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服装が語っている/高市首相は家父長制から抜け出せない

 『人は見た目が9割』という本があった。外見至上主義的な匂いがして嫌だなと思ったものだ。しかし別の意味で、これは真実だろうと思う。いや真実だ。

 高齢者を見てもわかる。髪や服装に気を遣っている人は気も若い。医者が言うには、そういう人は認知症にもなりにくいという。一般に服装の選択肢が多い人は考えも柔軟だ。

 そして高市首相である。いつもスーツに真珠のネックレスで、あまりにも古い。成果を発表するときは白いスーツを着用するし、きちんとしているのだが。いつもきちんとしているだけで、パターンが変わらないのだ。

 今回の地震に際しても、いつも通りの服装で記者会見をしていた。あからさまな防災ファッションにする必要はないが、いつも通りの真珠のネックレスはやめた方が良かったのでは。

 臨機応変に対応できない人だということがわかる。現実認識に問題があるのだろう。先日発表した「骨太の方針」も、日本の現実を全く理解していないような内容だった。高市首相の言動は、いつもどこかズレているのだ。

 自民党という家父長制の中で生き抜くために、あの服装を通すしかなかったのだろう。一年生議員として国会で初めて質問した時、過去を認めた村山首相に噛みついたことは有名だが。あの時は真っ赤なスーツに真っ赤な口紅だった。

 時代背景を考えると、それもありだと思うが、色を変えただけで結局そのままの服装なのである。自民党の女性議員は、スカートにパンプスしか許されないという。そして最高権力者になっても、その殻を破ることができない。女性天皇も否定したし、考えてみたら、初の女性首相として何も新しいことをしていない。

 服装を変えるということは、価値観も生き方も変えるということだ。日本初の女性首相は家父長制から抜け出せない、抜け出す気がないということを服装が示している。

 高市首相の岩盤支持層は、50代60代の女性と極右的男性だと言われている。ということは、50代60代の女性ではまだ、家父長制を肯定する割合が多いということなのだろうか。

 スタイリストが無能なのかも知れないが、首相なのに言いなりとは。あのワンパターンからは、自説を曲げない頑なな人という印象を受ける。記者会見での柔軟なやり取りや、周囲の助言を聞くということが苦手なのだろう。服装はそういう内面まで見せてしまう。

 


 

 

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