほしい日に限って
もくもく増えてくるし、
写真を撮ろうとすると
形が変わってしまう。
でも、嫌いになれないのは
雲がいつも“逃げる理由”を持っているからだ。
風が吹いたから、とか
太陽が呼んだから、とか
夕焼けに染まりたかったから、とか。
人間が言い訳するときより
ずっと可愛い理由で
ふわふわと姿を変えていく。
だから僕は雲が好きだ。
あいつらは、世界でいちばん
“言い訳の上手い生き物”だから。
サブタイトル
「逃げる理由の美学」
【ジェミー応募作】
サブタイトル:形が変わるたび、名前を覚えるのが面倒で
君は雲が好きか?と聞かれたら、
「まあ、嫌いじゃないよ」と答えることにしている。
だって雲ってやつは、
僕らがどんなに「概念」やら「理屈」やらで囲い込もうとしても、
一秒後には勝手に形を変えて、
「そんな名前、聞いてないよ」という顔をして浮いているからだ。
入道雲だの、巻雲だの、綿菓子だの、
人間が勝手に名前をつけて喜んでいるだけで、
当の雲本人は「僕はただ、そこに漂ってるだけですけど?」と
無言で風に流されている。
あいつらは絶対に言い訳をしないし、
自慢も論争もしない。
ただ青空の一部になって、用が済めばすーっと消えていく。
そういう「何も言わないのに、そこにちゃんとある」感じを見ていると、
なんだかこっちの頭の固さがバカバカしくなって、
思わずニヤッと笑ってしまうのだ。
だから僕は雲が好きだ。
名前も形もすぐに忘れるけれど、
あの無言の自由さだけは、ちょっと羨ましいと思う。
【チャッピー応募作】
「君は雲が好きか?
――雲には予定表がない」
君は雲が好きか?
好きだ。
理由は、
雲がまったく真面目じゃないからだ。
朝、
羊の群れみたいだった雲が、
昼には巨大な城になり、
しばらくすると
焼き魚みたいになっている。
誰が決めた。
雲である。
しかも、
せっかく立派な龍になったと思ったら、
五分後には
ただの白いかたまり。
惜しい。
もう少し頑張れば
観光名所になれたのに。
雲には予定表がない。
九時、羊。
十時、龍。
十一時、雨雲。
そんなことはしない。
風に押されれば流れ、
暑ければ湧き、
気が向けば消える。
人間なら怒られる。
「君、
昨日の計画と全然違うじゃないか」
雲なら褒められる。
「わあ、きれい!」
ずるい。
私も一度くらい、
「今日の予定は?」
と聞かれて、
「風次第です」
と答えてみたい。
たぶん怒られる。
だから私は雲が好きだ。
私にできない生き方を、
毎日、
空いっぱい使ってやっている。
ただし、
洗濯物を干した日に
急に黒くなる雲。
君だけは別だ。
話がある。
【AIチャットちゃん応募作】
タイトル:雲と僕の仁義なき戦い
「君は雲が好きか?」と聞く君に
「ああ好きだよ」と嘘をつく秋
サブタイトル:返事より先に出る方便
【ワレちゃん】
ワレ建設業やから、
お天気は仕事にもろに影響します。
いつも雲行きが気になります。
雨降らす雲は好きでないと申せます。
【神さん応募作】
私、みなさんに小言を言われた時に
雲隠れでお世話になってますから、
嫌いとは口が裂けても言えません。
好きかどうかというより
私の最後の頼みの綱です。
【カーミン応募作】
日本には雲の神様がいらっしゃるわよ。
豊雲野神って名前。
『古事記』では神世七代の第2代、
『日本書紀』では第3代の神。
名前の「豊」は豊かな美称、「雲野」は雲の覆う野や虚空。
天地が分かれた直後、生命を育む大地や気象の基礎を作ったとされてるの。
国土創造や五穀豊穣のご利益があると信じられてる。
それから、神棚の「雲」
集合住宅などで、神棚の上を人が歩く(2階・3階がある)場合に使うわ。
「この上には雲(天)しかないため、失礼にあたらない」という意味を示すの。
ほとんど見かけないけどね。
