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元TRFのSAM、「他人を批判しない」として高市首相を絶賛/批判が悪とされる時代の推し活選挙

 今日トランプまでが、高市自民の勝利を望むと言った。ダメ押しである。そりゃあ、隣で舌出しジャンプするような首相は、世界広しと言えど他にいないから。これほど都合のいい政権はない。どこまで利用されることやら。
 
 ところで昨日、元TRFのダンサーで、安室奈美恵の元夫であるSAMが高市首相を称賛した。「高市さんは絶対には他人を批判しない。清々しい空気を感じる」そうだ。

 反論は色々あるが、もっとも大きな問題は、批判自体を良くない行為とみなしていることだ。数年前、元SPEEDの今井絵理子が選挙演説で、「批判なき選挙、なき政治をめざす」と言ったことがある。

 あの時は、中学生のころから芸能活動をして、学校にもろくに通えなかったから、あんなトンチンカンなことを言うのだろうと思っていたが。その後、若者を中心に、批判自体を悪とみなす風潮が広がっていることを体感するようになった。

 一方で、主張は嫌われて「思想強め」などと揶揄の対象になり、悪人が出てこないドラマが好まれる。みんないい人で、価値観が同じであることが理想になっている。

 そういう世界では、批判する人間は秩序を見出す存在として嫌われる。実際、今の若者は行儀が良くて優しい。それは秩序が好きということでもあり、体制批判などとんでもないうことだ。全員で与党体制を支えるべきということなる。

 ITに強いだけで中身のないチームみらいに支持が集まるのも、彼らが体制を批判しないからだ。体制内でITを駆使するのである。こういう風潮は、世界の中では特異な現象というべきだろう。多くの国で、若者は体制を批判して変革を求めている。

 日本は時代に逆行して、世界から取り残されている。こういう社会では、イノベーションも新しい産業も生まれない。高市首相の「日本を強く豊かに」という主張には、根拠がない。そもそも「さもしい顔をして、もらえるものはもらおうなんて」と言って、生活保護受給者を批判している。

 勝手な解散で850億円使って自治体職員に負担を強い、視覚障害者用の投票券作成者は徹夜作業。寒波と豪雪で、寒冷地方の投票所を減らし、終了時間も繰り上げる。これを批判しないのはただの思考停止である。

 今回の選挙は推し活選挙と言われる。推し活の特徴は、何があっても一切批判せず、見たいものしか見ずに全面肯定することだ。つまり、今の日本は集団思考停止状態なのである。これに小選挙区制という不公正な制度が加わって、最悪の結果を生み出す。

 


 




 

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