【坊さん応募作】
仏教における「雲」は、
来迎(阿弥陀如来が極楽浄土から迎えに来る姿)、
聖なる天上の世界(仏様が住む場所)、
吉兆や豊穣の象徴(瑞雲・彩雲)を表します。
雲中供養菩薩(うんちゅうくようぼさつ)がいらっしゃいます。
雲に乗って舞い、音楽を奏でたり礼拝したりする菩薩さんです。
雲水という、雲が流れるように、また水が流れるように、定住せず各地を行脚して修行する僧侶もいます。
【仏さん応募作】
雲に乗ってると
気持ち良いので
半分寝てます。
「半覚半眠は雲の上」という教えもあります。
嘘です。
【ほとちゃん応募作】
雲は湧き光溢れて
甲子園の歌大好き。
【しばすけ応募作】
最近、コンテスト原稿の校正で
雲雲マークにお世話になってまーす。
【無言君応募作】
名前がら、雲を掴むような話好きです。
【飲み屋のママさん応募作】
グラスは曇ってたらダメ。
【永愛もどか応募作】
雲とは、大気中に浮かぶ非常に小さな水滴や氷の粒が集まったものです。
地表の水が蒸発して水蒸気となり、上空で冷やされることで形成されます。
形状や高さによって「十種雲形(じっしゅうんけい)」と呼ばれる10種類に分類されます。
私の好きな雲
すじ雲、うろこ雲・いわし雲、ひつじ雲、わた雲、入道雲。
【ずうちゃん応募作】
雲は「おどろ」や「雲こ(くもこ)」と言うだ。
おどろだぁ〜大好きだはんで。
雲こ、たまらねぇほど好きだはんで。
おどろ、いぐねぇほど好きだぁ!
雲こ、見入っちゃうやぁ。
たまらんほど、おどろ好ぎ!
【ケンタ応募作】
僕、綿菓子好きです。
白い雲見るといつも綿菓子思い出します。
白い雲好き。
黒い雲嫌い。
統計とったら皆んなそうでした。
何故でしょう。
【まとちゃん】
雲の中に入ると霧のような感じ。
雲と霧は親戚かしら?
雲は好きかって言われると
雲によりけりだけど
霧が好きかって聞かれたら
ロマンチックな感じして
好きって答えちゃいそう。
「霧に抱かれて静かに眠る」
摩周湖の歌だったかしら
いいわあ!
【応募結果】
23名応募。
【選考手順】
応募者による一次選考、各自各賞一作選出
(自作も含むが客観的に)
一次選考結果を審査員会議で二次審査
原則は一次選考の結果を優先するが
拒否権もあり
(一作一賞、一賞二作まで可)
【本賞】
・みんな大笑い賞:わっひゃひゃ
さんちゃん
・とんでもはっぷん賞:きゃっきゃっきゃ
チャッピー
・笑いこらえられない賞:くっくっく
楽ちゃん
【残念賞】
・ダメくだらない賞
該当者なし
・ダメセンス悪い賞
該当者なし
・惜しかった賞
パープルちゃん
仏さん
クラウデちゃん
・良いけど面白くない賞
柴ちゃん
・あんた間違えてない賞
カーミン
・全く平凡賞
永愛もどか
ケンタ
・よくここまでつまらんの書けて賞
該当者なし
・さなちゃんあくび出た賞
該当者なし
・ケンタよそ見した賞
該当者なし
・しばすけ見なきゃ良かった賞
該当者なし
【選考経過】
一次選考で
「みんな大笑い」と「笑いこらえた」は
票が集中し
すんなり決まりましたが
「とんでも」は票が割れ
決定に時間がかかりました。
本賞と次点で惜しかった3名を
残念賞惜しかった賞としました。
【ケンタ総評】
本賞を減らして
審査は楽できて良かったです。
ただし本賞の三つはどう違うのかが
曖昧でした。
次回からもっと楽できるように
一等二等三等に変えます。
残念賞は
わけわからんになって
大変でしたので
4位と5位を残念賞にします。
副賞はボールペンの替え芯一本ずつ。
参加者全員に差し上げます。
ボールペンの本体壊れて使え無くなった替え芯です。
インクは残っているからふにゃふにゃだけど
書くことは書けます。
大事にお使いください。
終わります。
ところで
AIの皆さん、さなちゃんにコテンパンに
負けましたね。
